Bonnie Raitt [Nick of the Time]
![]() | Nick Of Time Bonnie Raitt 1989 |
五月の薫風みたいにさらりと爽やかなブルースを聞かせてくれる、ボニー・レイット。小さな頃からフォークやブルースに親しみ、豪快かつ繊細なスライド・ギターを得意し、ローウェル・ジョージ亡きあとのリトル・フィートに加入を勧められたほどの実力派。演奏もルックスもどちらかというと地味というか渋好みかもしれないけれど、ちゃらちゃらした女臭さを見せびらかすような女性シンガーとはまるきり違う存在感。
どうやら僕は昔から女の子っぽいのはどうも苦手らしい。急にめそめそしたり急に怒り出したり、自分の楽しみに人を巻き込んだりふりまわしたり。女の子っていうのは不可解だし、はっきり言って苦手だ。
そんなわけで僕が好きな女性は、まず仕事ができる人。そして自分の意思をしっかりと持っている人。クリッシー・ハインドやパティ・スミス、そしてボニー・レイットもそんなタイプの女性だと思う。
このアルバムは1989年発表の11作目。長年在籍したワーナーから「レコードが売れない」との理由で首を切られ、私生活でも失恋やトラブルが重なり、失意の底でアルコール中毒になっていた時期から抜け出して、6年ぶりにレコーディングされた作品。
ワーナー時代の晩年はずいぶん売れ線狙いのオーバー・デコレーションなアレンジだったのが、ドン・ウォズのプロデュースによりまるで70年代初期の頃みたいに、さらっとしつつ芯が太くて時々豪快な、ごわっとしたデニムのような肌触りの感触に仕上がっている。
どちらかといえば田舎臭いブルース。けれど、世間の流行とはかけ離れたところで長い年月をかけてより熟成された大人の味わい。そして、女らしさを売りにしないからこそ、それでもこぼれ出てくる女らしさにくらくらっとしてしまうのです。その色気は、若い女にゃ絶対に出せない。
ちゃらちゃらした若いお姉さんなんかより、ボニー・レイットのように、歳をとるほどに魅力的になっていく女性が素敵だと思う。
その違いは、自分の意思を持っているかどうかなのか、なのだと思う。
もちろんこれは、女性に限らず、ですけれど。
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Real Man
Dont want no secret agent
Dont need no long cadillac
Dont want nobody with no problems
I don't need a man with a monkey on his back
I need a real man
I said a real man
I need a real man
Aint messing with no toy
I don't need no baby boy
Dont need to send me no flowers babe
Sending flowers is real nice
Way I've been feeling my hearts been a-reeling
I need a man that loves me once
I want a man that loves me twice
Its a sticky situation babe
Keep me up late at night
Honey don't know the difference
Wanna go left when you shoulda gone right
I want a real man
I said a real man
I want a real man
I've been around the world
I'm a woman not a girl
I don't want no million dollers
I don't need no diamond ring
You can twist and shout
For to knock yourself out
I don't care about material things
I want a real man
I need a real man
I want a real man
I said a real man
I want a real man
I need a real man baby
I want a real man
I want a real man
Real man
Real man
Aint messing with no toy
Dont need no baby boy
I been around the world
Im a woman not a girl
I want a real man
Real man
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シークレットエージェントなんて必要ない
キャディラックも要らない
トラブルのひとつも抱えていないような人は信用できない
猿を負ぶったような男も要らない
あたしが必要なのは本当の男
おもちゃがなくても寂しくはない
かわいいだけの男の子なんてどうでもいい
花束を贈ってくるような男に興味はない
花束を贈られるのはすごく素敵なことだけど
心臓をドキドキさせてくれるような方法がいいわ
一度でも二度でも本当に愛し合える男が必要なの
真夜中にじゅんとしてくるようなシチュエーションで
あなたがどうだかはよくわからないけれど
あっちへいっててよ
そのほうがあなたにとってきっと正解なんだわ
あたしが必要なのは本当の男
世界中を旅してきたわ
あたしは女
小娘じゃないわ
100万ドルなんてほしくはないの
ダイヤの指輪も必要じゃない
あなたはロックしてるわね
形あるものなんてどうだっていいのよ
あたしが必要なのは本当の男
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Bonnie Raitt ft.Jerry Portnoy-Love Me Like A Man(1977)
| The Bonnie Raitt Collection Bonnie Raitt |
Bryan Adams / (Everything I Do) I Do It for You
![]() | Waking up the Neighbours Bryan Adams 1991 |
初夏の頃に似合う音楽といえば、何となくブライアン・アダムス。Tシャツとジーンズの似合う青春ぽい爽やかさがこの季節にマッチする。
ブライアン・アダムスは1959年カナダ生まれ。1980年、21歳でデビューし1983年の「Cuts like a Knife」でブレイクし、翌年の「Reckless」が世界的に大ヒット。5曲のシングルヒットを連発した。
彼の音楽の良さは、一言で言うと「若さ」。ストレートで実直で熱血で健康的で素直な想いを、ストレートなビート、ストレートなギターに乗せて、ポップでわかりやすいメロディで、少し苦味のあるハスキーな声で歌うブライアン。大人になって聴けばかわいらしいくらいだけれど、正直、いじけてひねくれて女の子にモテなかった僕のような少年からは、ある意味羨ましく、ある意味健康的過ぎてなかなか感情移入できない、そんなシンガーだった。
大ヒットのあとにどんな作品を世に出すかでアーティストの真価は問われる。
ブライアンの中では健康的で単純であることが実はコンプレックスだったのだろう。1987年、ブライアンの5作目「Into the Fire」は、ある意味周囲の期待を裏切る、渋い音楽性と哲学的な悩みを抱えた詞を持った作品だった。大人っぽく渋いそのサウンドはかっこよかったけれど、何かが失われていた。瑞々しさのようなものが。そして結果、セールスも評価もボロボロだった。
その後1991年まで、ブライアンは沈黙する。
そして発表されたのがこの「Waking Up The Neighbours」。
そこには、ブライアンらしい、素直で健康的なメロディやアレンジが戻ってきていた。無理した背伸びじゃなくほんの少しだけ大人になって、けどあのころのやんちゃ坊主のままの屈託のない笑顔のような音楽。
例えばこの曲「(Everything I Do) I Do It for You 」にしても、馬鹿みたいにストレートな、気恥ずかしくなるようなラブソング。これが結果的には大ヒットシングルになる。
自分なりの自信作「Into the Fire」が支持されなかったことに、ずいぶん迷ったのだろうと思う。そして最終的に『自分らしさのままで行けばいいじゃないか』という境地にたどり着いたのだと思う。そしてその自分らしさとは、実は自分の中にではなく、自分とオーディエンスの間に生まれるものだということに。
それからのブライアンの足取りはご存知の通り。少し歳はとったけれど、今も万年青年のような爽やかでやんちゃで素直で熱血な音楽を提供してくれている。売れ線狙いのバラード・シンガー、サントラ・シンガー的な受け止めや中傷もあるのかもしれないけれど、僕はそうは思わない。聴衆の求めるものを素直に紡ぎだすことに喜びを感じる音楽職人。それこそが彼らしさを一番発揮できる場所なのだとしたら、そしてそのことで多くの人が喜び感動するのならば、それは、この上なく素晴らしいことなのだと思う。
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♪(Everything I do) I do it for you
Look into my eyes - you will see
What you mean to me
Search your heart - search your soul
And when you find me there you'll search no more
Don't tell me it's not worth tryin' for
You can't tell me it's not worth dyin' for
You know it's true
Everything I do - I do it for you
Look into your heart - you will find
There's nothin' there to hide
Take me as I am - take my life
I would give it all - I would sacrifice
Don't tell me it's not worth fightin' for
I can't help it - there's nothin' I want more
Ya know it's true
Everything I do - I do it for you
There's no love - like your love
And no other - could give more love
There's nowhere - unless you're there
All the time - all the way
Oh - you can't tell me it's not worth tryin' for
I can't help it - there's nothin' I want more
I would fight for you - I'd lie for you
Walk the wire for you - ya I'd die for you
Ya know it's true
Everything I do - I do it for you
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僕の瞳を見れば、わかるだろ
僕にとって君がどれほど大切かってこと
過去を省み、魂の求めるものが何かを訪ね
その果てで僕の姿を見つけるだろう
やるだけ無駄だなんて言わないで
命を懸けてやるようなことじゃないと
僕のすることは全部君のため
本当だよ、わかるだろ
僕の心を覗き込めば気づくだろう
隠すものなどもはや何もない
ありのままの僕を受け入れて欲しい、僕の命までも
僕は思う、全てを君に捧げたい
全てを犠牲にできればと
戦ってまで得る価値などない、なんて言わないで
この気持ちに抗えないんだ、それ以上望むものなどないのだから
僕のすることは全部君のため
本当だよ、わかるだろ
君の愛以外、愛と呼べるものなどありはしない
誰も君以上の愛をもたらせはしない
もし君がいなければ、僕には行くところさえない
どこにいても どんなときも
やるだけ無駄だなんて言わないで
命を懸けてやるようなことじゃないと
僕のすることは全部君のため
本当だよ、わかるだろ
君のためなら戦いに挑もう
君のためなら綱渡りだってできる
君のためになら命を落としても構わないとさえ思う
Rod Stewart [The Great American Song Book]
![]() | As Time Goes By: The Great American Songbook, Vol. 2 Rod Stewart |
ロッド・スチュワートほど多くのいわゆる「良心的なロック・ファン」から卑下され揶揄されている人も少ないのではないだろうか?
曰く「ロッドがかっこいいのは70年代中頃まで」「ジェフ・ベック・グループやフェイセズでのロッドはかっこよかったのに、ちゃらちゃらしたディスコに走り、今じゃ老いぼれた懐メロスター。ロック・スピリットのかけらもない。」
それは、ある意味真実なのだろうと思う。
ロッド・スチュワートは、若い頃はプロのサッカー選手を目指して結局挫折し、ビートニクスになって世界中を放浪した後、旅で覚えたブルース・ハープ奏者としてジミー・パウエル・アンド・ザ・ファイブ・ディメンションズに加入。その後転々とバンドを渡り歩き、ジェフ・ベック・グループでメジャーになり、クビになるとロン・ウッドとフェイセズに加入し同時にソロ・シンガーとして別のレコード会社と契約。このあたりがなんともいいかげんだが、二束のわらじを履きつついかれたロックンロールを歌ってきた。
1975年フェイセズ解散後は、派手なファッションに身を包み、流行のディスコ・サウンドなんかも節操なく取り入れた、きわどくセクシーな歌と泣きのバラードでヒットチャートを席巻し、時代を代表するセックス・シンボル、スーパー・スターに成り上がる。この頃のロッドのイメージは本当に軽薄な色男そのものだった。
一時代が去った後もロッドの軽薄さや節操のなさは変わらない。
80年代にはアパルトヘイトで興行が禁止された南アフリカで平然とライヴしたり、90年代アンプラグドが流行れば早速レコード出して、名曲バラードをカバーするたびにベスト盤出して。98年には若者受けを狙った?90年代ロックをカバーしたアルバム。それがはずれると今度は「グレイト・アメリカン・ソングブック」なんてゆー、あんたはフランク・シナトラかっ!と突っ込みたくなるようなジャズのスタンダードのカバー・アルバムを作ってビッグ・バンドで朗々と歌い、しかもそれが当るや立て続けに3年間で4枚の「アメリカン・ソング・ブック」シリーズ。更には「グレイト・ロック・クラシックス」なんちゅーアルバムまで出す始末。調子に乗りすぎ!
そこには確かに、かつてのいかしたロックンローラーのイメージは微塵もない。今のロッドは、金儲けのためには手段を選ばない、魂さえも売り渡せる男でしかない。平気で自分の過去を切り売りし、懐メロを歌ってご満悦のくたびれたオヤジ。少年の頃嫌悪した、大人の世界。あんな大人には死んでもなりたくないと思ったような。
60年代〜70年代、ロックという新しいカルチャーが、今までの古い価値観をぶち壊していった。
それは、将来のために今を犠牲にしたり世間体のために我慢したりしないで、今やりたいことをその瞬間にやりたいだけやりまくって「今」を楽しみ、あっという間に去ってしまうような生き方、そんな価値観。例えばジミ・ヘンドリックスみたいに。それこそがロック的な生き方だと思っていた。自分を偽らず「本当の自分自身」を追及するのがロックなんだと。
ある時たまたまこの「グレイト・アメリカン・ソングブック」を耳にする機会があって、目から、いや、耳からウロコが落ちた。
かっこいいのだ。
一度は聞いたことのある、どうでもいいようなスタンダード・ソングが、あのロッド独特のしわがれ声で歌われる。それがどうしようもなくかっこいい。
ロックかどうかなんてどうでもいい。軽薄でも節操なくても構わない。音楽に重要なのは、心を震わせることができるかどうか、ただそれだけだ。そんな風にこのCDを聴いて改めて思った。
ロッド・スチュワートという人は、最高の音楽さえ歌うことができれば、きっと「本当の自分自身」なんてどうでもいいいのだろう。そんなものはきっとプロ・サッカー選手を挫折した時点でとっくに捨てていたのかもしれない。からっぽの自分が何かの拍子で歌ってみたら回りの人間が喜んだ。それがそんなにいいのなら、それをやっていくさ、みたいな感じ?いかしたロックンローラー気取りだった頃からずっと、ロッドはただ、最高の音楽を歌いたい、聴衆と共に最高の音楽を共有したい、ずっとただそれだけをやってきた。ひょっとしたら音楽ですらなくてもよかったのかもしれない。目の前の誰かが自分のすることに喜びさえしてくれるのなら。
「自分探し」だなんて言うけれど、「本当の自分自身」なんて一体どうやって見つけるのだろう?何を以って本当の自分自身と呼ぶのか、なんて誰にも分からない。
「本当の自分」は実は他人の瞳の中や心の中、それから自分がたどってきた過去の中にしか存在しない。そのことに媚びたり取り繕ったりせずに、自分に求められることをただやっていくだけ。
ロッドはずっと昔から、そのことをよく知っていたのに違いない。
「グレイト・アメリカン・ソングブックVOL.2」から、フランク・シナトラも十八番だったこの曲を。
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Until The Real Thing Comes Along
I'd work for you, I'd even slave for you
I'd be a beggar or a knave for you
If that isn't love, it'll have to do
Until the real thing comes along
I'd gladly move the earth for you
To prove my love, dear, and it's worth for you
If that isn't love, it'll have to do
Until the real thing comes along
With all the words, dear, at my command
I just can't make you understand
I'll always love you, darling, come what may
My heart is yours, what more can I say?
I'd sigh for you, I'd cry for you
I'd tear the stars down from the skies for you
If that isn't love, it'll have to do
Until the real thing comes along
With all the words, dear, at my command
I just can't make you understand
I'll always love you, baby, come what may
My heart is yours, what more can I say?
I'd lie for you, I'll cry for you
I'd lay my body down and die for you
But if that isn't love, it's gonna have to do
Until the real thing comes along
Until the real thing comes along
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君のために働いていく
君のためなら奴隷にだってなれるだろう
乞食にだって悪漢にだって
もしこれが愛じゃないとしても
僕はきっとやり続けていかなきゃいけない
本当の真実って奴がやってくるまで
この地球で君に出会えたことを感謝したい
愛ってなんなのか 証明するために
それはとっても大事なこと
もしこれが愛じゃないとしても
僕はきっとやり続けていかなきゃいけない
本当の真実って奴がやってくるまで
全部の言葉を総動員したとしても
君を理解することなんでできっこない
けど、これからもずっと愛してる(はずだ、きっと)
僕の心は君のもの
これ以上に何が言える?
君に溜息をつき、君のせいで泣き叫び
星が空から落っこちちゃうくらい涙を流すだろう
君のためにウソをつき、君のために泣き叫び
君のためにこの身を投げ出し死んでもいい
もしこれが愛じゃないとしても
僕はきっとやり続けていかなきゃいけない
本当の真実って奴がやってくるまで
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What a Wonderful World - Rod Stewart
Nick Lowe / Cruel to be Kind
![]() | Labour of Lust Nick Lowe 1979 |
良いお天気の土曜日だった。
初夏の陽射し。からっと乾いた風。
そんな日に似合う曲は何だろう、と考えてみた。
ニック・ロウの「恋するふたり(Cruel to be Kind)」、なんてどうだろう。
乾いたアコースティック・ギターがじゃかじゃかかき鳴らされるごきげんなパワー・ポップ。
何にも考えず、さわやかな風に吹かれて青い空をただぼぉっと眺めてる。たまにはそんな一日があってもいい。
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♪Cruel To Be Kind
Oh, I can't take another heartache
Though you say oh my friend, I'm at my wit's end
You say your love is bonafide, but that don't coincide
With the things that you do and when I ask you to be nice
You say you've got to be...
Cruel to be kind in the right measure
Cruel to be kind it's a very good sign
Cruel to be kind means that I love you
Baby, got to be cruel, you got to be cruel to be kind
Well I do my best to understand dear
But you still mystify and I want to know why
I pick myself up off the ground to have you knock me back down
Again and again and when I ask you to explain
You say, you've got to be...
Cruel to be kind in the right measure
Cruel to be kind it's a very good sign
Cruel to be kind means that I love you
Baby, got to be cruel, you got to be cruel to be kind
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「あなたはただのお友達よ」って君が言ったときから
抑えきれない心の痛み
冗談なんて出てきやしない
「あたしの愛は誠意よ」なんて言うけれど
それはなんだか矛盾してる
君のすることなんでもかんでも
都合のいいように解釈させてもらうとしたら
冷たくするのは気がある証拠
それってけっこう正しいかもよ
冷たくするのは気がある証拠
わかりやすい恋のサインさ
冷たくするのは気がある証拠
愛してるってこと意味してるのさ
冷たくするのは気がある証拠
一生懸命理解しようとしてきたけれど
君は未だにわからない
どうしてなのか教えてほしい
僕を何度も何度も地面にたたきつけるなんてさ
説明してって尋ねてみたら
冷たくするのは気がある証拠
それってけっこう正しいかもよ
冷たくするのは気がある証拠
わかりやすい恋のサインさ
冷たくするのは気がある証拠
愛してるってこと意味してるのさ
冷たくするのは気がある証拠
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英国のポップ職人、ニック・ロウ。
その紡ぎだされる世界はウィットとユーモアに富んでいて、とても僕なんかの乏しい英語力・日本語力では表現できっこないので、この訳はかなりいいかげんです。
言葉は風土から生まれる。
エンターテイメントに関しては古い歴史を持つ大人の国英国人ならではのウィットとユーモア。日本語ではなかなかこの感覚は説明できないなぁ。
大瀧詠一 / 空飛ぶくじら
![]() | アーリー大瀧詠一 大瀧詠一 |
町角にぼくは一人 ぽつんとたたずみ
ビルとビルのすき間の空を見てたら
空飛ぶくじらが ぼくを見ながら
灰色の町の空を 横切っていくんです
そこでぼくはふと 君のこと思い出して
いそぎ足の通りを 渡るところ
空飛ぶくじらが ぼくを見ながら
灰色の町の空を 横切っていくんです
くじら くじら ららるらるらららら
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1980年代に時代を席巻した松本隆・大瀧詠一コンビが、まだはっぴいえんどに在籍していた1972年の、大瀧詠一ソロ・シングル。
良いお天気の空を眺めていたら、ふとくちずさみたくなった。
今日の空のような乾いた情景。
心地のよい孤独。
大瀧氏のちょっととぼけたようなボーカルが、松本隆の詞にはいつもある孤独感をオブラートに包む。
70年代までの日本人の紡ぎだす歌の世界は、演歌にしろフォークにしろやたらと湿っぽかった。血縁、地縁、そんなおせっかいなものがまだ機能していた或いは残骸が残っていたあの時代「町角にぼくは一人 ぽつんとたたずみ」という情景そのものが夢だったのかもしれない。孤独は日常の外にある心地よい憧れだったのではないだろうか。
70年代からそんな情景を描いていたはっぴいえんどの面々がそれぞれの場所で大きな成功を収めた80年代以降。
その頃を境に、日本人の性質は大きく変化したのだと思う。人々は、かつてあったやや重く暑苦しいような絆を放棄して、快適な暮らしと交換した。それは、良いとか悪いとかではなく時代の必然として。
いまや、この歌の描き出す、孤独で乾いた情景は、どこにでもあるありふれた景色になった。
そんな風景が当たり前の時代に育った今の若い人たちにとって、この歌はどんな風に響くのだろう。
ちなみに1972年当時の僕は、留守番が大好きな子供だった、らしい。母や、ちょっかいばっかりかける兄、泣いてばかりの弟のいない空っぽの家は、いつもと違って空気が澄んだような心地よい感じがしたのをリアルに覚えている。
Nick Heyward [North of a Miracle]
![]() | North of a Miracle Nick Heyward 1983 |
ゴールデンウィークのしめくくりは、一日中しとしと降る小雨だった。
梅雨時の雨と違って、じっとり湿っぽくないさわやかな雨。
ぼんやりと感傷に浸るには悪くないお天気だ。
こんなクールな日にふと聴きたくなったのは、例えばニック・ヘイワードのこのアルバム。
センチメンタルだけど、湿度の低い、そよ風が吹き抜けていくようなさわやかさが、少し甘酸っぱい香りを運んでくる。
ふとずっと昔のこと、小さな恋の悩みや、これから先の人生について思い悩んでいた頃を思い出させるような。
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♪Whistle Down the Wind
Out the window
Look what's happening
In my prism
watching day by (day by day)
In my humour (ha)
Kiss and make up friend
Out the window
Look what's happening
Give my time away
Give me all the time I pay
Kiss my cross away
I break down doors my candle whistles
Hello Hello hope you're feeling fine
Hello hello hope you're feeling mine
Hello hello hope you're feeling fine
hope you're feeling time
Out the window
Bring me back my rose I gave away
In a picture
A freckle and a famous feature
She's not smiling
Give my time away
Give me all the love you need
I want to watch you bloom and breathe
Kiss my mouth I hear you whistle
Hello Hello hope you're feeling fine
Hello hello hope you're feeling mine
Hello hello hope you're feeling fine
hope you're feeling time
Whistle down the wind (whistle softly)
Whistle down the wind (whistle softly)
Kiss and be my friend (whistle softly)
Whistle down the wind
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窓の外で
何かが起きている
覗いてみよう
僕のプリズムを通して
キスを交して友達になろう
僕らしいユーモアさ
窓の外で
何かが起きている
僕の時間を何処かへやって
僕が大事に過ごしてきた時間
十字架にキスして投げ捨てて
ろうそくを吹き消して
ドアを蹴り破って
ハロー、君が素敵な気分だと良いね
ハロー、君が僕のこと感じてくれるとうれしいよ
ハロー、君が素敵な気分だと良いね
ハロー、あの時のことを思い出してほしいんだ
窓の外
僕があげたばらの花もどこかへいっちゃった
写真の中
そばかすだらけの君
けど、微笑んではいない
僕の時間を何処かへやって
君が必要だっていった愛を全部
花開き呼吸する君を見ていたい
僕にキスして
君の口笛を聞かせて
ハロー、君が素敵な気分だと良いね
ハロー、君が僕のこと感じてくれるとうれしいよ
ハロー、君が素敵な気分だと良いね
ハロー、あの時のことを思い出してほしいんだ
風に乗ってゆく口笛
風に乗っていく口笛
キスして友達になろう
風に乗っていく口笛
Billie Holiday / A Sailboat in the Monnlight
![]() | A Musical Romance Billie Holiday 1937 |
ビリー・ホリデイ、といえばもう名前だけで伝説化されてしまってて、なんかもうとにかく素晴らしい…みたいな感じがあるけれど。
伝説をとっぱらって耳を澄ましてほしい。
このレコードに収められているのは、1936年〜37年、ごく初期のまだうら若きビリー・ホリデイ。
若いカップルに望まれずに世に産みだされ、人種差別、貧困、レイプ、売春、投獄、麻薬。そんな暗いイメージとはほど遠い、歌うことが嬉しくて仕方がないような少女の姿がある。
届かぬ恋心を月に託すかのような、せつない想いに小さな心を振るわせる少女のキュートでチャーミングな歌声が聴こえてきます。
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A sailboat in the moonlight
And you
Wouldn't that be heaven
A heaven just for two
A soft breeze on a june night and you
What a perfect setting
For letting dreams come true
A chance to sail away
To sweetheart bay
Beneath the stars that shine
A chance to drift
For you to lift
Your tender lips to mine
Some things dear
That I long for are few
Just give me a sailboat in the moonlight and you
A chance to sail away
To sweetheart bay
Beneath the stars that shine
A chance to drift
For you to lift
Your tender lips to mine
Some things dear
That I long for are few
Just give me a sailboat in the moonlight and you
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月明かりの下
小船の上にあなたとふたり
まるで天国みたい
わたしたちふたりにとっては
6月の夜のそよ風とあなた
なんて完璧なシチュエーション
夢が叶うのね
甘い気持ちの岸辺から
船出する時が来たわ
星の光に寄り添って
あなたが漕ぎ出してくれる
やさしいあなたのくちびるがわたしに
ずっとこんなのを待ち望んでたのよ
あなたと月明かりの下
漕ぎ出すための小船がほしいの
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1937年録音。ts:レスター・ヤング、cl:ベニー・グッドマン、tp:バック・クレイトン、p:テディ・ウィルソン、g:フレディ・グリーン、b:ウォルター・ペイジ、ds:ジョー・ジョーンズといった当時のスイング・ジャズのオールスター的な面々。
この頃、ビリー・ホリデイは22歳。
売り出し中のサックス奏者だったレスター・ヤングと運命的な出会いをしたのはこのテディ・ウィルソン楽団でのセッションでのこと。
以後、互いを「レディ」「プレス」と呼び合い心を通わせ支え合った二人は、レスターの徴兵によって引き裂かれ、それぞれの事情でふたりとも麻薬に溺れる人生を送るはめになっていくのだが。
そんな二人が一番輝いていた時期の輝かしい演奏。
二人の惹かれあう姿は、単なる恋仲以上の、なんでもいろんな想いを共有しあえる同志とでもいうべき存在だったことがこの録音からも伺える。
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Billie Holiday and Lester Young
John Lennon / Nobody loves you when you down and out
![]() | Walls and Bridges John Lennon 1974 |
♪Nobody Loves You (When You're Down And Out)
Nobody loves you when you're down and out
Nobody sees you when you're on cloud nine
Everybody's hustlin' for a buck and a dime
I'll scratch your back and you scratch mine
I've been across to the other side
I've shown you everything, I got nothing to hide
And still you ask me do I love you, what it is, what it is
All I can tell you is it's all show biz
All I can tell you is it's all show biz
Nobody loves you when you're down and out
Nobody knows you when you're on cloud nine
Everybody's hustlin' for a buck and a dime
I'll scratch your back and you knife mine
I've been across the water now so many times
I've seen the one eyed witchdoctor leading the blind
And still you ask me do I love you, what you say, what you say
Everytime I put my finger on it, it slips away
Everytime I put my finger on it, it slips away
Well I get up in the morning and I'm looking in the mirror to see, ooo wee!
Then I'm lying in the darkness and I know I can't get to sleep, ooo wee!
Nobody loves you when you're old and grey
Nobody needs you when you're upside down
Everybody's hollerin' 'bout their own birthday
Everybody loves you when you're six foot in the ground
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落ち込んでいるときには 誰も君を愛さない
有頂天になってるときには 誰も君を気にかけない
誰もがはした金のために夢中になっている
僕は君の背中を引っ掻く
そして君も僕の背中を引っ掻くだろう
向こう側へもずいぶん行った
僕の見たものは全部君に伝えてきたから、隠し事なんてない
けど、君は「愛してるの?」って僕に訊く
どうして?ねぇ、どうして?
僕はこう答えるさ
「すべてはショー・ビジネスさ」って
落ち込んでいるときには 誰も君を愛さない
有頂天になってるときには 誰も君を気にかけない
誰もがはした金のために夢中になっている
僕は君の背中を引っ掻く
君は僕の背中にナイフを突き立てる
何度も海を渡った
片目の魔女が目をつぶったまま本を読んでいた
けど、君は「愛してるの?」って僕に訊く
なんだって?ねぇ、なんだって?
すくい上げたと思った瞬間から、こぼれ落ちてゆく
すくい上げたと思った瞬間から、こぼれ落ちてゆく
朝目が覚めて
鏡をただ覗き込んでいる
暗闇の中に横たわり
もう二度と眠れぬことを知る
年老いてグレイになった君を もはや誰も愛さない
ハイになったりダウンになったりしてる君を もはや誰も愛さない
誰もが話すのは自分の誕生日のことばかり
そして君が6フィート地下に眠ったら
良い人だったなんて言うものなのさ
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その頃、僕は苦しんでいた。苦しんでいたのだということは、後になって解ったことで、その当時は今目の前に起きていることに必死であがいていただけなのだけれど。
自分がやってきたことにそれなりの自信があった。
けれど周囲からNoを突きつけられた。
そんなはずじゃないと、尚更躍起になって、意固地になっていた。
力で押し切ることだけを考えていたのかもしれない。けれど何も事態は好転しなかった。力を尽くすことにも疲れ果てて、自分のやり方を反省する前に力を発揮しない奴のせいにしようとしていた。
「落ち込んでいるときには 誰も君を愛さない。」
まったくジョンの言うとおりだと思う。
ビートルズの夢を否定したものの自らの才能の枯渇にぶちあたる中でヨーコとも別居し自暴自棄になっていた1974年。34歳のジョンは孤独の渕でのたうちまわっていた。そんな血が滲むようなひりひりするほどの心の痛みが伝わってくる。
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| Menlove Ave. John Lennon |
| Wonsaponatime John Lennon |
John Lennon / Stand by Me
![]() | ROCK AND ROLL John Lennon 1975 |
♪Stand by Me
When the night has come
And the land is dark
And the moon is the only light we see
No I won't be afraid
No I won't be afraid
Just as long as you stand, stand by me
And darling, darling stand by me
Oh, now, now, stand by me
Stand by me, stand by me
If the sky that we look upon
Should tumble and fall
And the mountain should crumble to the sea
I won't cry, I won't cry
No I won't shed a tear
Just as long as you stand, stand by me
And darling, darling stand by me
Oh, stand by me
Stand by me, stand by me, stand by me
Whenever you're in trouble won't you stand by me
Oh, now, now, stand by me
Oh, stand by me, stand by me, stand by me
Darling, darling stand by me
Stand by me
Oh stand by me, stand by me, stand by me
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夜が来て世界を真っ暗闇の中
月だけが僕らの明かりだとしても
怖くない 何も怖くない
君がそばにいてくれさえすれば
だから、僕のそばにいて
僕のそばにいてほしいんだ
仰ぎ見る空が落ちてきて
あの山が海の中へ崩れ落ちたとしても
泣いたりしない 涙なんて見せないさ
君がそばにいてくれさえすれば
だから、僕のそばにいて
僕のそばにいてほしいんだ
たとえどんなことがあっても
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1975年にリリースされたアルバム『ROCK AND ROLL』は、いわゆるオールディーズと呼ばれる古いロックンロールのカバー・レコードだった。
僕は、あらゆるジョン・レノンのレコードの中で、このアルバムに刻み込まれたジョンの姿が、一番ジョンらしいと思う。
少年時代に愛聴していたであろうロックンロールを、少年時代のように嬉々として無邪気にシャウトするジョン。そこには、ただの一人のロックンロールが大好きな男の姿がある。今までの色んな幻想を全部ご破産にした、裸のジョン・レノンの姿が。
孤独と絶望のどん底でぎりぎりまで追い詰められたジョンは、自らのルーツに立ち返ることで何とか自分を立て直そうとしたのだと思う。
これから先どこへ向かうべきなのか?そのことを再確認するために、すべてを一度天井裏に放り上げて、シンプルにルーツに立ち返ってみる必要があった。
そしてそこで得た答えは、きっととてもシンプルなものだったのだと思う。
思いのままに、シンプルに、自分らしく生きること。
それこそが少年時代にジョンがロックンロールから受けとったメッセージそのものだった。
それにしても、このアルバムのジョンのかっこよさったらどうよ。
例えばこの『Stand by Me』。
ありふれた凡庸なラブソングが、こんなにもリアルに生々しく、今も説得力を持って響いてくる。
Marvin Gaye / Sexual Healing
![]() | Midnight Love Marvin Gaye |
数多のソウル・シンガーの中でもマーヴィン・ゲイはひときわ別格の存在だ。
1939年生まれのマーヴィン・ゲイは、60年代よりモータウンレーベルにてキャリアを積み、タミー・テレルやキム・ウェストンとのデュエットも含み30曲以上のシングルをヒットチャートにのせている。1971年に従来のソウルミュージックの枠を超えたアルバム「What's going on」を発表。ダニー・ハザウェイ、カーティス・メイフィールド、スティーヴィー・ワンダーらとともに 黒人差別・ベトナム戦争・貧困などの苦悩を赤裸々に表現した「ニューソウル」というジャンルを確立した、云々・・・1984年に父親に射殺されるという非業の最期を遂げている。
マーヴィンの人生を要約するとそんな風に「What's going on」の存在がクローズアップされるけれども、マーヴィンの本質は、社会へメッセージ云々ではない。例えばカーティス・メイフィールドは民衆に強く団結を呼びかけ戦いを煽動するけれど、マーヴィンは戦わない。ただ弱いものや虐げられたものを見て涙を流し、自らの弱さを悲嘆し、愛してくれる女性に逃げ込む。
シルキーで滑らかなでやわらかな声とリズムに乗せて歌われる情けないほどの愛を乞う歌の数々。時には露骨過ぎるほどの性的表現。けれどそれは決して興味本位や女性蔑視のいやらしさではなく、愛情の表現手段の一つとしての性を見事に表現している。そこに描かれる男はやはり繊細で軟弱。そんなマーヴィンの弱さ、けれどその弱さこそがマーヴィンらしさだと肯定したい。
誰しも一人では弱い存在で、弱さをさらけだせる、補ってくれる相手が必要だ。(マーヴィンの表現を借りるならば)「波が高くて転覆してしまいそうな心の荒海」を、そんなことで乗り越えていけるのならば、それは決して罪を感じるべきことではないと思う。
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♪Sexual Healing
Ooh, now let's get down tonight
Baby I'm hot just like an oven
I need some lovin'
And baby, I can't hold it much longer
It's getting stronger and stronger
And when I get that feeling
I want Sexual Healing
Sexual Healing, oh baby
Makes me feel so fine
Helps to relieve my mind
Sexual Healing baby, is good for me
Sexual Healing is something that's good for me
Whenever blue tear drops are falling
And my emotional stability is leaving me
There is something I can do
I can get on the telephone and call you up baby, and
Honey I know you'll be there to relieve me
The love you give to me will free me
If you don't know the things you're dealing
I can tell you, darling, that it's Sexual Healing
Get up, Get up, Get up, Get up, let's make love tonight
Wake up, Wake up, Wake up, Wake up, 'cos you do it right
Baby I got sick this morning
A sea was storming inside of me
Baby I think I'm capsizing
The waves are rising and rising
And when I get that feeling
I want Sexual Healing
Sexual Healing is good for me
Makes me feel so fine, it's such a rush
Helps to relieve the mind, and it's good for us
Sexual Healing, baby, is good for me
Sexual Healing is something that's good for me
And it's good for me and it's good to me
My baby ohhh
Come take control, just grab a hold
Of my body and mind soon we'll be making it
Honey, oh we're feeling fine
You're my medicine open up and let me in
Darling, you're so great
I can't wait for you to operate
I can't wait for you to operate
When I get this feeling, I need Sexual Healing
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今夜
オーブンみたいに熱く燃えてるんだ
愛しあいたい
抑えきれないこの気持ち
どんどん強く強くなっていくんだ
セクシャル・ヒーリング
素敵な気持ちにさせてくれる
心の救済に手を貸してほしい
セクシャル・ヒーリング
憂鬱な涙が零れ落ちて
心の安定がどっかへいっちゃいそうだった
君を電話で呼び出したんだ
そして君が僕を救ってくれる
君の愛が僕を解放してくれる
それはいわゆる魂の取引なんだと思う
セクシャル・ヒーリング
さぁ、目を覚まして
やってみて
朝、目が覚めたら
僕の心の中の海は嵐のようだった
波が高く果てしなくて
転覆してしまいそうだった
セクシャル・ヒーリング
素敵な気持ちにさせてくれる
心の救済に手を貸してほしい
セクシャル・ヒーリング
コントロールして、しっかり握りしめて
一緒に、さぁ
Marvin Gaye / How sweet it is (to be loved by you)
![]() | The Very Best of Marvin Gaye Marvin Gaye 1965 |
♪How Sweet It Is To Be Loved By You
How sweet it is to be loved by you
How sweet it is to be loved by you
I needed the shelter of someone's arms and there you were
I needed someone to understand my ups and downs
and there you were
With sweet love and devotion
deeply touching my emotion
I want to stop and thank you baby
I just want to stop and thank you baby
How sweet it is to be loved by you
How sweet it is to be loved by you
I close my eyes at night,
wondering where would I be without you in my life
Everything I did was just a bore,
everywhere I went it seems I'd been there before
But you brightened up for me all of my days
With a love so sweet in so many ways
I want to stop and thank you baby
I want to stop and thank you baby
How sweet it is to be loved by you
How sweet it is to be loved by you
You were better to me than I've been to myself
For me, there's you and there ain't nobody else
I want to stop and thank you baby
I just want to stop and thank you baby
[Repeat and fade:]
How sweet it is to be loved by you
How sweet it is to be loved by you
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あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
奴等の手から逃れるために隠れ家が必要だった
そこにあなたがいてくれた
調子に乗ったり落ち込んだりしてばっかりの僕のこと
理解してくれる誰かが必要だった
そこにあなたがいてくれた
甘い愛と好意で僕の感情の奥底を撫でてくれた
もう馬鹿げたことはやめるさ
あなたに感謝を捧げよう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
夜中に目を閉じたときにふと思う
あなたが僕の人生に現れなかったらどんなだったんだろうかと
何もかもが退屈で
どこへ行っても行ったことあるような感じがしてただろう
けどあなたが僕に光を与えてくれたんだ
甘い愛をいろんな方法で与えてくれる
もう馬鹿げたことはやめるさ
あなたに感謝を捧げよう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
自分自身でいられることもいいけれど
あなたといるのはもっと素敵
あなたさえいればほかに誰がいても同じこと
もう馬鹿げたことはやめるさ
あなたに感謝を捧げよう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
あなたから愛されることは、なんて素敵なことなんだろう
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マーヴィン・ゲイのラブソングをもう一曲。
肌と肌を重ねあい唇と唇を重ねあう、ただそれだけの行為がこんなにも気持ちがいいのは何故なんだろう。
そのとき僕らはたとえようもない幸福感に満たされる。
The Doors / The End
![]() | The Doors The Doors 1967 |
福島県の高校生による母親殺害事件。嫌な事件だ。
首を持って自首したこと、その前にネットカフェでDVDを見ていたことや2ちゃんねるへの書き込み、右腕も切り取られていたこと、母親に恨みはないこと、「人を殺してみたかった」という発言。
完全に心が壊れてしまっている。
少年による殺人事件の報に触れるたびに浮かんでくるのは、ザ・ドアーズの“ジ・エンド”。抽象的な表現で描かれる心の暗闇と幻想。
こんな曲だ。
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♪The End
This is the end
Beautiful friend
This is the end
My only friend, the end
Of our elaborate plans, the end
Of everything that stands, the end
No safety or surprise, the end
I'll never look into your eyes...again
Can you picture what will be
So limitless and free
Desperately in need...of some...stranger's hand
In a...desperate land
Lost in a roman...wilderness of pain
And all the children are insane
All the children are insane
Waiting for the summer rain, yeah
There's danger on the edge of town
Ride the king's highway, baby
Weird scenes inside the gold mine
Ride the highway west, baby
Ride the snake, ride the snake
To the lake, the ancient lake, baby
The snake is long, seven miles
Ride the snake...he's old, and his skin is cold
The west is the best
The west is the best
Get here, and we'll do the rest
The blue bus is callin' us
The blue bus is callin' us
Driver, where you taken' us
The killer awoke before dawn, he put his boots on
He took a face from the ancient gallery
And he walked on down the hall
He went into the room where his sister lived, and...then he
Paid a visit to his brother, and then he
He walked on down the hall, and
And he came to a door...and he looked inside
Father, yes son, I want to kill you
Mother...i want to...fuck you
C'mon baby, take a chance with us
C'mon baby, take a chance with us
C'mon baby, take a chance with us
And meet me at the back of the blue bus
Doin' a blue rock
On a blue bus
Doin' a blue rock
C'mon, yeah
Kill, kill, kill, kill, kill, kill
This is the end
Beautiful friend
This is the end
My only friend, the end
It hurts to set you free
But you'll never follow me
The end of laughter and soft lies
The end of nights we tried to die
This is the end
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これで終わりだ 美しき友よ
これで終わりだ ただ一人の友よ
僕らが立てた緻密な計画はこれで終わる
すべての戦いも終わる
安全もなく驚きもなく終わる
僕はもう二度とアナタの瞳を覗き込むことはないだろう
無制限に自由に何でも描いていいって言われても
一体何が描けるっていうんだ?
誰かの手がどうしたって必要なんだ
この絶望的な土地では
容赦ない痛みに愛も夢も見失って
子供たちは気がふれてゆく
まるで夏の雨を待つように
街外れは危険に溢れている
王様のハイウェイに乗りなさい
金鉱の中の不可思議な風景
王様のハイウェイに乗って西の国へ
蛇にまたがって
湖へ 古代の湖へ
その蛇の長さは7マイル
年老いて、冷たい皮の
蛇にまたがって
西の国はとても暮らしやすい
土地を手に入れて
そこで休息をとろう
青いバスが僕らを呼んでいる
青いバスが僕らを呼んでいる
運転手さん、さぁ連れて行ってくれ
夜明け前に殺人者は目覚め、ブーツを履いた
彼の顔はまるで古代人の面のようで
彼は姉妹の住む家にたどり着き
彼の兄弟と、そして彼自身に対面した
それから
ドアの前に立ち中をのぞきこむ
父さん あんたを殺したい
母さん あんたを犯したい
今こそそのとき
今こそそのとき
青いバスの裏で僕と会いましょう
青いバスに乗ってブルー・ロックを演ろう
コロス コロス コロス コロス コロス
これで終わりだ 美しき友よ
これで終わりだ ただ一人の友よ
自由はアナタを傷つける
アナタは決して僕にはついて来ない
柔らかなウソも微笑みもこれで終わる
僕らが死のうとした夜もこれで終わる
これで終わる
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ドアーズを聴いていたのはもうずいぶん前、十代の後半の頃のこと。
27歳でクスリで死んだジム・モリソンの紡ぎだす抽象的で幻想的な歌詞。何か魔術にかけられたようなくぐもった声。ドアーズの描き出す世界は、ねっとりした膜のようなものに僕を包み込んで精神の深い所へ連れ出し、妙にリアルなな質感を伴った幻の風景をたくさんみせてくれた。ある時期、ドアーズとジム・モリソンは僕の神様だった。
今、ドアーズを聴いてもあの頃のようには響かない。それは本当に、ある限定的な一時期に於いて有効なクスリのようなものだったのかもしれない。
十代半ば〜後半の男の子はみんな多かれ少なかれ心の中にある種の暗闇を持っている。その暗闇の中に臆病で獰猛な獣が棲んでいる。
男はそもそも常に生存競争にさらされていて、いつも自分の価値を何かと比較して測っている生き物だ。そんな中で自分の存在価値を見つけることでしか生きていけない生き物。競争の中で自分自身に自信を持てなかったり、自分の存在価値を見出せなかたったりしたときに、その鬱積が自分を抑圧している強者に向いたり、逆に自分より更に弱いものに向かったり、或いは自己の存在否定に向かったりする。
あの少年の心の闇に棲んでいた臆病で獰猛な獣は、噛みつかない限り逃げ場所がないと感じていたのだろうか。普通の神経であればよほどの強い恨みなしに人は人を殺せない。あれほどまでに残酷な行為の後ですら痛みを感じることがないほど少年の心は感情を失い、磨り減っていたのだとすれば、何がそれほどまでに彼を追い込んだのだろう。何にそれほどまでに追い込まれたのだろう。
僕がドアーズにはまっていた頃、僕はまだ童貞だった。まだ知らないその行為の感触を妄想しては悶々としていた時期と実は一致する。男の生存競争にとってのひとつの関門は、自分の遺伝子情報を持ったカプセルがその入り口にたどり着けるかどうか。多くの心の闇がもたらす少年犯罪のほとんどは、親の愛情の不在や孤立、親の愛情からの独立と自分自身が見つけなければいけない別の愛情への橋渡しのときに谷間に落っこちるような感じでおきるのではないかという気がする。ひょっとしたらこの少年の言う「人を殺したい」という欲求は、単に「女とやりたい」欲求が抑圧されて歪んだ形なのかもしれない。もっと言えば「愛されたい」という想いの変形。
多かれ少なかれ誰もが十代の後半の頃には心の中に暗闇を抱え込む。僕たちはその時期をどうにかやりくりして難破せずに大人の島へたどり着けた。それは実は紙一重だったのかもしれない、と今になって思う。
あの頃、本当に、生きることに真剣に思い悩んだ。たいした未来なんて自分自身に訪れるはずがないと思っていた。どってことない歩む価値のない人生をただだらだらと生きていくだけなのだと。あの頃の自分はまだ砂浜で波遊びをしていた程度でしかなかったのに、何を分かった風なことを嘯いていたのだろう。
あの頃の自分に言葉をかけることができるとすれば、こんなことを言うだろう。「生きていくことはそんなに悪いことばっかりでもないぜ。」って。
Nirvana / Smells Like Teen Spirit
![]() | Nevermind Nirvana |
♪Smells like teen spirit
Load up on guns and
Bring your friends
It's fun to lose
And to pretend
She's over bored
And self assured
Oh no, I know
A dirty word
hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello, how low?
With the lights out it's less dangerous
Here we are now
Entertain us
I feel stupid and contagious
Here we are now
Entertain us
A mulatto
An albino
A mosquito
My Libido
Yeah
I'm worse at what I do best
And for this gift I feel blessed
Our little group has always been
And always will until the end
hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello, how low?
With the lights out it's less dangerous
Here we are now
Entertain us
I feel stupid and contagious
Here we are now
Entertain us
A mulatto
An albino
A mosquito
My Libido
Yeah
And I forget
Just why I taste
Oh yeah, I guess it makes me smile
I found it hard
It was hard to find
Oh well, whatever, nevermind
hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello,hello, how low?
With the lights out it's less dangerous
Here we are now
Entertain us
I feel stupid and contagious
Here we are now
Entertain us
A mulatto
An albino
A mosquito
My Libido
Yeah, a denial
A denial
A denial...
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まず銃を調達して そして友達を連れてこいよ
見境なくしたり、ごっこしたりして楽しもうぜ
彼女はひどく退屈してるけど こんなに頑ななままじゃないか
おれ ひどい言葉 思いついた
ハローハローハローハローハローハローハローハローハローハロー
How Low?
明かりを消したほうが危険は少ない
ごきげんはどうよ? 楽しませてくれよ
ばからしさと虚しさしか感じないけれど
ごきげんはどうよ?楽しませてくれよ
ムラート
アルビノ
モスキュート
リビドー
物事をうまくこなすことが下手くそなんだ
このすばらしい才能に祝福された気分になるのさ
おれたちの仲間はいつもそんなんだったし
きっと最後までこのままなのさ
ハローハローハローハローハローハローハローハローハローハロー
ひどいもんだな
明かりを消したほうが危険は少ない
ごきげんはどうよ? 楽しませてくれよ
ばからしさと虚しさしか感じないけれど
ごきげんはどうよ?楽しませてくれよ
混血児
白子
蚊
性的衝動
もう忘れてしまった
なぜ味わいたいのかを
そう たぶん笑いたかったんだろう
まったく 難しかったよ
たかがそんなことが とても
でもいいや どっちみち まるで気にしない
ハローハローハローハローハローハローハローハローハローハロー
How Low?
混血児
白子
蚊
性的衝動
否定
拒絶
否定
否定
否定
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十代の暗闇をもう一曲書こうとしてこの曲を選んだものの、実はこの曲のタイトルの「Teen Spirit」はデオドラントの名前で、「十代の精神を今でも持っている」という賛辞ではなく、「“ティーンスピリット”の匂いがする」程度の意味なのだそうだ。いずれにせよこの曲は1991年のアメリカを覆いつくし、いわゆるグランジ・ロックの火付け役となり、形式的なヘヴィメタルのシーンからの退場を迫る大ヒットになった。
この曲の作者、カート・コベイン。僕よりわずか10日ほど早くアメリカ西海岸シアトルで生まれている。そして僕が今の会社に就職した1994年に、ショットガンで自殺している。僕は40歳になったけれど、奴は永遠に27歳でもはや同い年ではなくなってしまった。
カート・コベインは、この曲を深読みされるのを嫌い「意味はない。ただのゴミだ。」と主張していたらしい。多分そうなのだろう。そのとき思いついたフレーズをつなぎあわせた支離滅裂な世界。その全体に漂う自嘲的なまでの絶望感。
「反抗」や「反逆」までもがパロディに取り込まれてしまった90年代にはもはや、絶望すら自嘲するしかなくなっていたのだと思う。嘲笑するしかない時代の中で、子供たちの夢は幼いうちから摘み取られ、いい子ちゃん養成ギプスをはめられて学校で飼育され、ギプスの効果で嘲笑と退屈しのぎだけは大人たちよりも格段に上手くなった…そんな世代の子供たちの気分に見事にはまったのだろう。
呪文のように繰り返される「Hello」。目の前の相手に向かって本当は発したいその言葉が、実際発音される時には「How Low?」になってしまう心の歪み。それこそが心の暗闇。カート・コベインはその暗闇に真正面から向かい合って、暗闇に飲み込まれてしまった。
誰もが実はエッジの上を歩いている。一歩足を踏みはずせばその下には真っ暗な闇が口を開けて待っている。バランスをしっかり保って、足踏みはずさないように歩かなければならない。ストレスフルな時代だと思う。
Patti Smith [Twelve]
![]() | Twelve Patti Smith 2007 |
久しぶりにニュー・リリースのCDを買った。パティ・スミスのニュー・アルバム。たくさんのベテラン・アーティストの新譜が出るたびに「もう次のアルバムは買わない」と思うことが増えてゆく。その作品が今までの作品より新しく発表される意味合いを失っている、というような意味で。
そんな中でパティ・スミスだけは、96年の[Gone Again]で94年の最愛の夫フレッド・スミスの喪からの復帰以降、全作品がコンスタントに素晴らしい。過去の自己模倣に陥らず、今の時代・今の自分自身を投影した作品を毎回送り出してくれている。しかも、リリースのたびに力強くさえなっていくような気さえする。
そのパティの今回のアルバムはいわゆるカヴァー・アルバム。と言っても「ロックの名曲をパティ・スミスが歌いました」的なものではない。今の時代にこの歌をパティが歌う必然性が感じられる12曲。ストーンズやジミヘン、ディラン、ニール・ヤング、ドアーズなどの曲はさもありなん、って感じだけれど、そのうちで一番意外かつぴったりはまったのが85年のティアーズ・フォー・フィアーズのEverybody wants to rule the world。なじみのカフェで世界情勢について考えていた朝にラジオから流れたのがこの曲だったらしい。
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♪Everybody wants to rule the world
Welcome to your life
There's no turning back
Even while we sleep
We will find you acting on your best behavior
Turn your back on Mother Nature
Everybody wants to rule the world.
It's my own design
It's my own remorse
Help me to decide
Help me make the most
Of freedom and of pleasure
Nothing ever lasts forever
Everybody wants to rule the world.
There's a room where the light won't find you
Holding hands while the walls come tumbling down
When they do I'll be right behind you.
So glad we've almost made it
So sad they had to fade it
Everybody wants to rule the world.
I can't stand this indecision
Married with a lack of vision
Everybody wants to rule the world
Say that you'll never never never never need it
One headline why believe it?
Everybody wants to rule the world.
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あなたの人生へようこそ
もはや後戻りはできないのよ
眠りについている間ですら一番適した振る舞いをすること
それを演じているあなたの姿を見ることができるわ
母なる自然界にはもう戻れない
誰もが世界に規範を求めている
それは自分自身で描いたもので
自分自身の責任によるもの
決心の手助けをしてほしいの
少しでも多くの手助けを
自由も楽しみも
全ては永遠に続きはしないのよ
そして誰もが世界に規範を求めている
部屋の中で壁が倒れてくるのを必死で手で押さえている
そんなあなたに光が届かない世界
私はそんなあなたのすぐ後ろに立っていたのね
世界のほとんどを私たちの手で作り上げたことへの感謝
それが衰えゆくことへの悲しみ
誰もが世界に規範を求めている
その優柔不断さが我慢できないの
ヴィジョンが不足したまま結婚するなんて
誰もが世界に規範を求めている
そんなもの絶対絶対絶対必要ないとあなたは言い張るけれど
じゃあどうしてそのヘッドライン・ニュースを信用するのかしら?
誰もが世界に規範を求めている
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映像で見たパティはさすがに60も過ぎ貫禄のある顔つき・体つきになっている。まるで、ロック界のマザー・テレサか瀬戸内寂聴かというような面持ちだ。
けれど一方で彼女は今も現役で、決して老け込んではいない。
パティは、カバー写真のタンバリンについて、アルバムに寄せたコメントの中でこんな風に書いている。
「このタンバリンについて。ロバート・メイプルソープに会ったのは1967年の夏だった。収録曲12曲のうち4曲がリリースされた年。ロバートは山羊の皮を伸ばして、その表面に私の星占いの星座を刺繍し、リボンをつけてくれた。そしてこのタンバリンを1967年12月30日、私の21歳の誕生日にプレゼントしてくれたのだった。」
写真家ロバート・メイプルソープはパティと同い年で、1989年に42歳でエイズで亡くなった。ゲイだった。
パティのこのコメントの向こうに、21歳のパティとまだノーマルだったロバートの若き日の夢と野望に満ちた姿が見える。60歳を過ぎた今もパティの中ではそのときのことが昨日のことのように呼吸をしているのだと思う。美しい過去の思い出としてではなく、今自分がここに在ることにつながる重要な事実として。40年も前のことが、ですよ。それはものすごいことだし、とっても素敵なことだと思う。
そしてそんな彼女だから、自己模倣に陥ることなく今も現在を呼吸した作品を生み出し続けることができるのだと思う。
The Allman Brothers Band / Midnight Rider
![]() | Idlewild South The Allman Brothers Band 1970 |
♪Midnight Rider
Well, I've got to run to keep from hidin',
And I'm bound to keep on ridin'.
And I've got one more silver dollar,
But I'm not gonna let 'em catch me, no,
Not gonna let 'em catch the Midnight Rider.
And I don't own the clothes I'm wearing,
And the road goes on forever,
And I've got one more silver dollar,
But I'm not gonna let 'em catch me, no
Not gonna let 'em catch the Midnight Rider.
And I've gone by the point of caring,
Some old bed I'll soon be sharing,
And I've got one more silver dollar,
But I'm not gonna let 'em catch me, no
Not gonna let 'em catch the Midnight Rider.
No, I'm not gonna let 'em catch me, no
Not gonna let 'em catch the Midnight Rider.
No, I'm not gonna let 'em catch me, no
Not gonna let 'em catch the Midnight Rider.
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隠れ続けなきゃ 逃げ続けなきゃ
だから転がし続けていくのさ
もう1ドル銀貨をくれないか
けど、決して奴等にゃ捕まりはしない
真夜中のライダーを
奴等は決して捕まえられはしない
服すらまともに持ってないけど
道は永遠に続いてゆくのさ
もう1ドル銀貨をくれないか
けど、決して奴等にゃ捕まりはしない
真夜中のライダーを
奴等は決して捕まえられはしない
お気に入りの店へ行ったんだ
古いベッドを手に入れて、もうすぐ届くだろう
もう1ドル銀貨をくれないか
けど、決して奴等にゃ捕まりはしない
真夜中のライダーを
奴等は決して捕まえられはしない
真夜中のライダーを
奴等は決して捕まえられはしない
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どちらかといえば重い現代社会の「今」を表す閉塞的な曲が並んだパティ・スミスの最新アルバム『Twelve』の中で、唯一風が吹きぬけるような印象の曲がこのオールマン・ブラザース・バンドのMidnight Rider。
え、こんな曲だったっけ、とオールマンの古いアルバムを聴きなおしてみてとっても悪くない気分。けど、この曲でも素晴らしいスライド・ギターを披露するデュエイン・オールマンは、この翌年、バイクで対向車線にはみ出してトラックにはねられ亡き人になった。皮肉なことに、真夜中のライダーの命を、奴等は捕まえてしまったのだった。
パティはこの曲に関して「この曲を選んだのはただ歌いたかったから。」と。そして「バタバタ急ぐこともせずただ自由にプレイした。広野を一人馬で駆け抜け、丘へ上るライダーの気分。絶対に捕まるもんかという自信に満ちて」とコメントを寄せている。
絶対に捕まらないという自信に満ちて。中途半端におどおどしちゃだめ。根拠なんかなくってもいい。絶対に捕まらない。大切なのはそれを心から願うこと、念じること、疑わないこと。
オールマン・ブラザース・バンドは、デュエインを失った後も紆余曲折がありながら今もプレイし続けている。その姿はもはや奴等の手から逃げ切った安堵感でお迎えを待っているようにすら見えるけれど、とにかく彼らは逃げ切ったのだ。そのことに敬意を表したい。
Derek & The Dominos [Layla and Other Assorted Love Songs]
![]() | Layla and Other Assorted Love Songs Derek & The Dominos |
今でこそ渋くてダンディなオジサマとして世間に認知されているエリック・クラプトンだが、60年代後半はサイケデリックに塗り倒したギターをギンギンに弾きまくり、「ギターの神様」と呼ばれていた。
超絶技巧を誇るジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーと組んだクリームは、ブルースを解体して研ぎ澄まし、それぞれの演奏技術を極限まで極めた、まるで格闘技のような音楽だった。それはきっと若きクラプトンにとってスリリングな作業だったに違いない。けれど同時にその3人から弾き出されるように産み落とされた音楽は、少年時代にクラプトンが衝撃を受けたリアルなブルースとはかけ離れた場所にある音楽だったような気がする。
クリーム時代のクラプトンの演奏からは、好きでやっているというよりは先の高みに登りつめるためには乗り越えなければならないような、そんな必死の形相が見える。己の限界に挑戦するような息詰まるようなテンションの高さ、それが聴いている側を興奮させもするし、息苦しくもさせるのだ。まるで苦行に挑戦する僧侶のような孤高の姿。(それ以前のヤードバーズやブルースブレイカーズ時代の淡々と渋くブルース・フレーズを弾きこなす姿は、その例えでいえば修行時代ってことになるだろうか。)
クリームでのハードなバトルに疲れ、インプロヴィゼーションのための音楽に疑問を抱いたクラプトンは、ブルースの原点に戻ろうとする。クリーム解散後、ブラインド・フェイスを結成したクラプトンだが、ザ・バンドやデラニー&ボニーといったアメリカ深南部のディープな音楽世界に心を洗われてブラインド・フェイスを解散し、デラニー&ボニーのいちギタリストとしてツアーに参加するのが1969年。デレク&ザ・ドミノスは、そのバックバンドにデュエイン・オールマンが参加して1970年に結成され、たった一枚のこのアルバムを残した。
ドミノスでの演奏から聴こえてくるのはクリームでの息苦しさとは無縁の、初めて自分を解放して自分らしく自分の思うままにプレイできる楽しさや、そんな音楽を一緒にプレイできる仲間に出会えた喜び、そして音楽にかける情熱が迸るように溢れている。「もうこれさえ実現したら死んでも本望だ」くらいの勢いで、ありったけのベストを尽くして完全燃焼している、そんな潔い心地よさ。喜びを湛えた素直なこぼれんばかりの笑顔、悲しみはまっすぐに受け止めて号泣し、胸に抱えた苦しみをありのままに告白し、不実の恋に身を焦がしてはありったけの情熱で恋しい気持ちを叫ぶ、そんなまっすぐな感情に溢れた演奏。
クラプトンのこんな表情の演奏は、実は後にも先にも聴く事ができないものだ。
エリック・クラプトン、そのとき25歳。
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Keep On Grownig
I was laughing,
Playing in the streets, I was unknowing;
I didn't know my fate.
Playing
The game of love, but never really showing;
I thought that love could wait.
I was a young man and sure to go astray.
You walked right into my life and told me love would find a way
To keep on growing, keep on growing, keep on growing.
I was standing,
Looking in the face of one who loved me,
Feeling so ashamed.
Hoping,
And praying, Lord, that she could understand me,
But I didn't know her name.
She took my hand in hers and told me I was wrong.
She said, you're gonna be all right boy, oh just as long
As you keep on growing, keep on growing, keep on growing. Yeah, yeah, yeah.
Maybe,
Someday baby, who knows where or when, Lord,
Just you wait and see.
We'll be walking,
Together hand in hand, alone forever;
Woman just you and me.
'Cause time is gonna change us, Lord, and I know it's true;
Our love is gonna keep on glowing and growing and it's all we gotta do.
Keep on growing, keep on growing, keep on growing. Yeah, yeah, yeah.
Keep on growing, keep on growing, keep on growing
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街角で遊び呆けて
あの頃はただ笑っていた
何も知らなかった
自分の運命ってものを
本心をさらけ出すことなく
恋のゲームを弄びながら
愛なんて待たせておけばいいと思っていた
僕はまだ若く
確かに道に迷っていた
あなたが現れて、愛を語ってくれたから
歩むべき道を見つけることができた
まだまだ大きくなってゆくよ
僕を愛してくれる人をじっと見つめていた
照れながら
彼女が僕のことわかってくれたらどんなにいいだろう
けれど彼女の名前すら知らない
彼女は僕の手をとって、「ごめんなさい」って
「あなたはもう大丈夫だから。
もっと大きくなりなさい」って言ったんだ
たぶん
いつかどこかで
誰も知らないけれどあなたは待ってくれている
僕らは手に手をとって歩くんだ
二人っきりで
時は僕らを変えてゆく
それは本当だ
僕らの愛はまだまだこれから
大きくなっていく
大きくなっていくんだ
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このアルバムの録音の直後、敬愛していたジミ・ヘンドリクスがドラッグで死亡、更に翌年にはデュエイン・オールマンがバイク事故で死亡。内気で繊細なクラプトンにとって、本当に心から分かり合える友人を失ったことは大きな出来事だった。クラプトンはそんな出来事の中で次第に酒とドラッグに溺れ、少しずつ自分を見失い、まともに音楽と向き合うことすらできず、シーンから姿を消してゆく。後の回顧で「本当は僕があちらへ行くべきだったとずっと思っていた」というようなことを語っているけれど、そんなクラプトンは荒々しい人生の波を乗り越えていくにはイノセント過ぎたのかもしれない。
ドラッグ中毒から復帰後のレコードでは、良くも悪くもこのアルバムで聴けるキラキラしたイノセンスは失われてしまっている。それは仕方のないことだ。だからこそ、このアルバムに残されたピュアでオネストな演奏をより愛おしく感じるのだと思う。
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♪It's too late/Derek & The Dominos
Eric Clapton [461 Ocean Boulvird]
![]() | 461 Ocean Boulevard Eric Clapton 1974 |
酒とドラッグに溺れシーンから遠ざかっていたクラプトンは、3年のブランクをおいて1974年にこのアルバムでカムバックを果たした。タイトルの[461OceanBoulvird]は録音したスタジオの住所とのこと。マイアミのリゾート風のリラックスしたムードの中でセッションが繰り広げられた様子ののんびりゆったりした音楽は、レイドバックと呼ばれた。
かつて「ロック3大ギタリスト」と称されたジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンで、ジェフ・ベックはベック・ボガード・アピスでそれぞれ轟音でエレキギターを轟かせハードなロックを演奏していたのとは対照的に、このアルバムからそんなハードなギターのフレーズは聴こえてこない。聴こえてくるのはのんびりほんわか、どこか間延びしたようなゆったりしたカントリィみたいな音ばかり。発表当時「クラプトンはギターを弾けなくなった」と揶揄されたらしいけれど。
このアルバムは、クラプトンの「ギターの神様」からの決別宣言なのだと思う。
ブルースが好きで好きで純粋に忠実にその音を再現することだけを追求してきたクラプトンは、いつのまにか“ギターの神様”と呼ばれ派手で激しいフレーズを弾き出すことを求められてゆくギャップに苦しんでいた。心から自分が楽しめる音楽を演ろうとして仲間の死に打ちひしがれて心の闇に迷い込んでしまった。
そんな自分から決別するための3年。
「周りの誰が何を言おうと自分は自分の気持ちの求めるままのことをやるだけ。もはや“ギターの神様”でいる必要はない、そんな世界からはもう降りた。たまたま生き残ってしまった残りの人生もはやおまけみたいなものなのだから、気持ちの赴くままに思いのままにやっていくさ。」
のんびりほんわかしたムードの向こうに、そんなひりひりした痛みとあきらめと人生を一度捨てた開き直りをひしひしと感じるのだ。
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Give me strength
Dear Lord, give me strength to carry on.
Dear Lord, give me strength to carry on.
My home may be out on the highway,
Lord, I've done so much wrong
But please, give me strength to carry on.
Dear Lord, give me strength to carry on.
Dear Lord, give me strength to carry on.
My home may be out on the highway,
Lord, I've done so much wrong
But please, give me strength to carry on.
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神よ、私に、強さを授けてください。
これからも続けていけるだけの強さを。
私の魂の故郷はハイウエイを降りた所。
たくさん過ちを冒してきました。
どうか、強さを授けてください。
これからも続けていけるだけの強さを。
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Please be with me
Oh my word, what does it mean?
Is it love or is it me
That makes me change so suddenly?
Looking out, feeling free.
Sit here lying in my bed,
Wondering what it was I'd said
That made me think I'd lost my head,
When I knew I lost my heart instead.
Won't you please read my signs, be a gypsy.
Tell me what I hope to find deep within me.
Because you can find my mind, please be with me.
Of all the better things I've heard,
Loving you has made the words
And all the rest seem so absurd,
'Cause in the end it all comes out unsure.
Won't you please read my signs, be a gypsy.
Tell me what I hope to find deep within me.
Because you can find my mind, please be with me.
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僕の言葉は何を意味する?
愛について?
自分自身について?
それは突然やってきて変わってしまう
色眼鏡なしに見てみてよ
ここに座って 僕のベッドに寝転んで
僕のいったことが何だったのか考えている
そしてわけがわからなくなってしまうんだ
僕の溜息から読み取ってくれないか
ジプシーみたいに
そして教えてよ
僕の心の奥底が知りたいんだ
君には見えているのだろう?
だからいっしょににいてほしい
今まで聞いたことのうち一番こましなことは
愛する気持ちも言葉から生まれるってこと
休息はすべて不合理に見えるけれど
結局のところなんであれ確信なんてないから
僕の溜息から読み取ってくれないか
ジプシーみたいに
そして教えてよ
僕の心の奥底が知りたいんだ
君には見えているのだろう?
だからいっしょににいてほしい
Eric Clapton / Wonderful Tonight
![]() | Slowhand Eric Clapton |
[461 OceanBoulvird]の後、1975年[There's One in Every Crowd]、1976年[No Reason to Cry]と年に一枚のペースで作品を発表してきた。それらはともに[461]の延長上にある、リラックスしたのんびりほんわかなレイドバック・サウンドで、まるでリハビリ中のホスピスからの便りような作品だった。
クラプトンが、本当にもはや揺らぐことなく確固とした自分を取り戻したのはこの1977年作[Slowhand]。
かつてギターの神様と呼ばれた頃のニックネームをあえてタイトルに冠し、クリーム時代の“Sunshine of your love”を彷彿とさせるようなギターのリフで始まる“Cocaine”。その中に、もうあの頃の弱さからは脱却した、これからはこの路線でずっとやっていくんだ、といった強い意志を感じる。
そして、大ヒットした“Wonderful Tonight”。なんてでれでれしたラブソングなんだと訳しながら照れてしまったけれど。
そこにはドラッグ中毒から抜け出して、安定した作品を積み上げてきたクラプトンの、揺るぎない場所を見つけた安息の境地が伺える。
「揺るぎない場所を見つけた」というよりは、「二度と揺らがないためにこの場所に留まることを選んだ」といった方が正しいのかもしれないな。
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♪Wonderful Tonight
It's late in the evening; she's wondering what clothes to wear.
She puts on her make-up and brushes her long blonde hair.
And then she asks me, "Do I look all right?"
And I say, "Yes, you look wonderful tonight."
We go to a party and everyone turns to see
This beautiful lady that's walking around with me.
And then she asks me, "Do you feel all right?"
And I say, "Yes, I feel wonderful tonight."
I feel wonderful because I see
The love light in your eyes.
And the wonder of it all
Is that you just don't realize how much I love you.
It's time to go home now and I've got an aching head,
So I give her the car keys and she helps me to bed.
And then I tell her, as I turn out the light,
I say, "My darling, you were wonderful tonight.
Oh my darling, you were wonderful tonight."
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日もとっぷり暮れてから
彼女は何を着ていこうかと考える
メイクして
長いブロンドの髪を梳く
「ねぇ、どうかしら」と彼女は尋く
「あぁ、とっても素敵だよ」と僕
パーティーに出かけると
みんなが振り返る
僕と連れ添って歩く美しい女を見て
「ねぇ、気分はどう?」
「あぁ、素敵な夜だね」
君の瞳の中に愛の光が映っているのが見えるから
それが僕を素晴らしい気分にしてくれる
僕がどれほど君を愛しているかって事
君が本当に分かってくれているのかどうかがとても悩ましい
家に帰る時間だ
少し飲みすぎてしまった
君に車のキーを預け
僕がベッドにたどりつくのに手を貸してくれる
明かりを消して彼女は言う
「ねぇ、あなた今夜素敵だわ」
嘉門雄三&VictorWheeels [ 嘉門雄三&VictorWheeels Live!]

嘉門雄三&&VictorWheeels
嘉門雄三&VictorWheeels Live!
1982
クラプトンを立て続けに聴いてたら聴きたくなったのがこのレコード。
小林克也のMCに続いて、のっけからO.V.ライトの“Trying to live my life without you”で始まり、ビリー・ジョエルやらザ・バンド、B面はクラプトン・メドレーにディラン、ビートルズ。
嘉門雄三って誰?って、声を聴けば一聴瞭然、サザン・オール・スターズの桑田佳祐その人。後のKUWATA-BANDの原型になったようなメンバーとの覆面洋楽カバーライヴの模様を収めたアルバム。
このアルバム、僕はカセット・テープで持ってますが、実はCD化されてないらしいね。そのへんのこだわりは桑田佳祐らしいけれど、とってもいい作品だから再発してほしいですね。
サザン・オール・スターズが「勝手にシンドバッド」でデビューした時、僕は小学校6年生。修学旅行のバスの中で誰もが「今何時?」「そうねだいたいねぇ〜」って真似してたのを覚えている。そんなガキンチョたちが異性にときめく頃に出た「いとしのエリー」にドキドキし、そして洋楽を聴いてるのがカッコイイって思い始めた頃に出たこのアルバムが、洋楽への入り口になった。
その後サザンはほとんど聴いてこなかったけれど、高校生の頃はまってた“不揃いのりんごたち”みたいに、僕らの世代のB.G.Mとしていつもどこかで聞こえていたサザン・オール・スターズ。
あのとき修学旅行のバスで一緒に騒いでいた奴等が、今どこで何をしているのかまったく知らないけれど、それぞれの人生のそれぞれのポイントで、サザン・オール・スターズが流れていたのではないか、と思う。それは何かほんの少し心温まることのような気がするのです。
斎藤 誠 / La-La-Lu
![]() | LA-LA-LU 斎藤誠 1983 |
懐かしいレコードといえば、思い出したのが斎藤誠。
メジャーなんだかマイナーなんだかよくわからないけれど、今も現役でプレイしているシンガー&ギタリスト。桑田佳祐の青山学院大学時代の後輩で、大学卒業時に桑田に進路相談したら「お前が音楽を辞めるのは10年早い」と言われたとか言われなかったとか。
サザンよりも斎藤誠のお茶目で素直で飄々とした感じが好きだったなぁ。
「LA-LA-LU」は、そんな斎藤さんのファーストアルバムの一曲目。
これから歩んでいく道への決意を淡々と表明したアコースティックなバラード。
良く晴れた昼下がりに、青空に吸い込まれるように、心に沁みる。
あの頃も、今も、何も変わってなどいないのかもしれないね。
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誘われるまま歩いてるだけ
夢の中へ
他の事は忘れきってしまうだけ
振り返りもせず 素敵な歌だけを
心に抱いて探し続けてしまうような
誰かに言わせれば馬鹿なことと笑うだろう
おかしな奴だと思うだろうけど


















