さだまさし / HAPPY BIRTHDAY

Only SINGLES~さだまさし シングル・コレクション~ / さだまさし
1979
誰にだって一つや二つ
心に開かずの部屋がある
一生懸命生きているのに
傷を恥じることなどないさ
雨が降る日に気になるものは
雲の大きさばかりだけれど
空の広さに比べれば
別に大したことじゃない
だからHappy Birhthday Happy Birthday
昨日までの君は死にました おめでとう おめでとう
明日からの君のほうが 僕は好きです おめでとう
幸せなんて言葉もあるが
人それぞれに秤が違う
人は人だしあんたはあんた
別に気にすることなどないさ
雨が降る日は天気が悪い
雲には雲の行く先がある
空は確かに広いけれど
心の広さと比べてみるかい
だからHappy Birhthday Happy Birthday
昨日までの君は死にました おめでとう おめでとう
明日からの君のほうが 僕は好きです おめでとう
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生まれて初めて自分のお金で買ったレコードは、さだまさしの「道化師のソネット」のシングル盤だった。確か1979年。そのB面に入っていたのがこの曲だった。
その年齢なりには「良い曲だなぁ」と思って気に入って聴いていたのを覚えているけれど、本当にこの詞の深さがわかっていたわけではもちろんなかった。
「昨日までの君は死にました おめでとう」なんてね。昨日までの自分を殺してしまうのは大げさだけど、そこから始まる「新しい自分」に「誕生日おめでとう」って。もちろんそう簡単に「新しい自分」になんてなれっこないけれど、だからこそノーテンキにマイペースにおおらかに歌ってしまったもんの勝ちなんじゃないかな、なんて、思う。
さだ氏はコンサートでこの歌を歌うとき「僕たちは毎日が誕生日」とコメントしていました。僕らは毎日、生まれ変わり続けている、ってこと。毎日、生まれ変わり続けている。昨日の自分と今日の自分、今日のあなたと明日のあなた、毎日少しずつ記憶を更新しながら、毎日ほんの少しずつ違っていくのでしょう。
とりあえず、お誕生日おめでとう。
明日からの君のほうが 僕は好きです おめでとう。
ハナレグミ / 音タイム
![]() | 音タイム ハナレグミ 2002 |
さぁ 始めよう
音タイム 音タイム 音タイム
さぁ 歌いましょう
音タイム 音タイム 音タイム
君と僕とは 遠い昔に
出会ってたような 気がしてる
さぁ 踊りましょう
サンダンス ムーンダンス 音タイム
朝が来たなら 朝を歌おう
夜が更けたら 夜の歌を
素敵なメロディー 口ずさめば
思い出せるよ 懐かしきストーリーを
さぁ 始まるよ
音タイム 音タイム 音タイム
さぁ 歌いましょう
音タイム 音タイム 音タイム…
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永積タカシの声はとても甘い
永積タカシの声はとてもせつない
永積タカシの声はとても優しい
笑っているのに泣いているような、泣いているのに笑っているような。そんな滑稽さや、そのことを愛おしく感じさせる何かがある。
歌詞やメロディーだけじゃ表現できない、歌う人の心のひだまで表現してしまう、音楽という表現方法の奥深さを思い知らされる声だと思う。
悲しいことも嬉しいことも全部含めて全てが愛おしく思える気持ちが、きっとあなたにも伝わるでしょう。
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♪家族の風景
| hana-uta ハナレグミ |
The Beatles / I Want to Hold Your Hand
![]() | Past Masters, Vol. 1 The Beatles 1964 |
♪I Wanna Hold Your Hand
Oh yeah, I'll tell you something,
I think you'll understand.
When I'll say that something
I want to hold your hand,
I want to hold your hand,
I want to hold your hand.
Oh please, say to me
You'll let me be your man
And please, say to me
You'll let me hold your hand.
Now let me hold your hand,
I want to hold your hand.
And when I touch you I feel happy inside.
It's such a feeling that my love
I can't hide, I can't hide, I can't hide.
Yeah, you've got that something,
I think you'll understand.
When I'll say that something
I want to hold your hand,
I want to hold your hand,
I want to hold your hand.
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なんていったらいいのかな、わかってくれるかな
きみに伝えたいことがあるんだ
きみと手をつなぎたい
きみとつきあいたい
「わたしの手に触れてもいいわ」っていってみて
きみと手をつなぎたい
きみに触れるだけで
めちゃくちゃ幸せな気分で
それはもう隠しきれない
隠しきれっこない
なんていったらいいのかな、わかってくれるかな
きみに伝えたいことがあるんだ
きみと手をつなぎたい
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ビートルズに関しては、今までにいろんな人がいろんな切り口で語ってきた。語り尽くされたとは言わないけれど、音楽そのものよりも、社会現象的な側面や文化史的な面ばかりがクローズアップされすぐてしまった気がする。
僕が聴きたいのは純粋に音楽としてのビートルズ。
“I wanna hold your hand”をはじめ、初期の楽曲からあふれでる瑞々しさは、まるで初恋の頃のドキドキした感じを思い出させてくれる。そして、今からでもまた恋に落ちてしまいそうな、そんなやんちゃな気分にさせてくれる。
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| 1962-1966 The Beatles |
The Crusaders featuring Joe Cocker / I'm so Glad I'm Standing here Today
![]() | Ultimate Collection Joe Cocker 1980 |
There were times
I remember
I had to fight
Just to hold my head up
Those times when even my friends
Tried to make a fool of me
There were things that my heart looked at
That they just couldn't see
Some said I was hopeless
A mind tangled in the night
But strong hearts just keep goin'
That is why I'm still standing here today
Come together
Raise up your voices
This time my song of love and life won't go away
I'll sing forever
Here in the sunshine
I've lived to see the sun break through the dawn
And I'm so glad to be standing here today
If you're lost
In your troubles
And the world just seems to just forget you
If you remember sunshine
Even on your darkest day
Just follow what your heart says
And you'll find your way
Some said I was hopeless
A mind tangled in the night
Oh, but strong hearts just keep goin'
That is why I'm still standing here today
Come together
Raise up your voices
This time my song of love and life won't go away
I'll sing forever
Here in the sunshine
I've lived to see the sun break through the dawn
And I'm so glad to be standing here today
I've lived to see the sun break through the storm
And I'm so glad to be standing here today
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頭を上げて前を向くために
闘わないといけなかった頃もあった
友人さえもが僕を馬鹿にしようとすることもあったけど
僕は彼等に見えないものを探していたんだ
「あまりにも展望がなさすぎる」と誰かが言い
心は暗闇に迷った
けど強い心を守っていこう
なぜなら、それこそが、今、僕が、ここにいる、理由、だから
さぁいこう
声を上げて
僕の愛と人生の歌はもう今度こそどこへも行きはしない
永遠に歌い続けよう
この太陽の光の下
この夜明けを見るために今まで暮らしてきたのだ
そして、今日ここにいることに感謝を捧げよう
悩みの中で
自分を見失い
世界中から忘れ去られたように感じたとしても
真っ暗闇の日々の中でも
太陽の光の存在を思い出すことさえ出来れば
心の言うことに耳を澄ませば
きっとあなたの道は見つかるだろう
「あまりにも展望がなさすぎる」と誰かが言い
心は暗闇に迷った
けど強い心を保っていこう
なぜなら、それこそが、今、僕が、ここにいる、理由、だから
さぁいこう
声を上げて
僕の愛と人生の歌はもう今度こそどこへも行きはしない
永遠に歌い続けよう
この太陽の光の下
この夜明けを見るために今まで暮らしてきたのだ
そして、今日ここにいることに感謝を捧げよう
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1970年、Mad Dogs & The English Menを率いてウッド・ストックで華々しくデビューしたジョーが、過度の飲酒で声を潰し落ちぶれていた1980年、フュージョン・バンドThe Crusadersのアルバムにフューチャリング・ヴォーカルという形で発表した作品。
邦題は確か「明日への道標」だったと思う。
暗闇の中で一条の光を見出した歌。
今自分がここに在ることへの感謝。
栄光とどん底を見た人だけが歌うことが出来る、絶望の果ての希望。
これからも信じ続けることの出来る力を、与えてくれる。
これから先もきっといろんなことがあるんだろうけれど。
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| Vocal Album The Crusaders |
George Benson / The Greatest Love of All
![]() | The Greatest Hits of All George Benson 1978 |
♪the greatest love of all
I believe the children are our future
Teach them well
And let them lead the way
Show them all the beauty
They possess inside
Give them a sense of pride
To make it easier
Let the children's laughter
Remind us how we used to be
Everybody's searching for a hero
People need someone to look up to
I never found anyone
Who fulfilled my needs
A lonely place to be
And so I learned to depend on me.
I decided long ago
Never to walk in anyone's shadow
If I fail, if I succeed
At least I lived as I believe
No matter what they take from me
They can't take away my dignity
Because the greatest love of all
Is happening to me
I found the greatest love of all
Inside of me
The greatest love of all
Is easy to achieve
Learning to love yourself
It is the greatest love of all
I believe the children are our future
Teach them well
And let them lead the way
Show them all the beauty
They possess inside
Give them a sense of pride
To make it easier
Let the children's laughter
Remind us how we used to be
I decided long ago
Never to walk in anyone's shadow
If I fail, if I succeed
At least I lived as I believe.
No matter what they take from me
They can't take away my dignity
Because the greatest love of all
Is happening to me
I found the greatest love of all
Inside of me
The greatest love of all
Is easy to achieve
Learning to love yourself
It is the greatest love of all
And If by chance that special place
That you've been dreaming of
Leads you to a lonely place
Find your strength in love
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子供たちの未来を信じよう
彼等によりよいことを教え、彼等を導びこう
彼等の内にある美しいものをすべて見せてあげよう
プライドを与えよう
そして子供たちに笑顔を
私たちもそうであったことを思い出して
誰もが英雄を求めている
仰ぎ見る人を誰もが必要としている
けれど私の求めを満たす人はいなかった
そんな寂しい場所で
自分自身に依って立つことを学んだのです
もう誰の影も踏んで歩かないと
随分前に決心したのです
転落しようと成功しようと
自分の信じるように生きた結果でしかないのだから
誰かが私をどこかへ連れ去ったとしても
私の尊厳までは奪い去ることは出来はしない
偉大なる愛の奇跡が我が内に舞い降りたから
私の心の内に偉大なる愛を見つけたのだから
偉大なる愛を成すことはとても容易いこと
あなた自身を愛すること
それこそが偉大なる全能の愛
もしあなたがずっと夢に見ていた特別な場所へ行くチャンスを与えられたのなら
寂しい場所へあなたを導びこう
愛の中にあなたの力強さが見つかるのだから
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ホイットニー・ヒューストンで80年代に大ヒットした曲ですが、元々はモハメド・アリの伝記映画のために書かれた曲。
モハメド・アリは1960年、ローマオリンピックで金メダルを獲得。その当時の名前はカシアス・クレイだったが、イスラム教に帰依しモハメド・アリに。華々しくプロ・デビューし連戦連勝を重ねるが、1967年、良心的兵役拒否のため世界ヘビー級タイトルとボクサーライセンスを剥奪され、3年間のブランクをつくる。再起し1974年、キンシャサの奇跡と呼ばれたフォアマンとの試合で再び世界チャンプになる。以後10度防衛、78年にタイトルを奪われるが奪回。1980年に引退するまでぼろぼろになって戦った。(猪木との異種格闘技戦をTVで見たのもよく覚えている。)
ベンソンは60年代既にジャズ・ギターの名手として売れっ子の地位を築きながら、70年代のフュージョン・ブームを牽引し、その後自らも歌うコンテンポラリーなサウンドへと常に今の成功に安住することなく新しいサウンドに挑戦し続けた人。その時その時に姿を変えてきただけに周囲から色んな批判もあっただろうけど、作品の素晴らしさで黙らせてきたのだ。
チャンピオンになっても黒人として差別を受け、アメリカ社会に批判的な言動を繰り返しつつ、実力で社会を見返したサクセス・ストーリーに、ジョージ・ベンソンは自分を重ね合わせていたのかもしれない。
“もう誰の影も踏んで歩かないと
随分前に決心したのです
転落しようと成功しようと
自分の信じるように生きた結果でしかないのだから”
アリもベンソンも、若い頃、頑張っても頑張っても認められず自分をねじまげて後悔し、このフレーズのような決意をしたのじゃないかと思う。だからこそ、世間での成功や評価に惑わされることなく、自分の信じる道をただ歩んでいくことが出来たのだと思う。
Johnny Winter / Still Alive and Well
![]() | Still Alive and Well Johnny Winter 1970 |
Did you ever look to see who is left around?
When I think about the past it only brings me down
Everyone I thought was cool is six feet under ground
Make love in the grass while the sun is shining down
They tried to get me lots of times and now they're
It feels so good your long blond hair baby
Coming after you I got out and I'm here to say
When you're down low make me shake make the whole earth quake
Baby you can get out to I'm Still alive and well
So everyone will know
I'm still alive and well
I'm still alive and well every now and then its kind of hard
To tell I'm still alive and well
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誰かが立ち去っていく姿を見送ったことはあるかい?
昔のこと思い出すと 気が滅入ってしまうんだ
みんな俺のこと、6フィートの土の下で冷たくなってると思ってやがるけど
太陽が沈んだら 原っぱの上で愛を交し合おうぜ
奴等は俺を捕らえようと躍起になってるけど
俺を捕らえて放さないのはおまえのブロンド・ヘアーだけ
さぁて、一発ぶちかまそうか
俺はここにいる
なぁ、おまえ、落ち込んだ時には地震みたいにシェイクしてみなよ
俺はまだ生きてるぜ。そして元気だ。
俺はまだビンビンのバリッバリだぜ。
俺はまだ生きてるぜ。そして元気だ。
俺はまだビンビンのバリッバリだぜ。
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さて、いよいよ人生の折り返し地点をターンして40代に突入してしまった。40歳なんてものすごいおっさんやと思ってたけど、いざ自分がなってみるとなんて青いのだろうと思う。
いっぱいいっぱい回り道をしてきた気がする。うまく立ち回ればいいところで意地張って損こいたこともたくさんある。けど、うまく立ち回るだけの生き方なんてまっぴらごめんだと、今もそう思う。それがいいことなのかどうなのかは今やもうよくわからないけれど、少なくともそんな自分でいれることに悪い気持ちはしない。
青いなぁ。けどね、14,5歳の頃に思った「嫌な大人」になってしまったら、あの頃の自分に申し訳が立たないのですよ。
青さついでに、今の気持ちを表現するとこの歌になる。
I'm still alive and well!
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♪Johnny Winter-Rock n' Roll Hoochie Koo
♪Rick Derringer - Still Alive And Well
| Best of Johnny Winter Johnny Winter |
ザ・ハイロウズ / Too Late To Die
![]() | Too Late To Die THE HIGH-LOWS 2002 |
そうだ俺は ブリキのコインだ
レートのない ブリキのコインだ
Too Late to Die ペテン師の
Too Late to Die 遺伝子を
Too Late to Die ばらまく
Too Late to Die
長い髪を 黄金のリボンで
黄金さえ かすんで見えるぜ
Too Late to Die 海岸まで
Too Late to Die 難破船を
Too Late to Die 探しに
Too Late to Die
降りるはずの 駅は後ろ
泊まるべき港を離れてく
Too Late to Die
Too Late to Die
Too Late to Die
Too Late
Too Late to Die
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Too Late to Die。
もはや死ぬのは遅すぎる。
ここまで生きてしまったんだから、こうなったら生き抜かなくてはね。
40代を迎えるにふさわしい、テーマ・ソングだ。
しっかし、ヒロトもマーシーも、いつまで経っても若いよなぁ。ブルー・ハーツ、ハイロウズときて、次はザ・クロマニヨンズと来たか。
僕にはもう、毎日ROCK'N'ROLLな体力は無い。
けどね、二十歳の頃、こうやって40になっても自分がROCK'N'ROLLにしびれることが出来るとは想像していなかった。ROCKなんて「あぁ、若い頃は好きだったけどね」なんて言う大人になるんじゃないかと思っていた。
あの頃と何にも変わってないなんてことは言わない。いろんなことが想像以上に変わった。けど、今もROCK'N'ROLLの心を震わせることが出来る自分でいれることが、ちょっと嬉しい。
もうここまで来たらいくつになってもこのまんま、で行けそうな気がしてます。
Too Late to Die!
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| FLASH~BEST~ THE HIGH-LOWS |
Jackson Browne / Running on Empty
![]() | Running on Empty Jackson Browne 1976 |
♪Runnin on Empty
Looking out at the road rushing under my wheels
Looking back at the years gone by like so many summer fields
In sixty-five I was seventeen and running up one-o-one
I dont know where Im running now, Im just running on
Running on - running on empty
Running on - running blind
Running on - running into the sun
But Im running behind
Gotta do what you can just to keep your love alive
Trying not to confuse it with what you do to survive
In sixty-nine I was twenty-one and I called the road my own
I dont know when that road turned onto the road Im on
Running on - running on empty
Running on - running blind
Running on - running into the sun
But Im running behind
Everyone I know, everywhere I go
People need some reason to believe
I dont know about anyone but me
If it takes all night, thatll be all right
If I can get you to smile before I leave
Looking out at the road rushing under my wheels
I dont know how to tell you all just how crazy this life feels
I look around for the friends that I used to turn to to pull me through
Looking into their eyes I see them running too
Running on - running on empty
Running on - running blind
Running on - running into the sun
But Im running behind
Honey you really tempt me
You know the way you look so kind
Id love to stick around but Im running behind
You know I dont even know what Im hoping to find
Running into the sun but Im running behind
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この軋むホイールの下の道路を見てごらん
たくさんの夏の野原のような、過ごしてきた年月を振り返ってごらん
1965年 ぼくは17歳で、国道101号線をただ走っていた
今走っているのがどこなんだかすらわからないけど
ぼくはただ走り続ける
走る ただ虚しく
走る 目隠しされたまんまで
走る 太陽に向かって
けど、後ろ向きには逃げたりしないさ
君の愛がまだ生きているのならばそれをやり続けなよ
生き残るためにすることならば混乱せずにやりとおしなよ
1969年 ぼくは21歳で、路上にいることが自分自身でいることだと思っていた
自分の走っている道が曲がりくねっているなんて思いもしなかったんだ
走る ただ虚しく
走る 目隠しされたまんまで
走る 太陽に向かって
けど、後ろ向きには逃げたりしないさ
ぼくの知ってる人たち
ぼくが行った場所
人々は信じるための理由が必要だ
自分以外の人のことなんて何にも知らないけれど
一晩中過ごせるならそれでいいじゃないか
ぼくが去っていく前に、きみが微笑んでくれるのならば
この軋むホイールの下の道路を見てごらん
このクレイジーな気持ちをどうきみに伝えればいいのかわからないよ
昔よく悪ふざけしあった仲間たちを探してみよう
彼らの瞳の中に、彼らも同じように
「逃走」を続けているのがよくわかるから
1965年 ぼくは17歳で、国道101号線をただ走っていた
走る ただ虚しく
走る 目隠しされたまんまで
走る 太陽に向かって
けど、後ろ向きには逃げたりしないさ
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荒野にまっすぐに伸びる一本の道とその先に垂れ込める雲。これからの行く先を暗示するかのようなジャケット写真。
セピア色の空は朝焼けなんだろうか、夕焼けなんだろうか、それとも明るい月夜?
人生をマラソンやレースに例えるのはあまり好きじゃないけれど、これまで過ごしてきた日々を振り返ってみると、やっぱり曲がりくねったり三叉路があったりしながら、一筋の「道」を歩いてきたのだと思ってしまう。そして、多分、これからも。
誕生日の夜に、学生時代からの友人からメールが届いた。なんだかんだでもう4.5年は会ってないのかな。どうにかこうにかそれなりに暮らせているらしい。仕事と家族で日々の大半は過ぎていくけれど、それで磨り減ったりはしていないようだ。
あの頃、俺たちは21歳で、路上にいることが自分自身でいることだと思っていた。自分の走っている道が曲がりくねっているなんて思いもしなかったんだ。道は自分のためにまっすぐ伸びていると思っていた。
今じゃ、道は自分のためにあるわけじゃないことも、まっすぐ続いていると思っていた道が突然寸断されるようなことがあることもおぼろげながら知っているけれど。
さて、この歌の主人公は、今も走り続けているのだろうか。
例えば40歳を迎えたとき、この歌の主人公はどんなことを歌うんだろうか。
例えばこんな感じだったらいいんだけどな。
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この軋むホイールもちょっとばかりくたびれてきたけれど
たくさんの夏の野原も冬の草原も通り過ぎてきたけれど
2007年 ぼくは40歳で、今だ道が続いていることに驚きながらもワクワクしている
こうなりゃとことん この道の果てまでいってみようじゃないか
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| The Very Best of Jackson Browne Jackson Browne |
THE BOOM & 矢野顕子 / それだけでうれしい
![]() | Singles+α THE BOOM 1998 |
♪それだけでうれしい
いつも思っていることなのに
君に会うと忘れてしまう
顔を見ているとうれしい
声をきいているとうれしい
それだけで それだけで うれしい
いつも座っているんだけれど
思い切って 立ってみるよ
顔が見えないとかなしい
声がきけないとかなしい
それだけで それだけで かなしい
夢の真ん中を歩いていこう 途切れることなく
心がひとりでいる時も
いつも愛してます
いつも愛してます
いつだって歌っているよ
悲しみを通り越すまで
顔を見ているとうれしい
声をきいているとうれしい
それだけで それだけで うれしい
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世の中には数多くの歌が流布していて、きっと今日も新しい歌が生まれているのだろうけれど、そのほとんどの歌のテーマは「恋愛もの」だ。
なぜなんだろう?確かに「音楽」と「恋」は相性が良いようだ。
音楽の一番素晴らしいところは、感情を感情のまま伝えることが出来ることだと思う。
映画や小説はいろんなシーン・いろんな感情を縦横に織り交ぜながら織るタペストリーのようなもの。文章は、まるで気体や液体のような感情を固形に固めるような作業で、どうしても微妙なニュアンスが削り取られてしまう。論を立てるには向いているけれど、形のハッキリしない気持ちをいちいち対象を相対化しながら言葉に置き換えなくてはならず、なんだかうまく伝わったのか伝わらなかったのか非常にまどろっこしい。
その点、上質な音楽は、そこにある微妙な感情をその感情の形のまま、気体を気体のままその匂いや質感まで伝えてくれる。
恋愛の、言葉にすると陳腐になってしまうような愛しい気持ちや、せつない気持ち、愛しさゆえのはがゆい気持ちや少し憎しみさえも入り混じった感情、或いは打算や駆け引き…そんな複雑で微妙な気持ちは、音楽のような容れ物でないとうまく盛ることが出来ないのかもしれない。
例えばこの歌。矢野顕子さんの、やわらかな木漏れ日のような声とピアノ。BOOMの宮沢くんの、そよぐ木の葉を揺らす風のような声とギター。そのふたつが合わさって届けられる、ふんわりとしたやわらかで暖かい雰囲気。音楽以外ではきっと表現しようがない空気感。
第一、この歌の歌詞のような言葉、照れくさくてなかなか面と向かっては言えません。
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| SUPER FOLK SONG 矢野顕子 |
Jimmy Reed / Honest I Do
![]() | Honest I Do & Other Classics Jimmy Reed 1953 |
なんとも言えずのんびりした緩いグルーヴ、すっとぼけた歌。なんとなくほんわかした気持ちにさせてくれるジミー・リードのブルース。
凍りつくような孤独やヒリヒリするような絶望をまとったロバート・ジョンソンやエルモア・ジェイムスのブルースに比べて、なんと能天気なんだろう。
けど、ふと思う。こののんびりほんわかした能天気さは、実は、たくさんのさみしさや辛いこと、しんどいこと、夢も希望もどっかいって、挫折や軌道修正やアキラメの果てのヒラキナオリの境地なのではないのだろうか?って。いろいろくよくよしても仕方がない、じたばたしてもどうにもならない。じゃあいっそヒラキ直って、もうあるがままでいいんじゃないか。今ここに在ることを、良いことも悪いことも全部受け止めてしまえばいいじゃないか。そんな、強さとしなやかさ。
そんなタフな境地にたどり着けるのなら、歳とることもまんざら悪くはないと思う。
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Don't you know that I love you
Honest I do...
I've never placed no one above you,
please tell me you love me....
stop driving me mad
you the sweetest little one that I ever had
I told you I love you
Stop driving me mad
When I woke up this mornin'
I never felt so bad
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こんなに愛しているのに
わかってくれないの
あなたの代わりなんて
誰も出来はしない
愛しあおうよ
もてあそばないで
今まで出会った誰よりも
あなたが愛しい
抱きしめあったんだ
胸がはちきれそうだったから
今朝目が覚めたとき
悲しい気持ちはふきとんでいたよ
The Whey-Hey-Hey Brothers / じぶんの詩 -A Beautiful Day-
![]() | じぶんの詩-A BEAUTIFUL DAY The Whey-hey-hey Brothers 2007 |
好きな車に乗って
子どものそばに居られて
彼女のために働いて
稼ぎはそれほど無いけど
It's a Beautiful day
とてもいい気分
Beautiful
It's a Beautiful day
好きな映画を買って
読みかけの本を持って
お気に入りの靴を履いて
ビールを飲み干した
It's a Beautiful day
とてもいい気分
Beautiful
It's a Beautiful day
なんだかんだと言って
まともに生きているって
でも時々先が見えなくて
心配になるけど
It's a Beautiful day
とてもいい気分
Beautiful
It's a Beautiful day
陽射しの強いある日
道を歩いてたその時
俺は自分の存在を
存在に気付いた
It's a Beautiful day
それはいい気分
Beautiful
It's a Beautiful day
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このBlogを始めて以来、「新曲」を書くのは初めてだ。
The-Whey-Hey-Hey-Brothers。ぐっさんこと山口智充と、俳優の山本耕史と佐野さんの深夜番組から生まれたコラボ、らしい。その番組は観てなかったけど、数年前の大河ドラマ「新撰組!」はよく観てて、出演メンバーの独特の和気藹々とした雰囲気が好きでした。
どういう経緯でこのコラボが実現したのかは詳しくないけれど、「新撰組!」同様、リラックスして楽しく伸び伸びプレイしたレコーディングの雰囲気まで伝わってくる軽快なロックンロール。
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以下は、佐野さんがこの曲に寄せたコメント。
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『世の中には結婚前の「君」や「彼女」について歌った曲は多いが、結婚後の「彼」や「彼ら」について唄った曲は少ない。それは残念なことだ。10代や20代と同じくらい、いやそれよりもっと以上に「唄=詩」を必要としているのは30代以上の「オトナ」たちかもしれない。
この曲の主人公は既婚の男性で父親、マトモに働きマトモに稼いでいる世間から見たらごくありふれた一市民だ。世は格差社会の到来について話している。それはきっと、大事なものは手に入りづらくなり、どうでもいいようなものに金を払い続ける、そんな社会のことを言うのだろうか。経済学者は言う。格差社会では働いても豊かにならない層が出てくる、と。人情からすればこれじゃマトモにやってられない。
この唄はそんな格差社会にあって、しかし自らを発見するに至った幸運な男についてスケッチしてみた。彼は言う。「陽射しの強いある日、俺は自分の存在に、気づいた」。僕はこれだと思う。四の五の言わず「自分」を発見した者の勝ち。他人のモノサシで生きるなんて本当にばからしい。「楽天」や「ノー天気」とはまた違う楽観主義。これがロック。ぐっさん、僕のために「もう一回」唄ってくれ!』
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仕事柄、委託会社の20代の若い連中と接する機会がけっこうある。会社の上層部からは「あいさつしない」「身だしなみが悪い」と評判が良くないけれど、実際付き合ってみると、本当に真面目でナイーヴで前向きで一生懸命。誤解を与えるのは、表現がシャイなだけなんだと思う。今でこそ偉そうに言うけれど、俺たちだって20代の頃はあんなだったんじゃないのか?
そんな仕事の日々で、格差社会という言葉は日々リアルに感じている。
正規職員の連中はどっか彼らを見下しているような風さえあって、例えば同じような営業課題を与えられて彼らが頑張って成果を上げると「委託会社さんでもやれるじゃないか」って…。「でも」ってなんだよ、「でも」って。
今ある「格差」はたまたまのタイミングの違いだけでしかなくて、決して実力の差じゃない。正規職員よりも優秀で、もしくはたくさん努力している委託職員やパートさんやアルバイトさんはたくさんいる。今年、息子さんが社会人になるあるパートさんが言っていた。「私よりも息子の初任給の方が多いねんで。あんな半人前の何にもできへんような奴の方が。」彼女は能力も高く責任感も強く正規職員同等、時にはそれ以上の仕事をしている。しかも家庭でのあれやこれやも同時並行で。私はパートだから、なんて言い訳はしない。まったく彼女の言うとおりだと思う。
彼ら・彼女らが、自分たちより安い賃金で厳しい労働条件で働いてくれているからこそ自分たちがごはん食べれているんだっていうこと。そのことを忘れて安穏としているといつか大きなしっぺ返しを食らうと思うよ。
まぁ、そんな話はどうでも良いけれど、彼らはまだまだ自分の将来に確信が持てないままの暮らしを強いられているように思う。
稼ぎは少ないし将来が安定しているとは言いきれない。このまま10年も20年もこんなふうに働いていけるのかな、って不安になることもあるだろうし、決心がついてここを離れていく奴も出て来るんだろうけれど、例えばこの歌に歌われたスピリットのようなものをどうか持ってくれたらな、って思う。
夢に描いたような人生とは違うかもしれないけれど、小さな存在かもしれないけれど、今ここで起きていることをありのままに受け入れて楽しむことが出来る。そんな風に思える人生が、稼ぎよりも安定よりも一番の幸せなんじゃないかって、最近本当にそう思う。
小沢健二 / Lovely
![]() | LIFE 小沢健二 1994 |
♪Lovely
夢で見た彼女と会ってFeel all right
誰かのちょっと待ってなんて知らない
Life is a show time すぐにわかるのさ
君と僕とは恋に落ちなくちゃ
夜が深く長い時を超え
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
それでLife is comin' back 僕らを待つ
Oh,baby Lovely lovely way こんな素敵なdays
いつか誰かと完全な恋に落ちる
Oh,baby Lovely lovely way 甘く素敵なdays
暖かい手僕に触れるのさ 君のハートが僕にわかるのさ
夜が深く長い時を超え
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
ダイナマイトな魅力でFeel all right
お互いにぎゅっとつかめばIt's so tight
Life is a show time ベルが鳴るような
こんなスリルが僕らを刺すのさ
夜が深く長い時を超え
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
それでLife is comin' back 僕らを待つ
Oh,baby Lovely lovely way こんな素敵なdays
いつか誰かと完全な恋に落ちる
Oh,baby Lovely lovely way 甘く素敵なdays
強く僕は感じまくるのさ
他の誰かじゃまるでダメなのさ
夜が深く長い時を超え
Lovely lovely way,Can't you see the way it's a
Lovely lovely way,Can't you see the way it's a
Life is a show time すぐにわかるのさ
君と僕とは恋に落ちなくちゃ
夜が深く長い時を超え
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
それでLife is comin' back 僕らを待つ
Oh,baby Lovely lovely way こんな素敵なdays
いつか悲しみで胸が一杯でも
Oh,baby Lovely lovely way 続いてくのさdays
Life is a show time すぐにわかるのさ
君と僕とは恋に落ちなくちゃ
夜が深く長い時を超え
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
とても寒い日に僕ら手をたたき 朝が来る光分かり合ってた
それでLife is comin' back 僕らを待つ
Oh,baby Lovely lovely way こんな素敵なdays
世界に向かってHelloなんて手を振る
Oh,baby Lovely lovely way 機嫌無敵ななdays
いつか僕ら外に飛び出すよ
君と僕とはドキドキしてるよ
誰かの待つ歩道を歩いてく
Oh,baby Lovely lovely way 息を切らす
Life is comin' back
Life is comin 'back
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1994年発表のこのアルバムを初めて聴いた時すでに今の会社で勤めていた。元フリッパーズ・ギターの目立たない方のギタリストだった彼はこのアルバムで一躍「オザケン」で通用するスーパースターになってしまったけど。もう少し若い頃に出会ってればもっとはまったかもしれないなと思う。
一曲目の「愛し愛されて生きるのさ」からずっと、眩しいくらいの輝かしさとその向こう側のせつなさがあっちこっちに散りばめられていて、まともに聴くと気恥ずかしいくらい。生きていることの素晴らしさを見出した一瞬の歓喜に満ち溢れている、とでもいうのでしょうか。関西の片田舎のベッドタウンで育った僕にこのアルバムで描かれたような世界とはまったく無縁だったけど、まるで自分の青春がこんなだったかと勘違いしそうなくらいに眩しい。
さて、その中の一曲「ラブリー」。
小沢健二的世界観の中で貫かれる無邪気で確信犯的なラブ・ソング。“君と僕とは恋に落ちなくちゃ”とか“他の誰かじゃまるでダメなのさ”なんて、確信犯でなきゃ言えない。
確信犯になるための必要条件は、きっとたったのひとつだけだと思う。
失うことを恐れないこと。
結果大切なものを失うことになったとしても、そのことまで含めて引き受けるくらいの覚悟がないとなかなか確信犯にはなれない。
それにしても何ていうんだろう、この幸せな感じ。手を触れあったりキスしたり体を重ねあうことが、ただの行為としてではなく、あふれる想いと自然に地続きで交される、そんな幸福な瞬間は人生の中でどれくらい訪れるのだろう。
森山直太朗 / いつかさらばさ
![]() | 乾いた唄は魚の餌にちょうどいい 森山直太朗 2001 |
卒業式シーズン。卒業式自体に大した想い出はない。卒業式に歌った歌も何だったか覚えていない。中学・高校ともに学校なんてさっさと出て行きたい場所だったし、卒業とともに二度と会う機会のない友達なんて所詮その程度に付き合いだったわけだし。むしろ悲しいのは、卒業して数ヶ月やりとりがあっても、新しい環境になじんだ途端に音信不通になっていく人たち。かけがえないと思っていた付き合いが実は代替可能だったことを、音信不通になってから思い知らされることになる。
すっかり卒業式スタンダードになった森山直太朗の「さくら」。今年もあちこちで歌われたのだろう。この人のイメージはこの曲に象徴される透き通るようなハイトーン・ボイスと、いまどき珍しい少し古風なくらいの全うな感傷だと思う。その「さくら」が入ったアルバムにもう一曲、別れがテーマの「いつかさらばさ」という曲が入っていた。こんな曲だ。
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♪いつかさらばさ
もしも君が心なき言葉に傷ついたとしても
僕に出来ることといえばそれを茶化してやる程度
特に気の効いたセリフの持ち合わせなんてないけど
時間の許す限り君の横でおちゃらけていたいよ
そうさ これが僕のすべてさ
どうせいつかはさらばさ
僕が君について知っているここと言ったら
君が紅茶に砂糖を三つ入れるってことだけさ
こんな言い方じゃ誤解を招くかもしれないけれど
他人が二人でいるにはそれくらいがちょうどいいんだ
そうさ 合言葉はいつでも
どうせいつかはさらばさ
耳を劈くほどに鳴り響く沈黙を塗りつぶすように
君は聞く「ねぇ、私は一体あなたの何なの?」
そんなとき僕は笑って言うのさ
「どうせいつかはさらばさ」
そうだ君にひとつだけ聞いておきたい話があるよ
君は僕を世界で一番大切って言うけれど
世界がどれほどの広さか何て皆目見当がつかないよ
つまり君の瞳の奥に映っているのは本当に僕なのかい
あらゆるすべてのことをふたりで分かち合おうとした時に
僕は初めて本当の孤独を味わうことになるのやも
そして独り彷徨い歩きを続ける寒空の下
改めてお互いの大切さに気付ける日が来るぜ
確信はないけど
そうさ それが今の答えさ
どうせいつかはさらばさ
どこにでも転がっているよな形のない幸せの中で
たまに思う 僕はこの先何処へ行くのだろう
それはそうと今夜は月がキレイ
ねぇ、どうせいつかはさらばさ
愛しさも切なさも君を思うが故に生まれるもので
だから目を背けることなく受け入れなきゃならないことなんだろう
そうさ これが僕のすべてさ
どうせいつかはさらばさ
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森山直太朗は1976年生まれ。言わずと知れた森山良子のご子息だが、音楽を始めたのは意外と遅く20歳を超えてから、デビューは母親とは関係なく路上で歌っててインディーズでCD出して、らしい。
この歌や「さくら」が発表されたのは直太朗26歳の時。「さくら」でのせつない希望を含んだセンチメンタルとはずいぶんニュアンスの違う諦念というか無常観がこの歌のトーン。
「いつかさらばさ」って捨て台詞は、若気の至りでとっても使いたくなる言葉だ。絶望的・享楽的なニュアンスに若者は惹かれやすいのだ。僕も、20歳代前半は「どうせいつかはさらばさ」という少し投げやりな、だからこそ今がすべて、今この瞬間を楽しく過ごせればいい、みたいな気持ちで、半ばやぶれかぶれに、その場しのぎ的に生きてきた。そんな、何者からも一見自由な気分が心地よかった。
けど、表層的なニヒルさとは裏腹に、この歌の底に流れるのは、目の前の相手を失いたくない愛おしい気持ち。
「いつかさらば」するからこそ、目の前にある対象を愛おしく思う気持ち。
本当に分かり合えることなんてないことを理解した上でだからこそ分かり合いたいという気持ち。
アキラメの向こうの希望、というか、自分の人生のサイズを知った上での、自分なりのサイズの夢。
「いつかさらばさ」なんて格好つけた言葉は、実は照れ隠しのポーズなんじゃないか?
直太朗氏はこの歌を必ずコンサートで歌っているらしい。これからも歌い続けていくのならば、この歌のトーンは、どんどん優しくなっていくのではないか、と思う。
| 傑作撰 2001~2005(初回) 森山直太朗 |
松任谷由実 / 最後の春休み
![]() | SEASONS COLOURS-春夏撰曲集- 松任谷由実 1979 |
♪最後の春休み
春休みのロッカー室に
忘れたものをとりに行った
ひっそりとした長い廊下を
歩いていたら泣きたくなった
目立たなかった私となんて
交わした言葉数えるほど
アルファベットの名前順さえ
あなたはひどくはなれてた
もしもできることなら
この場所に同じ時間に
ずっとずっとうずくまっていたい
もうすぐ別の道を歩き
思い出してもくれないの
たまに電車で目と目があっても
もう制服じゃない
窓の近くのあなたの机
ひとりほおづえついてみる
ふたをあけると紺のボタンが
隅のほこりにまぎれてた
もしもできることなら
この場所に同じ時間に
ずっとずっとうずくまっていたい
もうすぐ別の道を歩き
思い出してもくれないの
そよ風運ぶ過ぎたざわめき
今は春休み 今は春休み 最後の春休み
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卒業シーズンとともに懐かしい思い出がふと思い出されるように思い出したユーミンのこの歌。
卒業、って言葉そのものが、ずいぶん懐かしい響きがする。
懐かしくなって卒業した学校に遊びに行くとする。最初の一年や二年は懐かしい先生や後輩や自分と重ね合わせたくなる学生の姿があったりして思い出を素直に甦らせることができる。
けれど、やがて、いつの間にか、懐かしさのあまりに卒業した場所を訪れたとしても、それは、そこが今はもう自分の場所ではなくなくなってしまっていることに気付かされてしまうだけのことだと解ってしまうのだ。
かつては自分の場所だったものが、今は自分の場所ではない、その何ともいえない寂しさをどう表現すればいいのだろう。
校舎は今もそこにある。けれど、そこにもう僕はいない。
同じ場所に同じ時間にずっとうずくまっていることなど、できはしないからこそ、そんなことわかっているからこそ、そう願ってしまうのかもしれないな。
綾戸智絵 / Tennesee Waltz
![]() | Life 綾戸智絵 1999 |
綾戸智絵は1957年9月10日に大阪府で生まれた。
両親の影響でジャズとハリウッド映画に囲まれて育った彼女は、3才でクラシック・ピアノを始める。教会ではゴスぺルを歌い、中学に通いながら夜はクラブでピアノを弾き、17才で単身渡米。ロサンジェルスと大阪を行き来する生活が始まった。その後、ニューヨークでゴスペル・クワイヤーのメンバーに加わり結婚、一児をもうけるが離婚。91年帰国後は、通訳、英語の観光ガイド、デパートの販売員、ジャズ・ボーカルの教師など数々の職業を経験しながら、大阪のジャズ・クラブなどでも歌い始め、自主制作盤を3枚制作する。
98年6月、40才にしてアルバム「For All We Know」(98/6/21)でプロ・デビュー。
以来、年間100回以上のコンサートで歌い、毎年2枚のCDを発表している。
(綾戸智絵公式ファンクラブ・サイトhttp://www.ayado-club.com/より)
その後の綾戸さんの活躍はご存知の通り。あまりにもキャラが濃すぎてメディア露出が多すぎるとすぐ飽きられ過去の人にされてしまうのでは?とも思ったけれど、綾戸さんのパワーの前にはそれも杞憂だったようです。
音楽の魅力は、結局のところ「人」の魅力だ。
もちろん音楽のみにかかわらず、あらゆる芸事、もしくはあらゆる表現について言えることだろうけど、つまるところは「人」の魅力。その人の生きてきた過去や生きることへの姿勢の魅力。
綾戸さんの音楽が心に響くのは綾戸さんの音楽に魂がこもっているからだ。弾き出される音、歌われる言葉のひとつひとつに力が漲っているというか、とにかくパワフルだ。それも力こぶ入った暑苦しい魂の込め方ではなく、あくまで自然体に自分の魂のカタチをさらけだしている。歌えることの喜びとともに。
ゴシップ的には、やんちゃな幼少時代のことや、NYでの結婚、DVと離婚、シングルマザー、或いは乳がんのことが取りざたされる。それらの自身の歩んできた道に媚を売ることなく、そのことをしっかり受け止めた上で、今ここに在る自分自身の存在を肯定する力強さ。
綾戸さんの生きることへの姿勢そのものが、彼女の音楽をより魅力的にしているのだと思う。
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I was dancin' with my darlin to the Tennessee Waltz
When an old friend I happened to see.
I introduced him to my darlin' and while they were dancin'
My friend stole my sweetheart from me.
I remember the night and the Tennessee Waltz
Now I know just how much I have lost
Yes, I lost my little darlin' the night they were playin'
That beautiful Tennessee Waltz
Now I wonder how a dance like the Tennessee Waltz
Could have broken my heart so complete
Well I couldn't blame my darlin', and who could help fallin'
In love with my darlin' so sweet
Well it must be the fault of the Tennessee Waltz
Wish I'd known just how much it would cost
But I didn't see it comin', it's all over but the cryin'
Blame it all on the Tennessee Waltz
She goes dancin' with the darkness to the Tennessee Waltz
And I feel like I'm falling apart
And it's stronger than drink and it's deeper than sorrow
This darkness she left in my heart
I remember the night and the Tennessee Waltz
Cause I know just how much I have lost
Yes I lost my little darlin' the night they were playin'
That beautiful Tennessee Waltz
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テネシーワルツの調べに乗せて
愛しい人と踊っていたの
友達が偶然やってきて
あたしは彼を紹介したわ
そしてしばらく一緒に踊ったの
そして彼女は、あたしから愛しい人を奪い去ってしまった
思い出す あの夜
あのテネシーワルツ
あの日何を失ってしまったのか、今ならよくわかるけれど
愛しい人は去ってしまった
バンドは、テネシーワルツをずっと奏でていた
あたしの心を完璧に砕いてしまった
あのテネシーワルツって、どんなダンスだったかしら
愛しい人をけなすつもりはないわ
もちろん彼を恋に落としたテネシーワルツにしても
なんて罪なテネシーワルツ
高い代償を支払って、そのことをやっと知ったの
でももういいの
全部終わったこと
けれど涙が零れ落ちてしまうの
全部テネシーワルツのせいよ
彼女はテネシーワルツに乗せて
暗がりで彼と踊っていたの
あたしの心は粉々に砕け散ったわ
二日酔いよりも強く
痛みよりも深く
彼女はあたしの心に暗闇を置いていったの
思い出す あの夜
あのテネシーワルツ
あの日何を失ってしまったのか、今ならよくわかるけれど
愛しい人は去ってしまった
バンドは、あの麗しいテネシーワルツを
ずっと奏でていたの
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綾戸さんがコンサートで必ず歌う「Tennesee Waltz」。
原曲は、友人に彼氏を盗られた思い出を歌う、実はけっこう悲しい歌だが、アヤドにかかればこんな感じだろうか?
『あの男、ほかの女のとこへ行ってしまいよった
まぁ、ええわ。あんな男
せやけど、なんでやろ 涙が止まらへん
ぜんぶテネシーワルツのせいやねん』
去った男への恨み辛みを並べるでもなく、悲しみに浸りきるでもなく、思い出は思い出として、痛みは痛みとしてちゃんと受け止めた上で、前を向いて生きようとする力強さを与えてくれる。
というか正確には、綾戸さん自身が歌うことで力強くなろうとしているのがよくわかるからこそ、その姿に勇気づけられるわけですが。
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| BEST 綾戸智絵 |
| マイ・ライフ 綾戸 智絵 幻冬舎 |
♪Chie Ayado - My Way
綾戸智絵 / Every Breath You Take
![]() | friends 綾戸智絵 1999 |
綾戸さんの魅力をもう一曲。
綾戸さんは1998年のメジャーデビュー以来11作のオリジナルアルバムを発表しているけれど、そのうち自作曲はたったの2曲。つまり、ほとんどが人の歌のカバー。最近はやや「懐メロおばさん」的な選曲も多いけれど、「他の人の歌」でもってここまで自分を表現してしまうその「うた」の咀嚼力は本当にすごい。優れたジャズとはそういうものと言ってしまえばそれまでですが。
彼女は幼い頃からジャズやポップスやアメリカ映画から英語を学んだそうですが、その原曲の歌詞の世界をしっかり咀嚼して、綾戸流に〜おそらく彼女の人生経験の中で生まれたエッセンスを付け加えた上で〜表現してしまう、その力は決して「語学力」ではなく「人間力」なのだと思うのです。
例えば、4枚目のアルバムに入っているTHE POLICEの“見つめていたい(every breath you take)”はこんな歌詞の歌。
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Every breath you take
And every move you make
Every bond you break, every step you take
I'll be watching you
Every single day
And every word you say
Every game you play, every night you stay
I'll be watching you
Oh, can't you see
You belong to me?
How my poor heart aches
With every step you take
Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake, every claim you stake
I'll be watching you
Since you've gone I've been lost without a trace
I dream at night, I can only see your face
I look around, but it's you I can't replace
I feel so cold, and I long for your embrace
I keep crying baby, baby please,
Oh, can't you see
You belong to me?
How my poor heart aches
With every step you take
Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake, every claim you stake
I'll be watching you
Every move you make, every step you take
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
I'll be watching you
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スティングが歌う原曲は無機質で淡々としたサウンド。
歌詞は一聴すると甘いラブソングのようですが、どこかでスティングが「この歌は監視と支配に関する歌だ」と述べていたように、原曲には歪んだ愛情というか、少しストーカー的なニュアンスがある。
お前の呼吸のひとつひとつまで
お前の動作のひとつひとつまで
お前の破った約束のひとつひとつも
お前の踏むステップのひとつひとつまでも
私はずっと観察しているのだよ
わからないのかい?お前は俺のものなのだ
お前がステップを踏むたびに
私の心がどんなに痛むことだろうか
あえて訳せばこんなかな?・・・よく言えば一途というか、偏執狂的な少し歪んだニュアンス。少なくともこの歌の主人公が見ているのは実は相手ではなく自分だけなのです。
綾戸さんはそんな歌を、思いっきりスィートな、まるで溜息が出るようなラブソングに変えてしまう。
綾戸さんが歌っているのは、多分こんな感じ。
あなたの吐息
あなたの仕草
あなたが破った約束
あなたの所作のすべてを
ずっと見つめていたいの
ひとりぼっちの日はいつも
あなたの言った言葉や
あなたとふざけあったこと
あなたといた夜のこと
思い出してるのよ
わからないのかしら
あなたはあたしのもの
あなたが動くたび
うずく小さな心
あなたの仕草
あなたの破った誓い
偽りの微笑み
あなたの愚痴までも
ずっと見つめてたいの
あなたが去ってからというもの
あたしは軌道をなくしたまんまで
夢を見てもあなたの顔しか浮かばなくて
振り向いたらもうあなたの姿は見えなくて
ただ寒くて
あなたに抱きしめてほしくて
ずっとただ泣き叫ぶのよ
あなたの吐息
あなたの仕草
あなたが破った約束
あなたの所作のすべてを
ずっと見つめていたいの
----------------------------------
綾戸さんに歌の中にはストーカー的な部分は微塵もなく、ただ相手との関係を望むせつない気持ちがあふれている。
そして、彼女のハスキーな声で溜息のように“I'll be watching you”と囁かれたあとに、まるでこらえきれずこみ上げてくる思いを吐き出すようにソプラノ・サックスのすすり泣き。ドキドキする心臓の鼓動のようなドラムのブラッシング、チクチクと心の端っこが痛むようなベースの響きがそのせつなさをさらに増幅させる。
かつて胸が張り裂けるような恋をした人じゃなきゃ、この歌をこんな風には歌えないのではないのかしら?なんて思ってしまうのです。
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| BEST 綾戸智絵 |
| Synchronicity The Police |
安室奈美恵 / Respect the Power of Love
![]() | RESPECT the POWER OF LOVE 安室奈美恵 |
声の力。それは確かにある。
いわゆる“ソウル・ディーヴァ”と自称他称されるシンガーがわんさかと出て来るけれど、そのほとんどは残念ながら心に響かない。それは、技術の上手い下手や楽曲の良し悪しではない。声に込められたサムシング。
頂点にまっすぐに駆け上っていったこの頃の安室奈美恵はカッコイイ。何が良いって、なによりも誰にも媚びていない姿勢、まっすぐな声、ではないかと思う。誰かに媚びた瞬間うたはうたとしての輝きを失うことになることを彼女はきっとよくわかっていた。
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♪Respect the Power of Love
つよく抱いていて 笑顔見せるまで
遠く寂しい想い吹きとばして
こんなに変われる 運命より強く
磁石のようにあなたに惹かれた
純粋なあこがれと 子供のような無邪気さと
このごろでも変わらない
あなたを大切にする気持ち
誰でももし男女が 人間でありたいなら…
...RESPECT...RESPECT
...RESPECTthe POWOR OF LOVE
誰かに伝えたい 伝えなきゃ守れない
愛を守るため 嘘はつけない隠せない
どこかに隠れて 四角い空ながめてた
だけど昨日も
RESPECT the POWER OF LOVE
それでよかった
ほとんどは許してくれない
まわりや世間は許してくれない
1人じゃ耐えられそうもない
そんな時ははやくあなたに会いたい
痛みも辛さも 癒すこと出来はじめた
このごろでも変わらない あなたを救いたい気持ち
誰でももし男女が 人間でありたいなら…
...RESPECT...RESPECT
...RESPECTthe POWOR OF LOVE
今日も明日も 全部心は満たしきれない
どうしてこんなに
ただ前に進まなきゃならない?
(RESPECT the POWER OF LOVE)
誰かに知らせたい
lt's the POWER OF LOVE 何よりも
誰かに伝えたい
マイフェバリット 好きだけじゃない
...RESPECT...RESPECT
...RESPECTthe POWOR OF LOVE
SION / 夢を見るには
![sionkawai2[1].jpg](http://blog-imgs-22.fc2.com/g/o/l/goldenblue/sionkawai2[1]s.jpg)
かわいい女 / SION
1991
お前と別れるのは 照れくさいけど
やっぱちょっと淋しい
俺とはまるで違うやつだったし
仕事以外に 話しもなかったけど
おかしなもんだ 女といるより
お前といた時間の方が長かった
どこへ行くつもりか わかんねぇけど
お前の歩く空が晴れてたらいいな
なんだかんだ言って ずいぶん世話になった
そして 俺は何もしてやらんかった
俺の前で 俺の後ろで
いつもお前は頭をさげてた
少しはあったか 俺のそばにいて
よかったって事が まあ ねぇだろうな
何をやりたくなったか わかんねぇけど
お前の歩く空が晴れてたらいいな
落ち着いたら 電話をくれねぇか
それから 彼女にも会わせろ
せいせいしてるさ その堅苦しい顔を
毎日見ないですむと思うと 飯もうめぇや
おかしなもんだ 女といるより
お前といた時間の方が長かった
どこへ行くつもりか わかんねぇけど
お前の歩く空が晴れてたらいいな
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「Yが、次の仕事を見つけたらしい」と人づてに聞いた。
Yは委託会社の責任者だった。無茶な要求にも文句も言わず引き受けてくれて、自分の部下の不始末を全て片付けて、でも日が暮れる頃にはトラックの中でぐったりしていたお前。
正規社員の半分程度の給料で倍近い時間をハードな条件で働らいて、そんな労働環境で社員が居つくわけもなく、風土は荒れ、悪循環のように退職者が増え、それを全部抱え込んだ挙句、お前までパンクしてしまった。
思えば無茶も言い過ぎたかも知れない。
けど、それだけお前を頼りにしていたってことだけはわかってほしい。
まぁいいや、お前はまだまだ十分若いし、お前ならきっとどんな場所でもきっと気に入られるし、通用するはずだ。
酒、飲みすぎるなよ。
Albert Ayler / Truth is marching in〜Our Prayer

Live In Greenwich Village: The Complete Impulse Recordings / Albert Ayler
1967
3月20日フリーカメラマンの鴨志田穣さんが腎臓癌のため亡くなられた。42歳だった。
アルコール中毒を克服して西原理恵子さんと復縁したと聞いていたが、こんな結末もじゅうぶん想定した上でともに暮らしていたんだと思うと泣けてきた。
最後になってしまった鴨志田さんのブログで、こんな会話があった。
「何、何かおもしろい記事でもあったの」
「ああ、これ。行ってみたいと思わない?」
インドネシアの農民がマグロの大型遠洋漁船に乗りこんで、漁師になる、という話だった。
「もともと漁師と違って農民だから金を蓄える。漁民は儲けた金は一晩で使うが、農民は蓄える。土地を買う。牛を買う。次にトラクターを買う。家を建てる。農民は成功者が多いから乗り組み希望者が今は順番待ちの状態だ。日本船も我々も助かる。農民も潤う。良いビジネスだ」
と、現地派遣会社社長の言葉が添えてあった。
「どう、おもしろいでしょ。日本だと『マグロ船に乗るか』が脅し文句だけれど、インドネシアじゃサクセスストーリーなんだよ。まぁ、ステレオタイプの話で失敗した男たちもたくさんいるだろうけれどさ。その失敗した男たちの話ってのを取材したくなってね」
「あんたじゃないの。まんま。あんたの人生そのものです」
「そうかなぁ。お、俺は、俺たちは二人とも漁師だと思ったんだけど・・・」
「あははっ、そうかあ、二人とも漁師だあ。先のことなんて考えられないもんなぁ」
この会話の雰囲気はすごくよくわかる。
そして、二人ともなんて強いんだろうと思う。
(http://www.ozmall.co.jp/entertainment/kamo2/vol15/)
鴨志田さんの訃報のあとから気になっていたのが、毎日新聞日曜日連載の西原さんのまんが「毎日かあさん」。果たして西原さんはこの状況でまんがを書くのだろうか?あれだけ強いヒトだから、書けるのかも知れない。少しドキドキして今朝新聞を開いた。
そこには、「しばらくお休みします」とのお詫び記事。
正直、ほっとした。あの西原さんでさえ、そんなに強くはないものだということに。
鴨志田さんのような、周囲も自らも省みることなく、そのときに自分を突き動かすことに向かって気の向くまままっすぐに生きてきた人生。それはそれでありなんだと思う。周りにとっちゃ大迷惑なんだけど、本人はけっこう幸せに人生を全うしたのかもしれないな。
ここから先は、このブログのためのちょっと強引な文章…
音楽の世界にはそんな無鉄砲な男がたくさんいた。
例えば40歳で肝臓癌で亡くなったジョン・コルトレーン。
クスリに溺れながら比類なき演奏力で自らのスタイルを築き上げ、ヘロインを克服し、自らの世界を確立し、晩年はインド哲学に傾倒し再びLSDに手を出し、オーネット・コールマンやアルバート・アイラーなどのフリー・ジャズに影響を受けた新しいジャズを切り開こうとしていた。
そのアルバート・アイラーがコルトレーンのお葬式で演奏したのがこの歌。
ヴァイオリンも含めた混沌としたフリークトーンと突拍子もないフレーズの嵐の中から、伝統的なニューオリンズのマーチングバンドのようなメロディーが可憐な一輪の花のように浮かび上がってくる刹那が美しい。
http://www.revenantrecords.com/mp3s/Truth_Is_Marching_In.mp3
このノイズの中からぽこっと浮かび上がるメロディの美しさは、例えばさきほどの鴨志田さんと西原さんの会話のような、何気ないけど忘れることの出来ない美しい輝きを放っていて…
人生で本当に美しいのは、こんな何気ない瞬間なのかもしれないな、なんて思った。
Neil Young / Tell me Why
![]() | After The Gold Rush Neil Young 1972 |
♪Tell me why
Sailing heart-ships thru broken harbors
Out on the waves in the night
Still the searcher must ride the dark horse
Racing alone in his fright.
Tell me why, tell me why
Is it hard to make arrangements with yourself,
When you're old enough to repay
but young enough to sell?
Tell me lies later,come and see me
I'll be around for a while.
I am lonely but you can free me
All in the way that you smile
Tell me why, tell me why
Is it hard to make arrangements with yourself,
When you're old enough to repay
but young enough to sell?
Tell me why, tell me why
Tell me why, tell me why
-----------------------------
心の舟は うらぶれた港から
夜半 波に乗って出航する
未だ何かを捜し求める者は
荒馬に跨らなければならない
心のうちの怖れとたった一人で競り合いながら
僕に話して
自分自身に折り合いをつけるのはかなりしんどいことじゃない?
やり直すにはもう齢をとりすぎたし
投げ出すにはまだまだ若すぎて
嘘をついて
僕に会いに来て
もうしばらくこの辺にいるから
僕はひとりぼっちだけれど
君は僕を解放してくれる
その微笑ってやり方で
僕に話して
自分自身に折り合いをつけるのはかなりしんどいことじゃない?
やり直すにはもう齢をとりすぎたし
投げ出すにはまだまだ若すぎて
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大人になると、自分自身が思ったとおりに話してはいけない場面に時々出くわしてしまう。
僕はロックを聴いて大人になったから、何でも思ったとおりの言葉を口にし続けてきた。そのことで多くの人を知らずのうちに傷つけたかもしれないし、また自分自身も傷ついてきた。それでもやっぱり、自分の内側から出てきたものだけを頼りに、これからもそうしていきたいと願っている。
そんな僕でも、言葉を選んで話さないといけない場合が、ときたまある。
立場上やむをえないと、借り物の言葉を並べるのはまっぴらごめんだから、自分の本音とは違うその意見が何を目的にどんな背景から出てきた事柄なのかをとことん考える。そんな過程の中から、今まで「これが自分の意見だ」なんて主張してきたことの浅はかさを見せつけられてますます落ち込んだりもする。
今さらながら、大人になるとは、そんなことの繰り返しなんだな、と思う。
ニール・ヤングは、その頑固なルックスとは裏腹に、その表現のスタイルをころころと節操なく変え続けてきた人だ。轟音でバリバリギターをかき鳴らして叫びまくったかと思えば次のアルバムではアコギ抱えてひっそり歌う。残念ながら「名曲」は少ない。せいぜい佳作、ほとんどは駄作。主義主張を大声で宣言する歌があり、とてつもなく優しい歌もあり、非情なまでに残酷な歌があり、希望を湛えた歌もあれば、虚無一色の歌もある。とにかくとらえどころがない。彼の中では脈絡も辻褄もあるであろう彼の内面での変化についていくのは並大抵のことではない。
けれど、その振幅の幅にこそニール・ヤングの本当の姿があるのだと思う。そしてどんなに振幅の幅が広くても、どんな歌をどんなスタイルで歌っても、誰かの真似事ではなく、ニール・ヤングにしか出せない色や匂いや味わいがいつもそこにある。
自分自身に折り合いをつけることは実際しんどいことだけど、もはやここまで来たら中途半端な投げ出しは許されないし自分自身納得がいかないから、進んでいくしかないのです。
さしあたっては、自分自身から放たれた言葉が自分自身にしか出せない色と匂いと味わいを醸し出せればいい。願わくばニール・ヤングのように。
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| Greatest Hits Neil Young |
J.D Souther / You're Only Lonely
![]() | You're Only Lonely J.D.Souther 1979 |
♪You're Only Lonely
When the world is ready to fall on your little shoulders
And when you're feeling lonely and small
you need somebody there to hold you,
You can call out my name.....when you're only lonely
Now don't you ever be ashamed, when you're only lonely
When you need somebody around on the nights that try you
I was there when you were a queen
and I'll be the last one there beside you
So you can call out my name.....when you're only lonely
Now don't you ever be ashamed, when you're only lonely
Ooh it's no crime,
darlin' we got lots of time, whoa
No, there's nothing wrong with you
Darlin', I get lonley, too
So if you need me,
all you gotta do is call me
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まるできみの小さな肩に世界が崩れ落ちてきそうな時
さみしくて、自分自身の存在がものすごく小さく感じてしまうときは
抱きしめてくれる誰かが必要だ
ぼくの名前を呼んで
きみがさみしい時は
恥ずかしいことじゃないよ
きみがさみしい時は
立ち向かわなきゃいけない夜
誰かがそばにいてくれたらとても心強い
きみがまだ怖いもの知らずだった頃からぼくはそこにいた
そして、きみのそばにいる最後の者になりたいと願っている
ぼくの名前を呼んで
きみがさみしい時は
恥ずかしいことじゃないよ
きみがさみしい時は
それは罪じゃない
まだまだたっぷり時間はあるさ
何も間違ってはいない
ぼくもさみしいんだ
ぼくが必要なら
ぼくに電話してよ
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ちょっと「You've got a friend」のアンサーソングみたいなこの歌は、1979年の大ヒットナンバー。当時12歳だからリアルタイムで聴いたのかどうだかはっきりした記憶はないけれど、Billy Joel“Honesty”や Boz Scaggs “We're All Alone”とともに、自分史のずいぶん初期の頃から耳になじんでいた歌のひとつ。まだ愛だの恋だのなんてなんもわからん頃。何となくわからないなりに恋する気持ちってこの歌みたいにせつなく甘酸っぱい感じのものなのかなぁ、なんて思っていた。
もちろん今だってまったくわかったうちには入らないのだけれど。
昔は、恋愛というものは、長い時間をかけてじっくり育った果実のようなものだと思っていた。自分の心に、或いは二人の間に育った果実。そのおいしそうな果実をどうやって味わうのかだけが重要な事柄だった。
今思うのは、恋する気持ちはある種の欠落なんだということ。心の中に開いた穴ぼこ。そのピースがなければ埋まらない、満たされない心の中のある部分。「欠落」という言い方の聞こえが悪ければ、お互いの心の中の一部分をお互いに預けあったような感じ?自分が自分であるための重要な手がかりが、相手に預けてしまった心のある部分の紙切れに書かれてあったりするような、その部分がなければ自分が自分として成り立たないような。
うまく説明できないけれど、人はきっと誰でも心のある部分をそうやって誰かと共有しあうことで成り立っている生き物だ。歳をとるたびにそんな思いは強くなっていく気がする。
最後のセンテンスのCall meは、あえて「呼び出してよ」ではなく「電話してよ」って訳しました。実際会えないとしても、電話やなんかで相手と繋がっていることを感じられることが大事だから。今の時代なら「メールしてよ」になるのかもしれないけれど。
Billy Joel / Honesty
![]() | 52nd Street Billy Joel 1978 |
♪Honesty
If you search for tenderness
it isn't hard to find.
You can have the love you need to live.
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind.
It always seems to be so hard to give.
Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.
I can always find someone
to say they sympathize.
If I wear my heart out on my sleeve.
But I don't want some pretty face
to tell me pretty lies.
All I want is someone to believe.
Honesty is such a lonely word.
Everyone is so untrue.
Honesty is hardly ever heard.
And mostly what I need from you.
I can find a lover.
I can find a friend.
I can have security until the bitter end.
Anyone can


















