ザ・ブルーハーツ / 1000のバイオリン
![]() | STICK OUT THE BLUE HEARTS |
アンコールのアンコール。
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♪1000のバイオリン
ヒマラヤほどの
消しゴムひとつ
楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどの
ペンを片手に
おもしろいことをたくさんしたい
夜の扉を開けて行こう
支配者たちはイビキをかいてる
何度でも夏の匂いを嗅ごう
危ない橋を渡って来たんだ
夜の金網をくぐり抜け
今しか見る事ができないものや
ハックルベリーに会いに行く
台無しにした昨日は帳消しだ
揺りかごから墓場まで
馬鹿野郎がついて回る
1000のバイオリンが響く
道なき道をブッ飛ばす
誰かに金を貸してた気がする
そんなことはもうどうでもいいんだ
思い出は熱いトタン屋根の上
アイスクリームみたいに溶けてった
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しいことをたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろいことをたくさんしたい
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【架空インタビュー】
− :ブログを一旦終了するのはどういうわけですか?
GB:書きたいことはひととおり書いたのかな、という気がしたんです。
− :書きたいこと、って?
GB:十代半ばの頃からいろんな音楽やミュージシャンに刺激を受けてきて、ロックンロールやブルースは、親よりも学校の先生よりも小説や映画よりもはるかにたくさんのことを教えてくれたというか、今の自分自身の基礎を良くも悪くも作ってきてくれた気がするのです。で、40歳という節目、まぁ人生の折り返し地点とも言うべき歳になるのを機に、今まで音楽を聴きながら感じたことやその時々の自分自身の姿なんかを書いたりしながら、過去の自分を照らしてみることで今の自分やこれからの自分のすすむべき方向が見えてくるんじゃないか、と。まぁ大袈裟に言えばそういうこと。
− :(確かに大袈裟だと思いつつ)音楽について書くことで自分自身を見つめなおしてみよう、と?
GB:まぁ、まぁ(大上段に言いすぎたと少し照れつつ)。
− :「これは歴史的名盤だ。」だとか「このアルバムが大好きです。」とか「この曲のここのギターソロがたまらん。」とかいうことを書きたかったわけじゃない、ということですね?
GB:うん、それから、できるだけ音楽評論家的にでもなく、ということも。あくまでも個人的な視点で僕自身に起きたことや考えたこと、関わってきた友人たちのことを、好きな音楽の力を借りて書き留めておきたかった、ということ。
− :もう書くことがなくなった?
GB:いろんな思いが蓄積していたから、吐き出すように一気に書いた。自分の「過去」については一旦出し尽くしたから、「今までの自分編」として一度完結しておくのがいいのかな、と。書くことで自分の過ごしてきた日々に何らかの意味づけをすることができたと思っています。思春期の頃の自分と今の自分がちゃんとつながった感じ。
−:そういうもんですか。
GB:一通り振り返ってみたのだからそろそろ次へ行かないと。書くテーマはきっとこれからも湧いてくるんだろうけれど、無理して書くと、だんだんとネタ探しにロクに聴いてもいないようなモノを取り上げるようになったりとか、本当に思いもしないことをデタラメに書くようになってしまうんじゃないか、みたいな気がしたし、でなきゃ繰り返し同じこと書いてしまいそうだし。勇気を持って終わらせる時期なのかな、と。そんな気がしてきたんです。
− :なるほど。
GB:それにしても「音楽」っていうのは不思議なものだと思います。
ただの「音の集合体」がある条件の下で意味を持つ不思議。他の動物が音楽を音楽として認知しているか雑音としてしか認知していないかはわからないけれど、人間だけが感じることができて、表現することができる行為だと思うのです。絵画や文章などよりもダイレクトに脳味噌や心や体に直接働きかけてある種の作用をする、もっとも根源的な表現だと。
音楽に限らずいわゆる「芸術」というものは、食べたり眠ったりという生き物としての生命維持にはなんの必要もない行為なのに、人間としての生きるためにはやはり欠かせない。そういうものがなければただの生き物になってしまう気がする。不思議ですよね。たぶん、人は何かを表現したいという欲求を多かれ少なかれ必ず持っているし、人が表現したものを得ることで何かを満たしている。とすれば、その欲求こそが、人を人たらしめている大きな要素なのかもしれないと思ったりします。
ありがとうございました。
また別の機会にお会いしましょう。
RCサクセション / すべてはALRIGHT(YA BABY)
![]() | ハートのエース RCサクセション 1985 |
アンコール。
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♪すべてはALRIGHT
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
夢を見るのは 悪いことじゃない
コトをあせり過ぎちゃダメさ
ちょっとだけ 時間の流れが
きみをじらしてるだけさ
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
頭ごなしに 笑われても
うぬぼれて踊ってりゃEのさ
とつぜんの 贈り物を
受けとるときがきっとくるさ
なぜ? 母のない子のような
なぜ? こんな胸さわぎ
叫んでも
閉じこもっても
Oh,涙をふいてBABY
もっと強く 抱いて
気分を出して その気になって
コトに立ち向かうしかないぜ
大丈夫さ うまくやるさ
すべては始まったばかりさ
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
すべてはALRIGHT YA BABY
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すべてはALRIGHT。
キヨシローが言うとおり、気分を出して その気になって、コトに立ち向かうしかないんだもの。
大丈夫、うまくやるさ。
まずはそう言って見るもんだ。
でなきゃ、何にも始まらない。
Stevie Wonder / A Place in the Sun
![]() | Down to Earth Stevie Wonder 1966 |
このブログを書こうと思い立ったのは、40歳を前にした秋だった。
人生の折り返し点である40歳を迎えるにあたって、今まで自分が過ごしてきた日々を振り返り、その断片の色んな思いを整理おきたい、と思ったのだ。その時々の思いが今の自分にどうつながっていったのか、或いは今の自分から見てその時々の思いをどう解釈するのか…を、ロックを中心に、大好きな音楽に託して書いてみたいと思ったのだ。
40年のうち、思春期以降の25年以上、音楽は常に自分自身を形成する大きな要素だった。モノの考え方やスタンスに一番大きな影響を受けたのは、音楽のビートであり、音色であり、言葉やメッセージだった。そこで、自分自身の人となりにそれなりの影響を与えたであろう音楽を、自分勝手に切り取ってきては、自分勝手な理屈をねじこみながら書いた。それは、とても楽しい作業だった、と同時に、自分自身と真正面から向き合うしんどい作業でもあり、いずれにしてもエネルギーの要る作業だった。
お陰さまでたくさんの方が訪れてくれて、たくさんの同じような思いで音楽を心の糧にしながら日々悪戦苦闘している同志とでもいいたいような方々にも巡りあえたと思ってはいるのだけれど、ここらでしばらくの間充電期間に入りたいと考えました。
今までどうもありがとう。
また近いうちに、別のフォーマットで、もう少し気楽に、毎日の出来事を書いてゆきたいと思っています。
スティーヴィー・ワンダーの『太陽のあたる場所』。
僕が母の胎内に生命を宿した年に歌われたいわゆる人生への賛歌。
陽のあたる場所は、そこに確かにある。
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Like a long lonely stream
I keep runnin' towards a dream
Movin' on, movin' on
Like a branch on a tree
I keep reachin' to be free
Movin' on, movin' on
'Cause there's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone
Where my poor restless heart's gotta run
There's a place in the sun
And before my life is done
Got to find me a place in the sun
Like an old dusty road
I get weary from the load
Movin' on, movin' on
Like this tired troubled earth
I've been rollin' since my birth
Movin' on, movin' on
There's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone
Where my poor restless heart's gotta run
There's a place in the sun
And before my life is done
Got to find me a place in the sun
You know when times are bad
And you're feeling sad
I want you to always remember
Yes, there's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone
Where my poor restless heart's gotta run
There's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone
Where my poor restless heart's gotta run
There's a place in the sun
Where there's hope for ev'ryone...
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ささやかな小川の流れように
私は夢に向かって走り続けてきたのです
ただひたすらに
木に揺れる小枝のように
自由に手を伸ばし続けてきたのです
ただひたすらに
陽のあたる場所がそこに確かにあるから
それは全ての人々にとっての希望
このみじめな心が高鳴る場所
陽のあたる場所がそこに確かにあるから
命が尽きるまでに
それを見つけさせてほしいのです
古く埃っぽい道のように
神に見放され疲れ果てていたのです
ただ動き続け 働き続け
この疲弊し荒れ果てた大地のように
生まれてからずっと転がり続けてきたのです
ただ動き続け 働き続け
けれど、陽のあたる場所がそこに確かにあるから
それは全ての人々にとっての希望
このみじめな心が高鳴る場所
陽のあたる場所がそこに確かにあるから
命が尽きるまでに
それを見つけさせてほしいのです
もしあなたが最悪だと思う時
そしてとても悲しい時
どうか思い出してほしいのです
陽のあたる場所がそこに確かにあるから
それは全ての人々にとっての希望
このみじめな心が高鳴る場所
陽のあたる場所がそこに確かにあるから
陽のあたる場所はそこに確かにあるのだから
上々颱風 / Let it be
![]() | 上々颱風2 上々颱風 |
♪Let It Be
いつでも神様が見つめているよ
だから泣かないで
Let it be
そうさ神様がきっと笑っているよ
涙をお拭きよ
Let it be
Let it be,Let it be,Let it be,Let it be,
不思議な言葉 Let it be,Let it be
夜が暗くて一人ぼっちでも
もう泣かないで
Let it be
どこかで誰かがきっと待っている
あなたを待っている
Let it be
Let it be,Let it be,Let it be,Let it be,
不思議な言葉 Let it be,Let it be
いつでも神様の素敵なMUSIC
聴こえてくるよ
Let it be
そうさ神様の素敵なMUSIC
踊り明かそうよ
Let it be
Let it be,Let it be,Let it be,Let it be,
不思議な言葉 Let it be,Let it be
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神様だの宗教だのといった言葉には抵抗感がある。オウム真理教を持ち出すまでもなく、神様や宗教の名前の元に、弱い人の心につけこんで人を組織し支配しようとする危うさを感じてしまうからだ。
ならば神様の存在に否定的かというと、そうでもない。神様はいる。ただし実在はしない。
“God is a Concept-神とは概念だ-”、とジョン・レノンが歌ったとおり、「神様」とは、自分たちの社会を律するために、或いは自分自身を律したり弱さを救済したりするために、人間が考え出したひとつのシステムなのだと思う。生きていること、生かされていることへの感謝や怖れが、神様の名で呼ばれ、また時には別の名で呼ばれ、それぞれの人の心の中にいる。大昔から人はそうやって生きてきたし、どうにもならない悲しみを神様に嘆き、環境に委ねるしかない自然の恵みを神様に感謝してきた。その属する集団の神様にそのようなことを表明する儀式が、いわば祀るという行為、=「お祭り」なのだ。そして、お祭りに音楽は欠かせない。
上々颱風の音楽は、お祭りミュージック。ビートルズの“Let it be”も彼等にかかればこんなアジアンなダンス・ミュージックになってしまう。
あるがままに。なすがままに。
どっちにしても自分の力でどうにもならないことならば、とりあえずは踊ってしまうしかないのだから。
佐野元春 / グッドバイからはじめよう
![]() | No Damage 佐野元春 1984 |
1984年の3月。このシングル「グッドバイからはじめよう」と、『ナイアガラトライアングルVOL.2』を含む過去4枚のアルバムからピックアップされたベスト盤『No Damage』を発表して、佐野元春はニューヨークへ旅立ってしまった。『SOMEDAY』がじわじわとブレイクし、『SOMEDAY』を聴いた誰もが過去の2枚のアルバムを買い求め、それでも飽き足らず、一日も早く次のツアーとアルバムを待ち望んでいた、そんな時期だったにもかかわらず。
そして佐野さんは、一度は確立された自分のフォーマット〜街で起きる色んな出来事に揺れる少年少女のイノセントな気持ちを第三人称で歌う〜をこのベストアルバムにパッケージして、敢えて捨てた。
一度完成されたフォーマットを敢えて捨てる。それはとても勇気の要ることだったと思う。その線で売れば少なくとも安定した地位が手に入ったはずなのだから。
けど、佐野さんのやりたかったことは、時代に飽きられるまで与えられた役割を演じ続けるポップスターや、手癖でひょいひょいとポップソングを量産する音楽屋さんではなかった。だからこそ、まだまだ転がり続けていく自分自身をそうそう容易く規定されてしまうべきではないと思ったのだろう。きっと、このままいけば自分がたどり着きたい場所とは違う場所にたどり着いてしまうと思ったのだろう。
自分自身の在りたい姿に忠実であること。
それはロックンロールな生き方の大前提だ。
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ちょうど波のように
さよならが来ました
言葉は もう何もいらない
ただ見送るだけ
遠く離れる者
ここに残る者
僕が決めても かまわないなら
何も言わないけれど
どうして あなたは
そんなに 手を振るのだろう
僕の手は ポケットの中なのに
ちょうど波のように
さよならが来ました
言葉は もう何もいらない
ただ見送るだけ
どうして あなたは
遠くに 去って行くのだろう
僕の手は ポケットの中なのに
ちょうど波のように
さよならが来ました
あなたは よくこう言っていた
終わりは はじまり
終わりは はじまり
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個人的なことだけれど、このところ、自分自身を取り巻くいろんなことが、いわゆるひとつの節目を迎えようとしていると感じている。そろそろ次のステージへ移るべき時が来ているようだ。
それはある時期の終わりだけれど、次の時期の始まりでもある、ということ。
佐野さんが歌ったとおりだ。
The Beatles / Real Love
![]() | Real Love The Beatles |
♪Real Love
All my little plans and schemes,
Lost like some forgotten dreams.
Seems that all I really was doing
Was waiting for you.
Just like little girls and boys
Playing with their little toys,
Seems like all they really were doing
Was waiting for love.
Don't need to be alone.
No need to be alone.
It's real love.
It's real.
Yes, it's real love.
It's real.
From this moment on I know
Exactly where my life will go.
Seems that all I really was doing
Was waiting for love.
Don't need to be afraid.
No need to be afraid.
It's real love.
It's real.
Yes, it's real love.
It's real.
Thought I'd been in love before,
But in my heart I wanted more.
Seems like all I really was doing
Was waiting for you.
Don't need to be alone.
Don't need to be alone.
It's real love.
It's real.
It's real love.
It's real.
Yes, it's real love.
It's real.
It's real love.
It's real.
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僕が思い描いていたことなんて
もう忘れてしまった夢みたいなもので
僕のしてきたことはすべて
あなたに出会うためのものだったみたいだ
まるで小さな子どもが
小さなおもちゃで遊ぶみたいにして
僕らがやってきたことは
この愛を待ち続けること
もう決してひとりぼっちじゃない
もう決して孤独なんかじゃない
それが今ここににある愛
それは確かに今ここにある
僕の人生の行き先の
そのひとつひとつがはっきりと見える
まるでこの愛をずっと待っているために
今までを過ごしてきたみたいな気がする
もう何も怖がることはない
もう何も怖がることなんてないんだから
それが今ここににある愛
それは確かに今ここにある
恋に落ちたことはあるけれど
僕の心はもっと何かを必要としていたんだ
まるであなたをずっと待っているために
今までを過ごしてきたみたいな気がする
もう決してひとりぼっちじゃない
もう決して孤独なんかじゃない
それが今ここににある愛
それは確かに今ここにある
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1996年に発表された、ビートルズの最後のシングル曲“Real Love”。
ジョンが撃たれる前に遺していたデモ・テープに、ポール、ジョージ、リンゴがバックを付けなおしたこの作品をビートルズの作品と呼んでいいのかはともかく、いかにもジョンらしいラブソングだ。
幼い頃に母親に捨てられ、スーパースターになってからはあらゆる種類の嘘や裏切りや妬みに直面してきたジョンは、自分自身をありのまま受け止めてくれる誰かが必要だったのだろう。
この曲の日本語訳ではだいたいが“Real Love”を「真実の愛」と訳しているけれど、「真実の愛」って言葉はどうもうそ臭い気がする。じゃあ、真実じゃない愛って一体何なんだ?誰かを愛する、という気持ちそのものは何であれ真実の感情だろう?とかみつきたくなるのだ。
ジョンが“True Love”じゃなくあえて“Real Love”としたのは意図したものだと思う。言葉のニュアンスとしては、“True”はやや観念的で、正解か不正解かということを問うている言葉。“Real”は、より実体を伴って確かに目の前にある、感触がある、要はモノとして確かにあるのかないのかを表す言葉。何が“True”なのかは考え方によって変わるけれど、“Real”はそこにあるかないかなのでどんな考え方であれ変わらない。
そんな違いがあると考えて、「今ここにある愛」と訳してみたものの、正直もう少しやわらかくフィットする言葉があればいいと思ってはいるのだが。
ちなみに“リアル・ラヴ”で検索してみると、出会い系サイトやら風俗店の情報がたくさんでてきた。孤独な現代人のためのリアル・ラヴ。それはそれであながち間違いではないのかもしれないと思いつつ、リアル=実体がある=肉体的行為、ではないだろう、それはあまりにも安直じゃないのか、と。
ジョンが歌おうとした“Real Love”は、心の奥底から理解しあい、お互いを必要としあう心の実在、その延長上にお互いを体で確かめあう愛を含めての“Real Love”。そして、そんな“Real Love”に巡りあう事ができたとしたら、それは何であれ最高に素敵なことだと思う。
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Real Love - John Lennon (Original Take)
The Beatles / Across the Universe
![]() | Let It Be The Beatles 1970 |
♪Across the Universe
Words are flowing out like endless rain into a paper cup,
They slither wildly as they slip away across the universe
Pools of sorrow, waves of joy are drifting through my open mind,
Possessing and caressing me.
Jai guru deva, om
Nothing's gonna change my world,
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Images of broken light which dance before me like a million eyes,
They call me on and on across the universe,
Thoughts meander like a restless wind inside a letter box
They tumble blindly as they make their way
Across the universe
Jai guru deva, om,
Nothing's gonna change my world,
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Sounds of laughter shades of life are ringing
Through my opened ears inciting and inviting me
Limitless undying Love which shines around me like a
million suns, It calls me on and on
Across the universe
Jai guru deva, om,
Nothing's gonna change my world,
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
Jai guru deva
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言葉はまるで止むことのない雨のように紙コップの中に降り注ぐ
それらはすっと通り過ぎこぼれ落ちてゆきながら
宇宙を横切っていったんだ
悲しみの貯水槽から歓びの波動が広がって
開かれた僕の心を漂いながら通り抜けていく
僕を取り込んで慰めを与えてくれる
Jai Guru Devea Om.
何も僕の世界を変えることなど出来はしない
僕の世界は何ものにも変えられない
砕けた光の残像が百万もの瞳のように僕の前でキラキラしている
宇宙を横切ってそいつが僕を呼んでいる
郵便受けの中で吹き荒れる風のように
思考は曲がりくねってどこへもたどり着かないまま
それはやがて激しく揺らいで宇宙を横切ってゆくんだ
Jai Guru Devea Om.
何も僕の世界を変えることなど出来はしない
僕の世界は何ものにも変えられない
地球の隅っこで響く笑い声が
僕の塞ぐことのできない耳の中で鳴り響き
僕を刺激し、僕を誘ってゆく
百万もの太陽のように光り輝く無限不滅の愛
それが宇宙を横切って僕を呼び続けている
Jai Guru Devea Om.
何も僕の世界を変えることなど出来はしない
僕の世界は何ものにも変えられない
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あの凍てつくような寒さはどこへやら、すっかり暖かい春の陽気が続く。自分の生まれた春という季節はとても大好きな季節、なのだけれど、この時期は毎年花粉症にうんざりさせられる。くしゃみと鼻づまりと目のかゆみが僕からまともな思考や感覚を奪っていくのだ。
今日は花粉がきつかった。鼻づまりのぼおっとした頭でウォークマンで朝からリピートしていたのは、“アクロス・ザ・ユニヴァース”。深遠で哲学的なイメージをかもし出す歌詞から、松尾芭蕉の俳句に影響を受けて書いただとか、東洋哲学に憧れて旅したインドで出合った導師の影響を受けたメッセージだとか云われ、いろんな深読みの解釈が多数存在するこの歌。どこかこの世の外から歌っているような不思議な浮遊感と、不思議な力強さを湛えていて、目を閉じて聴いていると、まるで宇宙空間から青い地球を眺めているような気分になる。
学生の頃、友人の下宿で酒を酌み交わしてはいろんな下らない話をした。とりとめのないいろんな話題はどんどん広がって、やがていつも“人は何故生きるのか、人生の目的は何なのか”というところに行き着き、それはやがて、宇宙の神秘や生命の不思議や今自分が生きていることの奇跡、なんて話しにたどり着くのだった。
ある夜、ある友人がいつものようなうだ話の末にこんなことを言った。
「宇宙は135億年前にビッグバンによって誕生しただとか、宇宙は今も膨張をし続けているとか言われたところでそれが何を意味するのかまったく理解できん。でも、俺の宇宙は俺の中にある。俺が死んだら俺の宇宙は消滅する。だから俺の宇宙は宇宙の中でたった一つの宇宙なのだ。」、と。
うがった言い方をすればそれは単なる屁理屈だ。けど、考えれば考えるほど自分の存在がいかに小さく泡沫のような存在なのか、と思えてならなかった僕にとって、それは目からウロコが落ちるような言葉だった。
ジョン・レノンがこの歌で歌っていたのも、きっとそんなことだったような気がする。
何であれ、俺の存在は俺自身のものだ。
誰が何て言ったって俺は俺の人生を生きているのだ。
だから俺の世界を変えることが出来るものなど何もない。
俺の世界を変えることが出来るのは俺自身だけなのだ、と。
“Nothing's gonna change my world. ”という言葉に込められた強い意志。
諦念や絶望とも、能天気な根拠のない希望とも違う、今在ることへの強い肯定の意志。
それを持つためならば、屁理屈大歓迎だ。
特に、花粉症で思考や感覚が麻痺しそうなこんな日には。
Stills-Young Band / Long May You Run
![]() | 太陽への旅路 Stills-Young band |
なんだかんだで10年乗った車を買い替えることになった。まだガタは来ていないのだけれど、ずいぶんあちこちが綻びつつあるのは確かだ。
初めて車を買ったのはまだ学生の時。アルバイト先の兄貴分が世話してくれた8年落ちくらいの真っ赤なシティ・ターボ、もちろんアルバイトで貯めたお金で買った。
アルバイトがはけてから思い立ったようにバイト仲間と日本海や鳥取砂丘まで海を見に行ったり、夏休みにフェリーで九州縦断したり(毎日のように車で眠った)、仲間と騒いだり、女の子とデートしたり、あいつとはたくさんたくさん楽しいことをした。違反切符もたくさん切られけれど。
僕にとってあの車は、自由の象徴であり、また大人社会の責任の発生を象徴する存在だった。
4年近く乗って、結局僕の不注意で事故をして(直進中に側道から右折してきた車を避け切れなかったのだ)、廃車にしてしまった。
それから今の車が3台目。それぞれの車にはそれぞれの時期の大切な思い出がたくさんある。今やあんまり乗る機会は少なくなって正直車を所有すること自体、贅沢なことではあるのだけれど、やっぱり車はいい。僕にとってはある種の自由の翼だと思う。
さて、次の車とはどんな時期を迎えどんな思い出を持つことになることになるのだろう。
CSN&Yを解散したニール・ヤングとステファン・スティルスが再び組んだバンドが1976年に一枚だけ発表したアルバム[Long May You Run]のタイトル曲、邦題は確か「太陽への旅路」…は、ニール・ヤングが最初の車に愛情を込めて捧げた歌だ。僕のシティ・ターボもきっと今頃、ビーチ・ボーイズに夢中になって鼻歌歌って海岸線を走っているに違いない。
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♪Long May You Run
We've been through some things together
With trunks of memories still to come
We found things to do in stormy weather
Long may you run.
Long may you run.
Long may you run.
Although these changes have come
With your chrome heart shining in the sun
Long may you run.
Well, it was back in Blind River in 1962
When I last saw you alive
But we missed that shift on the long decline
Long may you run.
Long may you run.
Long may you run.
Although these changes have come
With your chrome heart shining in the sun
Long may you run.
Maybe The Beach Boys have got you now
With those waves singing "Caroline No"
Rollin' down that empty ocean road
Gettin' to the surf on time.
Long may you run.
Long may you run.
Although these changes have come
With your chrome heart shining in the sun
Long may you run.
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僕らはいつも一緒だった
トランクに詰め込んだ思い出は今も忘れはしないけれど
嵐の中で必死だったあの頃から
ずっと走り続けてる
走り続けていこう 走り続けて
いろんなことが変わってゆくけれど
クロームのハートを太陽に輝かせて
ずっと走り続けて
君が走っているのを最後に見たのは
1962年、ブラインド・リバーでのこと
君のギアシフトが今も懐かしいよ
ずっと走り続けて
走り続けていこう 走り続けて
いろんなことが変わってゆくけれど
クロームのハートを太陽に輝かせて
ずっと走り続けて
たぶん君は今頃ビーチボーイズかなんかに夢中になって
鼻歌で“キャロライン、NO”なんて歌いながら
波飛沫を受けて誰もいない海岸道路を走っているんだろう
走り続けていこう 走り続けて
いろんなことが変わってゆくけれど
クロームのハートを太陽に輝かせて
ずっと走り続けて
The Rolling Stones / Tumblin' Dice
![]() | Exile on Main St. The Rolling Stones |
ザ・ローリング・ストーンズのライヴを収録した映画のサントラがもうすぐ発売される。タイトルは“Shine a Light”、1972年のアルバム『Exile on Main Street』に収められた、ブライアン・ジョーンズに捧げられたというゴスペル風のソウル・ナンバーだ。
「ストーンズのアルバムでどれが一番好き?」と質問されると(実際そんな質問を受ける機会はなかなかないけれど)、迷った挙句に『Exile on Main Street』と回答することにしている。
ストーンズの最高傑作といえばおそらく68年の『Beggar's Banquet』或いは69年の『Let it Bleed』だろう。好みで言えばロン・ウッド加入後の『Black&Blue』『Some Girls』『Emotional Rescue』、そして『Tatto You』はいずれも捨てがたいし、1stや2nd のR&Bやブルースに忠実な音もかっこいい。けれど、やはりこの『Exile on Main Street』が最高なのだ。
ブライアン・ジョーンズを失い、バンドの危機を迎える中で最高傑作をものにした1968年〜70年。そこをピークにストーンズは崩壊してもおかしくはなかった。それが今も現存する最古かつ最強のロックバンドとして君臨できているのは、1972年のこのアルバムで、一度原点に戻ったからなのだと思う。時代とともに怪物になっていくバンド、それを自分たちの手に取り戻すために彼等は、ロックンロールやブルースやR&Bを、片っ端から思いつく限りストレートにたっぷりと二枚組のレコードにぶちこんだのだ。
自分たちのルーツがなんなのか、自分自身が本当にしたいことはなんなのかさえしっかりと持っていれば、おだてられ持ち上げられたり、振り回されて突き落とされてもビビることはない。俺たちはいつだってストリートに戻れる、そんな確固たる自信こそが、王者を王者たらしめているのだと思うのだ。
失いたくないものはたくさんある。でもそれにしがみついた途端に人生は後ろ向きになる。いつだって原点に戻れる、そんな潔さは失いたくはない、とこのアルバムを聴くたびに思う。
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♪Tumblin' Dice
Women think I'm tasty, but they're always tryin' to waste me
And make me burn the candle right down,
But baby, baby, I don't need no jewels in my crown.
'Cause all you women is low down gamblers,
Cheatin' like I don't know how,
But baby, I go crazy, there's fever in the funk house now.
This low down bitchin' got my poor feet a itchin',
You know you know the duece is still wild.
Baby, I can't stay, you got to roll me
And call me the tumblin' dice.
Always in a hurry, I never stop to worry,
Don't you see the time flashin' by.
Honey, got no money,
I'm all sixes and sevens and nines.
Say now, baby, I'm the rank outsider,
You can be my partner in crime.
But baby, I can't stay,
You got to roll me and call me the tumblin',
Roll me and call me the tumblin' dice.
Oh, my, my, my, I'm the lone crap shooter,
Playin' the field ev'ry night.
Baby, can't stay,
You got to roll me and call me the tumblin' dice, (Call me the tumblin')
Got to roll me, Got to roll me, Got to roll me (Oh yeah)
Got to roll me. Got to roll me, Got to roll me ( Keep on rolling, Keep on rolling)
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女たちからしたら俺は美味しいらしいけど
いつだって無駄な時間につき合わされただけってこと
ロウソクみたいに燃やすだけ燃やしてふっと吹き消されてしまうんだ
Baby,俺の冠に宝石なんて要らないぜ
女はみんなけちなギャンブラー
どうやって稼いでるのかなんて俺にはよくわからないけれど
Baby、狂ってしまいそうだ
ムンムンと熱気のこもったこのファンク・ハウス
おまえはまだまだワイルドだけれど
もうここにはいられないから
俺を転がしてくれ
で、俺のこと、転がるサイコロって呼んでくれ
いつもあせってばっかりで、心配事はなくならなくて
時代の輝きとも無縁なまんまで、お金もすっからかん
そうだな、6と7と9に全部だ
俺は愚かなアウトサイダー
おまえなら俺の共犯者になれそうだぜ
けど、もうここにはいられないから
俺を転がしてくれ
で、俺のこと、転がるサイコロって呼んでくれ
俺は孤独な狙撃手ってとこ
毎晩野原で狩しているのさ
けど、もうここにはいられないから
俺を転がしてくれ
で、俺のこと、転がるサイコロって呼んでくれ
転がして
転がり続けて
転がり続けて
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![]() | Shine a Light: Original Soundtrack The Rolling Stones 2008 |
The Who / Long Live Rock
![]() | The Kids Are Alright The Who 1978 |
もう十年近くも前にいっしょに仕事をしていた元パートさんが、癌を患って、もはや余命数ヶ月と宣告された状態だと聞いた。僕とそう変わらない年齢、お子さんはまだ高校生くらいだろうか。本人がいまどんな精神状態にあるのかがよくわからないのでむやみにお見舞いに行くわけにもいかないのだけれど、可能性がある限り頑張って生き抜いてほしいと思う。それでももしどうしようもないのなら、僕やその当時の仲間の中であなたはずっと生き続けているのだから安心してほしい、そしてあなたの人生は充分に価値あるものだったよ、ということを伝えたい、と今は思っている。
若かった頃は、長生きしたい、なんてついぞ思ったことはなかった。ザ・フーがMy Generationの中で“I hope I die before I get old”なんて歌っていたように、やることやって愉しんだら、老いぼれて醜態をさらす前にさっさとくたばった方がいい、と思っていた。本気かどうかは別にしても。けれど今は、例えば40歳を人生の折り返し地点と勝手に決めているように、少なくとも80歳くらいまでは生きるものだと勝手に思っている。そんな気持ちにいつの間にかなったのは、もちろん子供が生まれて彼女が一人前になるまでは生きて働く責任ができたことも大きいけれど、それだけでもないだろう。大したことなどできなくっても、ささやかな日々の暮らしそのものがとても大事で愛おしいものなのだという気持ちは、若い頃にはなかった。
19歳のときに「老いぼれる前に死んでしまいたいぜ」と歌ったザ・フーも、その後紆余曲折を繰り返し、78年の『LONG LIVE ROCK』では、「ロックはまだまだ死んでいない。長生きするんだ。」と歌った。パンクからの「ロックは死んだ」という発言に対する返礼だったのだろう。その年の秋にドラマーのキース・ムーンがドラッグ中毒でこの世を去ったのは本当に皮肉なことなのだけれど。ピート・タウンゼントもロジャー・ダルトリーもジョン・エントウィッスルも、若くして向こう側へ行ってしまったブライアン・ジョーンズやジミ・ヘンドリクスと紙一重の生きるか死ぬかのギリギリの目茶苦茶な暮らしを繰り返してきたのだ。生き残ってしまったピート・タウンゼントは当時33歳、生き残ってしまった側として、若気の至りで吐いた言葉にオトシマエをつけなければならなかった。
ロックの反逆的姿勢を否定せずにこれから先をどうやって成熟していくのか。『LONG LIVE ROCK』に込められたのは、彼等にとって、そしてロックにとって、大人になるということにとって、或いは生きるということにとって、切実なメッセージだったのだと思う。
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♪Long Live Rock
Down at the Astoria the scene was changing,
Bingo and rock were pushing out X-rating,
We were the first band to vomit in the bar,
And find the distance to the stage too far,
Meanwhile it's getting late at ten o'clock,
Rock is dead they say,
Long live rock.
Long live rock, I need it every night,
Long live rock, come on and join the line,
Long live rock, be it dead or alive.
People walk in sideways pretending that they're leaving,
We put on our makeup and work out all the lead-ins,
Jack is in the alley selling tickets made in Hong Kong,
Promoter's in the pay box wondering where the band's gone,
Back in the pub the governor stops the clock,
Rock is dead, they say,
Long live rock.
Long live rock, I need it every night,
Long live rock, come on and join the line,
Long live rock, be it dead or alive.
Landslide, rocks are falling,
Falling down 'round our very heads,
We tried but you were yawning,
Look again, rock is dead, rock is dead, rock is dead.
The place is really jumping to the high-watt amps,
'Til a 20-inch cymbal fell and cut the lamps,
In the blackout they dance right into the aisle,
And as the doors fly open even the promoter smiles,
Someone takes his pants off and the rafters knock,
Rock is dead, they say,
Long live rock, long live rock, long live rock.
Long live rock, long live rock, long live rock,
Long live rock, long live rock, long live rock.
Long live rock, I need it every night,
Long live rock, come on and join the line,
Long live rock, be it dead or alive.
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アストリアを下れば景色が変わる
ビンゴとロックはここじゃ成人指定だってよ
それで俺たちはバーで初めてロックンロールをプレイしたバンドになったんだ
最初ステージはとっても寒かった
そう、夜の10時を超えるまではね
「ロックは死んだ」と奴等は言うけれど
ロックよ、長生きしてほしいんだ
長生きロック 俺には毎晩必要なんだ
長生きロック こっちへ来ていっしょにやろうぜ
長生きロック 死んでようが生きていようが
人々はちょっと引いたふりして眺めている
そこで俺たち一発かましてやったんだ
ジャックは香港製のチケットを売り飛ばして
興行主はバンドは一体どこへ行ったんだ、なんて思ってる
だからパブへ戻って時計を止めてやったんだ
「ロックは死んだ」と奴等は言うけれど
ロックよ、長生きしてほしいんだ
長生きロック 俺には毎晩必要なんだ
長生きロック こっちへ来ていっしょにやろうぜ
長生きロック 死んでようが生きていようが
大地は割れ、岩が降り注ぐ
俺たちの頭の上に
俺たちはトライしたけれどお前は屈してしまった
再び鍵を閉めて
ロックは死んだ、ロックは死んだ、ロックは死んだ、と
高圧アンプは俺たちを高くジャンプさせてくれる
20インチのシンバルがビリビリ震え明かりが落ちる
奴等はぶっ飛んで通路で踊り始める
ドアが飛ぶように開いて興行主は大喜び
パンツを下ろしたりトイレの扉を叩く奴まで出てくる始末さ
「ロックは死んだ」と奴等は言うけれど
ロックよ、長生きしてほしいんだ
長生きロック 俺には毎晩必要なんだ
長生きロック こっちへ来ていっしょにやろうぜ
長生きロック 死んでようが生きていようが
John Mayall & The Blues Breakers [Blues Brealers with Eric Clapton]
![]() | Bluesbreakers with Eric Clapton John Mayall & the Blues Breakers |
ゆうべ、久しぶりに昔の仲間と飲んだ。
今はもう、部下を持ったり、事業所の運営を任されていたり、或いは育った部門とは別の部門で別の仕事にチャレンジしているそれぞれが、まだペーペーだった頃に共に過ごした事業所の仲間たちと、やんちゃな僕らを育ててくれた僕らよりももっとやんちゃだった元親分を囲んで。
今でこそ、偉そうなことを若いものに説教垂れているけれど、あの頃は本当に社会のことなんてなにひとつわかってはいなかった。わかっていないなりに気合と根性とプライドだけで与えられた課題を必死にクリアすることだけしか考えていなかった。みんな同じようなものだった。次々とやってくる課題の荒波に呑み込まれることなく立ち向かっていけたのは、「立場」や「役職」の肩書きではなく「人として」の本音で、わかりやすく方向性を示してくれた親分と、取り繕うことなく自分のすべてをさらけだして本気でぶつかってきた同僚たちのお陰なのだ。あの時代は僕らにとって「社会の中の学校」だった。僕らはあの場所でいろんなことを学んで育ってきたのだと今改めて思う。
1960年代中期のロンドンで、ブルース・ブームを支え英国ブルースロックやハードロックの基礎を作り出したジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ。バンド本体そのものはメジャーになりえないまま気まぐれな活動を続けていたままだったけれど、エリック・クラプトンやジャック・ブルース、後にフリートウッドマックを結成するピーター・グリーンや、ジョン・マクビー、ミック・フリートウッド、後にストーンズに加入するミック・テイラー、フリーのアンディ・フレイザーなどなど、多数のスター・プレイヤーを輩出した。彼等はロックがより色んな音楽を呑み込んで世界中に大きく広がっていくことに大きな貢献をしたのだ。それはまさに英国のブルース・ロックの「学校」とでもいうべき存在だった。
そして、あの場所で同じ釜の飯を食って育った彼等は、いろんな場所でいろんな仕事をしてきたけれど、歳をとるごとに優雅になって、やがて「ブルース」という同じ場所に戻っていったのだ。
今となってはなかなか「立場」を横において仕事の話をすることは難しい。けど、やるべきこともやり方も違っていたとはしても、胸に刻まれたスピリットは同じなのだ、ということを再確認した飲み会だった。僕らはいつだってあの頃の気分に戻ることができる、それは単なるノスタルジーではなく、自分たちの原点や拠所を再確認してエネルギーを再生産する行為なのだと思う。
そして、きっと僕らもまた、いつか同じ場所で出会うことができるのだろう、と思った。
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John Mayall Bluesbreakers with Eric Clapton - Hideaway
スピッツ / ロビンソン
![]() | ハチミツ スピッツ 1995 |
娘のランドセルと学習机が届いた。彼女も春から小学校一年生。すでに幼稚園のひとつ下の子にも背丈を追い抜かされているくらい小柄な彼女を見ていると、本当に小学校、大丈夫だろうか、と思ってしまう。まぁ、僕も小さかったからなんとかなるんだろうけど。
小学校時代、いつも背の順番は一番前だった。6年間同じクラスだった近所の幼なじみの女の子も僕と同じくらい小さくて、いつも一緒に一番前だった。毎日小さな体に大きなランドセル背負って、二人で手をつないで家まで帰った。坂道を下る赤と黒の大きなランドセル。家に帰ってからランドセル置いて、その子の家に毎日遊びに行った。二人とも本が好きで、二人でいろんな絵本を読んだりお絵描きしたりしていた。野球よりもゲームより自転車競走よりもずっと楽しかった。
今思い返すと懐かしいね。恋だなんて思ったことはないけれど、今思い返せばあれが本当は初恋だったのかもしれない。
いきなりあたたかくなって春めいた日差しの中でスピッツを聴いていた。
彼等の音から漂ってくる何ともいえない懐かしい感じ。まだ愛だの恋だの性だのを意識する前の無垢な気持ちが彼等の音楽を聴くと呼び起こされてくる。
その幼なじみの女の子とは結局高校卒業までずっと同じ学校で、近づいたり遠ざかったりはしながらもずっと気の合う仲間だった。卒業してからも僕が帰省するたびに会いに行ったり、お互い結婚してからも遊びに行ったり、僕にとって彼女は、現存する最古の友人なのだけれど、もしどこかで、自分の中の淡い恋心に気付いていたらどうだったんだろう、なんてスピッツを聴きながら、春のまどろみの中でふと思った。
そんな甘酸っぱい気持ちをふと呼び覚ましてくれる草野正宗の歌はすごい、という話でしかないのですが、そんな思いも含んでの春のウララカ。
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♪ロビンソン
新しい季節は なぜかせつない日々で
河原の道を自転車で 走る君を追いかけた
思い出のレコードと 大げさなエピソードを
疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに
同じセリフ 同じ時 思わず口にするような
ありふれたこの魔法で つくり上げたよ
誰も触われない 二人だけの国 君の手を離さぬように
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る
片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も
どこか似ている 抱き上げて 無理やりに頬よせるよ
いつもの交差点で 見上げた丸い窓は
うす汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた
待ちぶせた夢のほとり 驚いた君の瞳
そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ
誰も触われない 二人だけの国 終わらない歌ばらまいて
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る
大きな力で 空に浮かべたら
ルララ 宇宙の風に乗る
ルララ 宇宙の風に乗る
Jimmy Cliff / Struggling Man
![]() | Best of Jimmy Cliff Jimmy Cliff |
Every man has a right to live
Love is all that we have to give
Together we struggle by your will to survive
And together we fight just to stay alive
Struggling man has got to move
Struggling man, no time to lose
I'm a struggling man
And I've got to move on
As the sun lights the day and the moon lights the night
Struggling man keeps reaching for the higher heights
So we plan for tomorrow as we live for today
Like a flower we bloom and then later fade away
Struggling man has got to move
Struggling man, no time to lose
I'm a struggling man
And I've got to move on
Struggling man has got to move
Struggling man, no time to lose
I'm a struggling man
And I've got to move on
Struggling man, struggling man
Struggling man, struggling man
Struggling man, struggling man
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誰もが生きる権利を持っている
愛こそはすべての人々が与え得るもの
おまえの意志を生き残らせるために
僕らともに悪戦苦闘してみよう
ここで生き残るためにともに闘おう
じたばたしながら動き続けていくよ
四苦八苦する男には、無駄にしている時間はない
俺は悪戦苦闘する男だから
じたばたし続けてやるもんね
日中にはお日様が、夜にはお月様が輝くように
何度失敗したとしても、高いところに手を伸ばす
今日を生き抜くために明日の計画を練ろう
消えてゆくその前に、花のように僕らは咲き誇る
じたばたしながら動き続けていくよ
四苦八苦する男には、無駄にしている時間はない
俺は悪戦苦闘する男だから
じたばたし続けてやるもんね
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時々、バテる。時々、へこむ。
理想は高く、情熱は熱く、夢は大きく、気合は充分、そんな姿勢でがむしゃらに頑張っては見ても、世の中そうそう簡単に動くわけもなく、まして他人の意志や行動を変えるなんていくことはなかなか生半可なことでもなく、あきらめないへこたれないと虚勢を張りつつ、独り相撲に陥って味方の守備を信用せずにサインに首を振り続けて渾身のストレートで勝負に行った挙句にスコーンと見事に逆転ホームランを打たれてうなだれてマウンドを降りるピッチャーみたいに、時々ノックアウトされる。
あー、しんどい。やってられん。気合の分だけへこみは深くなる。
そんな気分のときは、ジミー・クリフの陽気なレゲエに限る。
どこかすっとぼけたような声で飄々と、しなやかなバネのようなリズムにのって歌われるポジティヴなメッセージ。泉のように湧き上がって来るエネルギー。
もっと肩の力を抜いて、軽くしなやかに生きれはしないものか、そう自問自答しつつ、“ Struggling Man”を口ずさんでみる。
じたばたするだけしてみりゃいいか。
どんなことするにしたって、思い通りにすんなり行くことなんてないに等しい。一見相反するかのような方向を向いたものをうまくまとめ上げるのが仕事の面白さってもんだろう、きっと。
そんなわけで、まだまだ悪戦苦闘する日々は続きそうだ。
ウルフルズ / 僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
![]() | Stupid&honest ウルフルズ |
僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
よかれ悪かれ言いたいことを全部言う
気持ちいい風を 魂に吹かす
今はどの辺りだろう
どの辺まで来ただろう
僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
アホな冗談で涙流して笑う
屁みたいな歌を大きく歌う
今はどの辺りだろう
どの辺まで来ただろう
僕の人生の今は何章目ぐらいだろう
朝が 昼が 夜が 毎日が
それぞれに いとおしい
君が 彼が あいつが 誰かが
それぞれに いとおしい
何気ない その笑顔を
頼もしい 奴の声を
変わらない この心を
とめどない あの涙を
忘れたい 昔の事
ゆずれない 初恋の事
わからない あの出来事
しょうもない 昨日の事
叫びたい でかい声で
つかみたい 力尽くで
遊びたい 一晩中
眠りたい 君の横で
いつまでも 図々しく
どこまでも 明日はつづく
Lalala… lalala…
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ウルフルズは実はあんまりじっくり聴きこんだ事がないのだけれど、彼等の音楽を聴いていると、同じような環境に育って同じような音楽に夢中になったんだろうなぁ、と容易に想像できる。なぜなら、彼等の育った大阪近郊のベッドタウンの風景や匂いやその当時の世間の感じは、僕のバックボーンでもあるからだ。ちなみにトータス松本さんは同い年。
彼等ももはやデビューから16年。もっとも彼等にすれば、目の前で日々起きるいろんなおもしろいことを夢中になって追いかけてきたら、いつの間にかこんなところまで来てしまっていた、って感じなのだろうけど。
この歌のように人生全体を一本の小説に見立てて何章かに分けていくとするならば、平均寿命を80歳としてももはや半分をとっくに越してしまっていることに愕然とはするけれど、まぁ良しとしよう。
これからの道程が穏やかだろうが嵐だろうが、それなりに乗り越えていけるだけの積荷は、あっちこっちの港で蓄えてくることはできたと思う。多少の嵐くらいではビビらないくらいの航海技術もきっと身につけた。あとはもう、風向きに任せて行くだけだ。
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吉田拓郎のカバー・バージョン:
吉田 拓郎 / 僕の人生の今は何章目ぐらいなんだろう
The Clash / I'm not Down
![]() | London Calling The Clash |
♪I'm not Down
If it's true a rich man leads a sad life
That's what they say, from day to day
Then what do the poor do with their lives?
On judgment day, with nothin' to say?
I've been beat up, I've been thrown Out
But I'm not down, Oh I'm not down
I've been shown up, but I've grown up
And I'm not down, Oh I'm not down
On my own I faced a gang of jeering
In strange streets
When my nerves were pumping out
I Fought my fear in, I didn't run
I was not done
I've been beat up, I've been thrown Out
But I'm not down, No I'm not down
I've been shown up, but I've grown up
And I'm not down, No I'm not down
So I have lived, that kind of day
When none of your sorrows will go away
Go down and down and hit the floor
Down and down and down some more
Depression
But I know, there'll be some way
When I can swing everything back my way
Like skyscrapers, rising up
Floor by floor, I'm not giving up
So you rock around and think that
You're the toughest
In the world, the whole wide world
But you're streets away from where
It gets the roughest
You ain't been there
I've been beat up, I've been thrown Out
But I'm not down, No I'm not down
I've been shown up, but I've grown up
And I'm not down, No I'm not down
I'm not down
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もし、金持ち連中が悲しい生活を送っているっていうのが本当だったなら
貧乏人は一体何て言えばいいっていうのか?
それこそ審判の日ってことか?
打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない
裏通りでギャングに出くわした時も
俺は逃げ出したい気持ちと戦った
そして、決してそうしなかったさ
打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない
いろんな日々を過ごしてきたんだ
もしおまえの悲しみが消え去りそうもなくて
地面に叩きつけられて落ち込んで落ち込んで落ち込んでしまう時も
何か方法はあるってことは知っている
いつものやり方に戻れるまでスイングさえしていれば
摩天楼の階段を一回づつ登っていくみたいに
俺はあきらめない
ロックしよう
おまえ自身がこの広い世界中で一番タフだって暗示をかけるんだ
おまえの街はここから遠く離れて荒れ放題
けど、おまえはもうそこにはいない
打ちのめされ、投げ出されてきた
けど、俺はダウンしない
ずっと目を付けられてきたけれど
俺だって成長してきたんだ
俺はダウンしない
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“Punk is not style, but attitude.”
と、ジョー・ストラマーは言った。
「この俺を見てみろよ、ボロボロに打ちのめされてきたけど、そのたびに立ち上がってきたし、そのたびに強くなってきたんだ。まだまだあきらめたりしないぜ。」とジョー・ストラマーが歌っていた。何もかも思うようにいかなくて悔しい思いばっかりしてきた10代の少年にとって、パンク・ロックは希望の星だったのだ。
あれからもう25年以上が経って、今や僕もすっかりおっさんになった。きっと10代の若者から見れば、くたびれて、小ぢんまりした世界の中で、日常生活に汲々としているおっさんに見えるのだろう。僕があの頃周りの大人に対してそう思っていたのと同じように。
けれど、あの頃のスピリットは僕の中で未だ決して失われてはいない。
納得できないことはしない、自分の本心と違うことはしない。
自分の心で感じて、自分の頭で考えて、自分の足で歩く。
それはきっとこれからも変わらないだろう。
そんな大人になれたことを、ロックの神様に感謝しつつ、41歳の誕生日を迎える。
Aztec Camera / Walk out to winter
![]() | High Land, Hard Rain Aztec Camera |
いいお天気だ。朝晩はまだまだ冷え込むけれど、陽射しはずいぶんと力強さを増してきた。
なにしろ、3月になった、というだけで、ずいぶん気分が違う気がしてくる。春はもう、すぐそこにいる。
アズテック・カメラの「HighLand,Hard Rain」は、いわゆるネオアコースティック・ムーヴメントを巻き起こした名作として知られる1983年の作品。ロディ・フレイムはそのときわずか19歳。
いわゆる青春のきらめきと憂鬱を、あの年頃だからこそ感じ取れる繊細さで素直に音に表現した青春の記念碑的とでもいうべきこの作品は、あまりにも素晴らしすぎて、たくさんのフォロワーを生むと同時に、ロディ・フレイム自身も決して越えることのできない伝説になってしまった、そんなアルバムだ。
瑞々しくはじけるような軽快なビート、軽やかに撥ねるギターと、さわやかなメロディーが、春の訪れのようにウキウキした気持ちを運んでくる。それに乗っかるほんの少し物憂げなロディのヴォーカル。
“Walk out to winter”という歌を、僕はずっと長い間、「冬の寒さから抜け出して、歩いていこう」というような春の訪れの気分を歌った歌だと思っていた。希望にあふれた軽やかなリズムがそんな気分にさせる。けれど、いざ訳してみると、そういう歌ではなかったらしい。文脈的にもどう考えても「今いる場所をから出て、冬の中へ足を踏み入れる」というニュアンスの歌詞だった。こんな歌だ。
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♪Walk out to winter
Walk out to winter, swear I'll be there.
Chill will wake you, high and dry
You'll wonder why
We met in the summer and walked 'til the fall
And breathless we talked, it was tongues.
Despite what they'll say, it wasn't youth, we hit the truth
Faces of Strummer that fell from your wall
And was left were they hung
So sweet and bitter, they're what we found
So drink them down and
Walk out to winter, swear I'll be there.
Chill will wake you, high and dry
You'll wonder why.
Walk out to winter, swear I'll be there.
Chance is buried just below the blinding snow.
You burn in the breadline and ribbons and all
So walk to winter
You won't be late, you always wait
This generation, the walk to wall
But I'm not angry, get your gear
Get out of here and
Walk out to winter, swear I'll be there.
Chill will wake you, high and dry
You'll wonder why.
Walk out to winter, swear I'll be there.
Chance is buried just below the blinding snow.
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冬に向かって歩き出そう
僕はそうするって決めたんだ
寒さが君の目を覚ます
どうしようもなくなって
君は初めてなぜなんだろうと考える
僕らは夏に出会い 秋になるまで歩いた
息もつがずに議論を繰り返し
それは決して若さのせいなんかじゃない
それは真実だった
ジョー・ストラマーのポスターが壁からはがれてる
そのあとに貼るものはなにもない
甘いものも苦いものも
僕らがみつけたもの 全部飲み干してきたんだ
冬に向かって歩き出そう
僕はそうするって決めたんだ
寒さが君の目を覚ます
どうしようもなくなって
君は初めてなぜなんだろうと考える
冬に向かって歩き出そう
僕はそうするって決めたんだ
チャンスは 眩しく輝く雪の下に埋まっているんだ
君は怒りをあげる
食糧配給を待つ失業者たちの列の中で
だから 冬に向かって歩き出そう
後れを取っちゃだめだ
壁に向かって歩いているような世代さ
でも僕は怒りはしない
ギアを入れて ここを抜け出すんだ
冬に向かって歩き出そう
僕はそうするって決めたんだ
寒さが君の目を覚ます
行き詰まって 君はなぜだろうと考えている
冬に向かって歩き出そう
僕はそうするって決めたんだ
チャンスは まぶしく輝く雪の下に埋まっている
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曲調は明らかにポップでさわやかな春の歓びなのに、歌われる風景は、美しい過去の喪失と、現実への失望と、ほんの少しのやけっぱちの希望。過去はもはや失われたし絶望しても仕方がない、なんであれここを抜け出して歩いていくしかないんだ、という決意表明。それが、シリアスに、或いは絶叫的にではなく、軽やかにしなやかに歌われているのが良い。
当時19歳のロディにとってそれは、モラトリアムの時代の終わりだったのかもしれない。自由気ままに何もかも許された時期は終わりを告げ、自分自身の精神のピークはもはや過ぎてしまったと感じていたのかもしれない。結果的に、その後の作品は、この作品での評価を超えることができなかった。この作品が自分自身にとって過ぎ去ろうとしている時期の一瞬の感情を閉じ込めたもので、二度と同じものは創ることなどできないものだということを、ロディ・フレイムも最初から知っていたのだと思う。
さて、春の訪れを待ちわびるこの時期に、それでも敢えて“冬に向かって歩き出そう”と歌うこの歌について書いてみたのは、中国産餃子事件以降、僕らの過ごしている時代の季節が変わってしまったように思ったからだ。
何もかもお任せで何にも考えないまま、どこかの誰かがいたれりつくせりで幸せな場所に連れて行ってくれる、…今までの暮らしの中にどこかあったそんな甘えはやっぱり幻でしかなかったのだ。そんな「豊かな暮らし」の幻想は本当に終わったのだと思う。敵意も悪意も含めて魑魅魍魎が跋扈している世界の中で、自分自身で考えて自分自身の意志で選び、自分自身で自分の身を守る。今はもうそういう時代なのだ。それは、冬のように冷たく厳しく、慎ましさが必要な暮らしなのかもしれないけれど、自分の足で歩いてゆくしかない。そんな覚悟が必要だ。
ヘヴィな時代だと思う。まともに向き合ったらパニックになりそうな。だからこそ、シリアスになりすぎずに、この歌みたいに、軽やかなビートで立ち向かっていきたい。
チャンスは、つまり希望は、きっと、雪の下に埋まっているはずだから。
Billie Holiday / When You're Smilin'
![]() | A Musical Romance Billie Holiday |
穏やかな休日。
まだまだ冷え込むとはいえ、日が差せばそれなりに暖かい。
鳥の啼き声が窓の外から聞こえてくるのはずいぶん久しぶりだ。
このしばらくは忙しすぎた。
疲れてる場合じゃないくらいよく働いた。
そのせいで、心のセンサーみたいなものが鈍り気味になってしまっているようだ。
だから、心をジャブジャブ洗うみたいな感じで、
のんびりした気持ちで、ビリー・ホリデイを聴いた。
30年代に、ビリー・ホリデイとレスター・ヤングが遺した演奏に散りばめられた、せつなく激しい恋心と、そこはかと漂うどうしようもなさと、それを差し引いても余りある輝いた瞬間の悦び。
この時期のビリー・ホリデイの素晴らしさについては、村上春樹が『ポートレイト・イン・ジャズ』の中で“彼女のスイングに合わせて、世界がスイングした。地球そのものがゆらゆらと揺れた。誇張でもなんでもない。それは芸術というようなものではなく、すでに魔法だった。”と書いているけれど、まったくその通りだと思う。
心の微笑が失われてしまいそうに疲れているときは、そんな魔法に身を委ねるのが一番良い方法だ。
たっぷりの水でジャブジャブゴシゴシ洗ったら、
パリッとシワを伸ばして物干し竿に干そう。
夕方になって少し冷え始めた風に、洗濯したての心がパタパタとなびいている。
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When you’re smiling
When you’re smiling
The whole world smiles with you
When you’re laughing
When you’re laughing
The sun comes shining thru
But when you’re crying
You bring on the rain
So stop your sighing be happy again
Keep on smilingnenndaino
’cause when you’re smiling
The whole world smiles with you
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あなたが微笑めば
この世界のすべてが微笑む
あなたが笑えば
お日様が輝き出す
けど、あなたが泣くのならば
世界中は雨
だからため息をつくのはやめて
幸せになろう
微笑み続けていてほしい
だって
あなたが微笑めば
この世界のすべてが微笑むのだから
ザ・ブルーハーツ / HAPPY BIRTHDAY
![]() | HIGH KICKS THE BLUE HEARTS |
HAPPY BIRTHDAY
Happy Birthday to You
Happy Birthday to You
Happy Birthday to You
毒に飲まれてしおれそうな本当の言葉
西の空に沈みそうな本当の言葉
「ありがとう」や「さよなら」じゃ伝えきれないことがある
雨の中を走れメロス
友達が待っている
知識だけが増えてゆくよ わからないまんま
霧の中に隠れてるよ わからないまんま
夢のように夢を見て
恋のように恋をする
さぁ今こそ 走れ龍馬
夜明けが待っている
いつの間にか生まれてきて
いつの間にか歩き出す
蛹になり蝶になり
翔んでゆけるんだよ
生きる人に生まれてきた
生きる人に勇気は出る
生きることはカッコイイ
誕生日オメデトウ
Happy Birthday to You
Happy Birthday to You
Happy Birthday to You
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「生きることはカッコイイ」
この歌を初めて聴いた頃は、そう歌いきるヒロトを、どこか照れくさい目で見ていた気がする。
生きることはカッコイイ、のか?本当に?
この歳になって、ちゃんとまっすぐそう思うことができるようになった、ような気がする。
生きることはカッコイイ。
たとえカッコよく生きてなかったとしても、自分が思い描いていた生き方とは違っていたとしても、どんなに惨めな状況だったとしても、生きることはもうただそれだけで充分すぎるくらいにカッコイイ。
奥田民生 / さすらい
![]() | 股旅 奥田民生 |
2月29日。4年に一度しか巡ってこない日付。今年はうるう年。
誕生日が近いせいか、2月29日が来るたびに、何ともいえない妙な感覚に陥ってしまう。
2月29日がなければ例年ならば3月2日のはずの日がまだ3月1日だ、という不思議。日本からアメリカに12時間以上も飛行機で飛んだのに、日付変更線を越えて、さっき日本で過ごしたはずの日付にもう一度舞い戻ってしまう感覚にも似た不思議さ。
地球が約365.25日かけて太陽の周りを一周するから、ほっておけばだんだん季節がずれ込んできてしまう、それは農業を営むにあたってどうも都合がよろしくないから4年に一度修正する…それがうるう年。そんなことは理屈ではわかっていても、いつもはない時間がそのときだけ現れる、というのは、やっぱり不思議だ。
不思議、といえば、奥田民生という人は、本当に不思議なキャラの持ち主だと思う。
俺はロックだぜ!と、ことさら気合を入れることもなく、かといって時代を睨んだ売れ線狙いで楽曲を作るわけでもなく、奇をてらった作品を派手に発表するわけでもなく、飄々と、さりげなく、しかしどこを切ってもわかる奥田民生らしさで、冗談なんだか本気なんだか共感できるのかできないのかよくわからない歌を、誰の耳にもよく届くキャッチーなメロディとわかりやすい歌詞で、とりわけ上手でもなくかといってヘタクソでもない歌を、その独特のキャラでナチュラルに音楽を演っている。老け込みもせず若作りもせず、ただ淡々とのようで実は狙ってるようなあざとさも秘めつつ。
その存在感がなんだか、4年に一度しか来ないくせに、うるう年にはさもそれが当然のようなの顔をしてやってくる2月29日のようだ、と思った。
奥田作品で一番好きなのは、『股旅』収録の「さすらい」。
歌詞だけ読んだらとてつもなくシリアスで切羽詰った状況で追い込まれた果てにぎりぎりの選択をしたかのような感じさえする「さすらいもしないで このまま死なねぇぞ」という決めセリフ。それを、まるでか風に流される雲のように飄々と口にしてしまえるその能天気さが素敵だ。
実際、そんな風にはなかなかなれそうもなく、もがけばもがくほど溺れてしまうのがわかった上でそれでももがいてしまう、僕は相変わらずそんな感じなのだけれど。
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♪さすらい
さすらおう この世界中を
ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を
まわりはさすらわぬ人ばっか
少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を まにうけてしまった
さすらいの 道の途中で
会いたくなったらうたうよ 昔の歌を
人影見あたらぬ 終列車
一人飛び乗った
海の波の続きを見ていたらこうなった
胸のすきまに 入り込まれてしまった
誰のための 道しるべなんだった
それを もしも 無視したらどうなった
さすらいもしないで
このまま死なねえぞ
HARRY / 風が強い日
![]() | GATEWAY HARRY 2008 |
HARRYのデビュー25周年のソロ・アルバムが近々発売されるらしい(POP-ID通信よりの情報)。これは、ストリート・スライダーズ時代の自作曲のセルフ・カバー。25周年だとかセルフ・カバーだとか言葉自体がHARRYとのギャップを感じたりはするのだけれど、それくらい時は経ってしまっているということか。
かつて綴ってきた歌に込められた思いを、今のHARRYはどう歌うのだろう。
ハタチそこそこの頃、僕もギター片手に自分の歌を書いたことがある。そんなものとても恥ずかしくて封印してしまおうと30代の頃は思っていたけれど、40代の今ならそうでもないような気がする。今ならもっと素直に、10代や20代の自分の思いが、今自分がいる場所に自分を導いてきたのだと思えるし、その頃の歌を違うニュアンスで歌えるかもしれない、そんな気がしたりはする。HARRYがどうなのかは知らないし、選曲の基準を尋ねたところでどうせ、「関係ねぇよ、なんとなくだよ。」なんてとぼけられてしまうのだろうけれど。
ちなみに収録されるのは、“のら犬にさえなれない”“カメレオン” “Angel Duster”“TOKYO JUNK”“Easy Come, Easy Go”“風が強い日”…などなどの12曲。個人的な好みで言えば、“嵐のあと”と“Easy Action”と“New Dance”も入れてほしかったなぁ。あと“ありったけのコイン”とか。
それにしても風の強い一日だった。
心の中の吹き溜まりをぶっとばしてくれるような。
春はもう、そんなに遠くない。
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♪風が強い日
風が強い日
雲が流れてく
乾いた通りに
埃が舞ってる
足を止めて振り返ればそこに
長い影が腰をおろしてる
Yeah なんて平和な一日さ
Yeah しばらくここで眠らせてよ
丘に登って
見渡していると
ざわめいた街並み
まるで嘘のようさ
きっとみんな自分だけの場所を
守ることに夢中なんだろう
Oooh このまま時に身を任せて
Yeah 少し一人でいさせてよ
Oooh すべてが幻だなんて
Yeah 少し呟いてみただけさ
風が強い日
雲が流れてく
手を伸ばせば届きそうな空に
鳥の群れが遠ざかってく
Oooh 耳を澄ましているから
Yeah 優しい歌 聴かせてよ
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HARRY(ex.The Street Sliders)-arittake no coin
The Street Sliders - EASY ACTION
SION / 早く帰ろう
![]() | 螢 SION |
今週はなんだかとても疲れた。働きすぎだ。
何曜日の何時かわからないくらい、ふらふらになるまで働いた。少し眩暈がした。やり切れると思っていた仕事は、蓄積疲労でペースが落ちて、結局終わらなかった。
何とか間に合った終電で家にたどり着き、コタツでビール飲みながら、落ちるように眠ってしまった。
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早く帰ろう
今日はもうヘトヘトだ 早く帰って眠りたい
少し喋りすぎたし はしゃぎすぎたし 疲れた
電車は今日もすしづめ 見るでもなく車内ずり
二人の 二人の門出はドラマチックにと そりゃよかった
昨日泣いてこぼした 彼女はきっといまごろ
いつもの笑顔をかむって そこぬけに明るくガンバレヨ
なにしろ早く帰ろう まっすぐ帰ろう こんな日の
寄り道がつつんでくれる オミヤゲはロクなもんじゃない
お前がいたらいいけど 今夜一人のほうがよさそうだ
冷てぇビールを飲んで のんびり テレビでも めくって
今日はもうヘトヘトだ 早く帰って眠りたい
あとちょっと ちょっとのガマン このいまいましい電車を降りて
そういえば10年前 朝のラッシュにがまんできずに
せっかくきまった会社の 書類をゴミ箱になげすてて
どっかへいっちまった あいつはいったいどうしてるだろ
もしかしたらとなりの車両で だまって目をつむってるかもしれない
なにしろ早く帰ろう まっすぐ帰ろう こんな日の
寄り道がひく引き金に なにひとついいことはない
お前がいたらいいけど 今夜一人のほうがよさそうだ
冷てぇビールを飲んで のんびり テレビでも めくって
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シオンの歌はいつも心に浸みる。
というか、そういう気分の時にシオンの歌が聴きたくなる。
1960年山口県生まれ。意外とオッサンだな。19歳の時に上京し、自分の身の回りのことや出来事を歌ってきたシンガー。おそらくそのほとんどがフィクションなんだろう。シオンの紡ぎ出す言葉や物語はだから心に浸みる。そしてだからこそ信用できる。
いまや40代も後半を迎えて、すっかり“いいおっさん”になってしまったシオン。「沈黙の暴力に馴れるなよ 俺は散弾銃を撃つ」などといきり立って歌っていた若造の頃からすればすっかりトゲもカドも取れて丸くなった。けれど、それは決して堕落なんかじゃない。若い頃に怠惰でルーティンだと思っていたおっさんの人生は、決して平坦ではないことにその歳になって思い知る。生きることは、むしろ、歳を食えば食うほど難しくなってゆく気がする。
シオンはただ、自分の身に起きたことを歌い綴ってゆく。飄々と、しんみりと、じんわりと、思い出したり後悔したり呆然としたり慟哭したり感謝したり、時には憤ったり奮い立ったりしながら。その歌には、そのときそのときを真剣に生きてきた人だけが出せる“味”がある。
人生の折り返しにさしかかってしまった。贅沢さえ言わなければそれなりに悪くない日々を過ごしているんだろう。もはや大きなことなどできないけれど、ほんの少しでもの小さな喜びと、明日への活力があれば、それでいい。
2007年の、現時点での最新アルバムより、もう一曲。
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元気はなくすなよ
見上げれば星がひとつふたつ 寒空の上に座ってる
長い友達に会ったように俺は
調子はどうだ 話しかける
こっちはいつもと おんなじさ
まるでぱっとしねえや だけどまだ まだ
ここで踏ん張ったらきっといつかそのうち
おもしろい事があるような気がするからさ
元気はなくさんさ
そういえばいつも ひとりじゃなかった
いつだってお前が いてくれた
なにも言わないで 黙って教えてくれた
いつも見てくれてるから悪いこともできゃしない
こう見えても天使の暮らしはやたら心磨り減るんだぜ
たまには目をつむれよ
こんな夜はお前に 話しかける
相変わらずいつもと おんなじさ
まるでぱっとしねえや だけどまだ まだ
ここで踏ん張ったらきっといつかそのうち
おもしろい事があるような気がするからさ
元気はなくさんさ
元気はなくさんさ
お前も元気はなくすなよ
![]() | 20th milestone SION |
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